昨日急遽中止が発表された花組公演ですが、明日4月23日からの再開が発表されました。
代役とは書いていないので、発熱した出演者は回復したということなんでしょうね。
それならいいのですが、無理はしてほしくないですからね。
また休演していた美空真瑠くんと花綺ちさとちゃんも明日から復帰するということです。
それでもやはり4月25日の予定だった新人公演は5月2日に日程変更となるそうです。
日程が変わったことで観られなくなってしまう方には本当に気の毒だと思いますが、新人公演メンバーの負担のことを思うと致し方ないことだと思います。
さて、今日のタカラヅカニュースでは112期生の音楽学校入学式と、せおっち(瀬央ゆりあ)はじめ星組の娘役4名が出席した宝塚市制70周年記念式典の様子が流れました。
宝塚市制70周年記念式典はYouTubeでリアルタイムで視聴しましたが、せおっちの凛とした美しい姿と綺麗な歌声に惚れ惚れしました。
タカラヅカニュースではダイジェストでしたが、大きな画面でもう一度見られて嬉しかったです。
今回は先週のタカラヅカニュースで放送された月組の突撃レポートについて書きたいと思います。
月組 宝塚大劇場公演『Eternal Voice 消え残る想い』『Grande TAKARAZUKA 110!』 突撃レポート
月組宝塚大劇場公演の突撃レポートは、れいこちゃん(月城かなと)、うみちゃん(海乃美月)、ちなつちゃん(鳳月杏)の3人と、スカイ・レポーターズのやすくん(佳城葵)・せんちゃん(麗泉里)の5人でした。
これがれいこうみコンビの最後の突撃レポートになります。
そして同じくこの公演で退団するせんちゃんにとっても最後の突撃レポートとなりますね。
『Eternal Voice 消え残る想い』の見どころ
まずはお芝居の『Eternal Voice 消え残る想い』について、舞台に来て改めて好きになった場面など、見どころを語りました。
いくつか話が出た中でとくに印象に残ったのは…
プロローグ
れいこちゃん(月城かなと)が好きな場面はプロローグ。
ドライアイスのスモークが出てきたり衣装がヴィクトリア朝のシックな色合いで素敵なのもあるけど、出演者が役とは関係なく出ているのにそれぞれの思いが表れているのがいいそうです。
役として出ている訳ではないのに、それぞれが生きていく上での思いといったしっかりとした軸を持って舞台に出ている、その姿が好きなんだそう。
そこが月組らしいなと思うそうです。
芝居に重きを置いているれいこちゃんらしい見方だなと感心しました。
月組のトップとして、そういう芝居の月組らしさが頼もしいなという風に思いながら見ているんですね〜
小道具のファイル
ちなつちゃん(鳳月杏)が面白いと思うのは小道具のリアルさというか遊び心があるところのようです。
秘密局の小道具で、ファイルの中に『鳳月』と自分の名前を見つけたんだとか。
れいこちゃんから「それは秘密局の“要注意人物の捜査リスト”に載ってるんですよ」なんてからかわれてましたがw、「そうなのか」と納得してたちなつちゃんが可愛い(笑)
自分の名前があったようにきっと他のみんなのファイルにもいろいろ書いてあるんだろうなと思って、その小道具の凝り具合が楽しいと言ってました。
宝塚の舞台はセットだけでなく小道具もとてもリアルに作られていますが、要所要所にちょっとしたお遊びがあるのも面白いですよね。
演出の先生のこだわりなのか、小道具さんのいたずらなのか…(笑)
観客には見えない所でもそういうお遊びがあって、それに出演者が気付いてこうやって話してくれるのが楽しいです。
『Grande TAKARAZUKA 110!』の見どころ
続いてショー『Grande TAKARAZUKA 110!』の見どころもいくつか語られましたが、その中で気になったところは…
プロローグの映像
うみちゃん(海乃美月)が教えてくれたのは、プロローグの映像がすごいということでした。
幕が開く前の映像で歴代のトップコンビやポスターなどが映って、その中にれいこちゃんとうみちゃんコンビのもあって、最後月の形に絞られていってそこから幕が開くとれいこちゃんがいるという演出なんだとか。
