9月18日に始まった星組宝塚大劇場公演も早くも折り返し地点に来ました。
12日には新人公演も行われます。
星組の若手の活躍が楽しみですね。
そんな中タカラヅカニュースでは星組天寿光希を迎えての『男役のすゝめ』が放送されました。
男役のすゝめ <星組>
前回の宙組に続いて今回は星組。
講師(と言っていいのかな?)は91期生、研14のてんてん(天寿光希)です。
<其の一>では下級生の朱紫令真と<其の二>では夕陽真輝と一緒に男役について語り合いました。
<其の一>朱紫令真
あかっしー(朱紫令真)は100期生で研8。
あかっしーが宝塚の男役になりたいと思ったきっかけは2009年の星組全国ツアー『再会』 『ソウル・オブ・シバ!!』を観劇し、雷に打たれたように感動したからだそう。
それからも星組を中心に観劇していたので、入団して星組に配属されて毎日幸せを感じているそうです。
そして、ターニングポイントになった作品は、研4の時の『ドクトル・ジバコ』と研6の時の『龍の宮物語』。
『ドクトル・ジバコ』にはてんてんもコマロフスキー役で出ていましたが、あかっしーにアドバイスした時にかなり厳しく指導したそう。
てんてん曰くあかっしーは研4らしからぬ貫禄と落ち着きで、他の研4の子よりも大きなものを求められていると感じたゆえだったようです。
もう一つの『龍の宮物語』にもてんてんは龍神様の役で一緒に出ていました。
あの作品のあかっしーの役は白川鏡介という青年期から晩年期まで通して演じる役で、一人の人生を生きてみたいという夢がかなった役だったとか。
その時もタバコを吸う仕草などを研究して、てんてんから「様になってきたね」と言ってもらって『天寿さんに認められた』とすごく励みになったんだそうです。
あかっしーが言うにはてんてんのアドバイスはいつもすごく抽象的な例えをするそうで、てんてんにしかできないような大きな世界観のアドバイスなんだとか。
「この役だったらどんな世界が広がってる?」というようなアドバイスの仕方だそうで、あかっしーが一から役を作る楽しさを知った役だったと話していました。
そのてんてんは下級生から学ぶことはめちゃくちゃ多いと言っていて、メンタル面でもそうだし、ちょっとアドバイスをもらったことでどれだけ成長するんだろうということに感動するんだそうです。
それを聞いて、てんてんの謙虚さと上級生としての包容力をすごく感じました。
<其の二>夕陽真輝
まっきー(夕陽真輝)は101期生、研7です。
男役になりたいと思ったきっかけは、周りから宝塚を勧められて初めて瀬奈じゅんさんの『ME AND MY GIRL』のDVDを観たことだそう。
その『ME AND MY GIRL』のパレードで大階段を降りてきて瀬奈じゅんさんが横揺れをしたそのカッコ良さに心をわしづかみにされたんだそうです。
うん、分かります!
あの横揺れは私もハートをわしづかみにされました!
入団した最初は苦労したけれど、経験していくうちにどんどん男役が好きになっていったということでした。
そして今一番思うことは心根が深い男役になりたいということ。
心が一番大事だということは、てんてんもすごく分かると共感していました。
そしてもう一つまっきーは色の使い方を意識しているんだそうです。
最近塗り絵にハマっていて、色の濃さの違いや組み合わせによって印象が変わることを楽しんでいるそうで、そこにはてんてんも「自分もその感覚よく分かる」とすごく食いついていました。
てんてんはよく自分が見たもの感じたものを絵に描くということをしているそうで、「今度それに色をつけてみます」とまっきーの言葉から発想を得たという感じで言っていました。
それを言われたまっきーは恐縮していましたが、またまたてんてんの謙虚な面が垣間見えた瞬間でした。
まっきーから下級生へのアドバイスの仕方を尋ねられて、相手のよいタイミングで言ってあげるのが大事だというようなことを答えていました。
星組の下級生の中での天寿光希の存在感
今回の『男役のすゝめ』を見ていて思ったのは星組の下級生にとっててんてんの存在はすごく大きいんだなということでした。
研14になり星組の中では組長副組長に次ぐ位置にいるてんてん。
もともと91期生の主席でしっかりした印象ですが、男役としても順調に経験を積み重ねてきて頼れる上級生になっていることが伺われます。
NOW ON STAGEなどスカイステージの番組には必ず登場しますし、『男役のすゝめ』や以前あった『男役道』などのコーナーにもしょっちゅう登場します。
星組下級生の皆んなが天寿さんの男役としての姿勢やスキルを学びたいと思ってるのもそれらを見ていて感じられます。
思えば紅5の末っ子として、癒やしキャラで押し出していたあのてんてんがこんなに大きくなったなんて。
なんかつい親心のような感じで見てしまいます(笑)
公演でも最近はなくてはならない大きな役ばかり任せられるてんてん。
もう紅5の最後の一人なんてちっちゃい見方ではなくて、星組に欠かせない大事な上級生として見ています。
これからも星組の下級生を導くお父さんのような存在で、舞台でも作品をまとめるキーパーソンとして長く長く活躍していってほしいと願っています。
てんてん頑張れ〜
読んで頂き、ありがとうございました。
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