月組宝塚大劇場公演の初日まであと10日となりました。
いよいよ月城かなと・海乃美月トップコンビの退団公演が始まるんですね〜
公演が始まるのは楽しみなんですが、始まってしまうとあっという間に終わるんだろうなと思って寂しくもあります。
さて、今日のタカラヅカニュースではお芝居の『Eternal Voice 消え残る想い』の稽古場レポートが放送されました。
先日の稽古場情報からまたさらに作品の内容が明らかになったようです。
月組 宝塚大劇場公演 『Eternal Voice 消え残る想い』 稽古場レポート
今回の出演メンバーはスカイ・レポーターズのやすくん(佳城葵)とせんちゃん(麗泉里)、そしてゲストはるおりあ(瑠皇りあ)とみかこ(羽音みか)の103期コンビです。
出演メンバーの役について
瑠皇りあ:アリスター
るおりあ(瑠皇りあ)が演じるのはカトリック教会の助祭アリスター役です。
自由党議員ゼイン役の専科の高翔みず希さんとカトリック教会司祭キーラン役のぐっさん(春海ゆう)とお芝居することが多いそうです。
ベテランの2人とお芝居することで、その空気感を感じて自分も人物を印象付けられるように存在したいと話していました。
やすくんから「アリスターの立ち方が何か思ってそうな気がする」と言われてましたが、それは主教のキーランに次ぐ立場なので野心がある意識を持って立っているんだそうです。
やすくんやせんちゃんがそれを聞いて「面白い!」と感心していました。
前で繰り広げられるお芝居の邪魔になりすぎない程度に存在感を出していこうとしているるおりあのお芝居が気になります。
羽音みか:アマラ
みかこ(羽音みか)が演じるアマラはユリウス(月城かなと)の叔父さんジェームズ(凛城きら)が店主をしている骨董店に務めています。
そしてジェームズとはどうやら夫婦なんだそうです。
作・演出の正塚晴彦先生に訊いたら、結婚はしていないけど年の離れた夫婦なんだと言われたそうです。
つまり内縁関係ということかな?
りんきらさん(凛城きら)とガッツリお芝居するのは初めてだそうですが、お稽古場でしょっちゅう話しかけてくれるので安心してお芝居ができると話していました。
「この年代はこんなのがあったんだよ。こういうのアマラが好きそうだよね」なんて言ってアンティークの本などを持って来てくださるのがカッコいいと、すでにみかこの目がハートになってました(笑)
そしてやすくんとせんちゃんが言うには、アマラという役がものすごくみかこに合っていてハマり役だねって。
この役をみかこに当てた正塚先生はすごいとまで言っていて、「えっ、どういうところがですか?」とびっくりしつつ嬉しそうなみかこ。
作らない自然な感じの色気がアマラという役にぴったりなんだそうです。
そのアマラという役も楽しみになりましたが、それにしてもやすくんもせんちゃんも組子のことをよく見ていますよね〜
レポーターズという仕事柄というのもあるかもしれませんが、二人ともお芝居が上手いですしきっと大好きなんでしょうね。
それで下級生に至るまでいろんな人のお芝居を観察する目が鋭いんだろうなと思いました。
出演メンバーのおすすめ見どころ
るおりあがおすすめの場面はせんちゃん(麗泉里)演じるアンナと白河りりちゃん演じるメアリー・スチュアートのフォザリンゲイ城の場面だそうです。
元々台詞だけだったのが、台詞と歌が入り交じる場面に変更になって、それが素晴らしいんだそう。
2人の美声が重なり合っていて、また掛け合いの台詞の内容もいろんなものとリンクされていて、胸にぐっとくる場面となっているということです。
一方みかこが好きなのは正塚先生ならではのなんともシュールな笑いだそう。
例えば秘密局のヴィクター(鳳月杏)とザンダー(夢奈瑠音)の絶妙な掛け合いや、アクションスターのようなやすくん(佳城葵)のセバスチャンなど。
シリアスな場面の中に「なんかこれ笑っていいのかな?」といったことが絶妙なバランスでふんだんに盛り込まれているんですって。
そういうシーンではお客さんは笑っていいんですよと言ってくれたので、そのシュールな絶妙な笑いのシーンで大いに笑うのを楽しみにしています。
正塚晴彦先生が映像に初挑戦
先日の稽古場情報でも話が出ていましたが、この作品では正塚先生が初めて映像に挑戦するのも見どころの一つのようです。
やすくん曰く
「正塚先生が70歳を超えて初めて挑戦をされるというのにワクワクします」
って。
「私たちがその初めての作品になるのってすごくない〜?」
って皆んなで興奮気味に話していたのも印象的。
ここ何年か宝塚の作品でも映像が効果的に使われています。
中村一徳先生のようなけっこうベテランの先生も使われていますが、割りと若い演出家の先生が使うイメージですよね。
正塚先生のような大ベテランの先生がそういう新しいものに挑戦されるというのは大変興味深いです。
どんな映像演出になるのか期待しています。
今回の稽古場レポートでも作品の世界観やどういった場面があるのか少しずつ明らかになってきて、観劇が待ち遠しくなりました。
コーナーの最初にれいこちゃんとうみちゃんの退団公演が始まることへの気持ちを語っていましたが
「月城さんと海乃さんの退団公演ではあるけれど、いつも通りのお二人のお芝居が見られるのが幸せ」
「ふとした瞬間にお二人辞めちゃうんだと思って悲しくなるけど、いつも通りにお芝居に真摯に向かうお二人を最後まで見て勉強したい」
と話すゲストの2人。
その言葉を聞いていると、トップコンビの2人が自分たちの退団公演ということは置いといて、いかにいい作品を作ろうとしているか、真摯にお芝居に向き合っているかが伝わってきます。
『Eternal Voice 消え残る想い』という作品がますます楽しみになりました。
読んで頂き、ありがとうございました。
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