うみちゃんやちなつちゃんは出番前にモニターでその映像を見ているそうなんですが、その時板付いているれいこちゃんはどうやら全く知らなかったようです。
「えええ~っ」ってびっくりしてましたからね(笑)
そういうのって舞台稽古の時とかに見せてもらえないもんなんですね〜
できればれいこちゃんにも見せてあげてほしいなと、話を聞いていて思っちゃいました。
それにしてもオープニングのその演出は胸熱ものですね〜
観るのが楽しみです。
男役の黒燕尾
れいこちゃんがショーで好きな場面は男役の黒燕尾の場面だそうです。
銀橋に行ったところで曲が「宝塚我が心の故郷」になる瞬間が好きだとれいこちゃんが話すのを聞いて、ちなつちゃんも「わかる〜」としみじみしてました。
「誇りに感じてドヤっちゃう」んですって(笑)
この曲で黒燕尾ができるのがありがたくて毎回身が引き締まると話すれいこちゃんでした。
この黒燕尾の場面は観た方たちのレポートでも、ここはすごく感動の場面で、最後にれいこちゃんのこの黒燕尾が観られたことが嬉しいというような意見もありました。
デュエットダンス
やすくん(佳城葵)からデュエットダンスについて訊かれたれいこちゃん、自分が答える前にうみちゃんに「どうですか〜?」と無茶振りしてました(笑)
そのうみちゃんの意見では、今までになくみんなに囲まれた状態からデュエットダンスが始まる構成や、これまでのデュエットダンスの振りが要所要所に散りばめられているのが幸せだと。
これまでの公演のいろんな瞬間などをふと思い出して、
「れいこさんと過ごしてきた時間を改めて感じながら、毎日違う感覚で踊らせていただいています」
と言ってました。
ここでやすくんから出たのは、そのデュエットダンスの時に花道にいると客席から「うふっ♡」というような微笑みの声が聞こえるという話でした。
「これはすごいことですよ」って(笑)
稽古場で月組生たちが初めて見た時に「はあ〜♡」となったのと同じタイミングでその声が聞こえるんだそうです。
わ〜、それはめちゃくちゃ楽しみじゃないですか〜
そんなデュエットダンスが見られるなんてね〜
公演にかける意気込み
最後にせんちゃん(麗泉里)から公演にかける意気込みを訊かれたちなつちゃんが「せんり最後なのに」と気が付いて、せんちゃんに「どうですか?」と振ってくれました。
「お二人と一緒に卒業させていただけるのが幸せです」と言いながら泣き出しちゃったせんちゃんに「泣いちゃうの?やだやだやだ〜」とちなつちゃんとれいこちゃんが…
海乃美月
ちなつちゃんが
「退団者が楽しかったって終われるように、私達も楽しみながら舞台を作っていきたい」
と意気込みを話した後でうみちゃんが話し始めたら、
「泣いてんの!?」
とれいこちゃんから容赦ないツッコミが!(笑)
「バレちゃった〜、頑張って引っ込めたつもりだったんですけど」
と泣き笑いしながら涙を拭くうみちゃんと、周りで笑っているみんな。
あったかいですね〜
そのうみちゃんは
「自分が卒業ということは考え過ぎずに、感謝をお伝えするという気持ちを大事に千秋楽の日まで舞台に立ちたい」
と意気込みを語りました。
月城かなと
れいこちゃんは
「私は(月組の)みんなが幸せって思ってくれたらそれが一番の幸せなので、初舞台生を含め月組のみんながこの公演楽しかったって思ってもらえれば…」
「そして何よりお客様がこれからの月組も楽しみだなと思っていただける公演になれば嬉しいです」
ととてもれいこちゃんらしい意気込みを言ってました。
れいこちゃんはいつも「周りのみんなの幸せが自分の幸せ」ということと「自分が去った後の月組も楽しみだと思ってもらいたい」ということを言っていましたから。
そんなれいこちゃんの温かい人柄を改めて実感した稽古場レポートでした。
月組公演もりんきらさん(凛城きら)が休演したままで、下級生も何人かの休演、復帰が続いていて心配です。
千秋楽までなんとか公演中止にならずに完走できますよう祈っています。
読んで頂き、ありがとうございました。
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