礼真琴、退団者と組替え綺城ひか理を送り出した温かいご挨拶(星組東京公演千秋楽)

2月12日は星組東京宝塚劇場公演『ディミトリ』『JAGUAR BEAT』の千秋楽でした。

私は東京公演を1回観劇しただけだったんですが、それでも2作品ともとても好きな作品だったので、終わってしまったのがなんか寂しいです。
どの公演も大千秋楽の後は寂しくなってしまうものなんですが。

その千秋楽の模様が今日のタカラヅカニュースで放送されました。

この公演は3人の退団者の他にあかちゃん(綺城ひか理)が花組へ組替えしたしまうために星組最後となるので、余計に寂しいモードになったのかもしれません。

星組 東京宝塚劇場公演『ディミトリ』『JAGUAR BEAT』千秋楽の様子

ダイジェスト映像は、『ディミトリ』は後半部分を中心に最後の場面まで流れました。

でもディミトリ(礼真琴)がジャラルッディーン(瀬央ゆりあ)の腕の中で息を引き取るシーンがなかったのは残念。
あそこは入れてほしかったですね~

ショーの『JAGUAR BEAT』では、こっちゃん(礼真琴)のジャガーが銀橋でなこちゃん(舞空瞳)のクリスタにふられるところで

「最後までダメだったか」

とガックリするところ。
そして、あかちゃん(綺城ひか理)が真ん中の場面で後ろの下級生たちから

「あかさ~ん」

と叫ばれ、最後の花道での決めポーズであかちゃんが

「星組ありがとう!」

と叫んだのをちゃんと見せてくれたのは嬉しかったです。

礼真琴の千秋楽ご挨拶

こっちゃん(礼真琴)の千秋楽のご挨拶は、まず宝塚大劇場公演で途中休演があったことを「険しい道のりもあった」と表現しました。

それでも仲間たちや支えてくださる人たち、そして雨や雪の時でも劇場に足を運んでくださるお客様、来られなくても応援してくださる方たちのおかげでで千秋楽の舞台に立てていると感謝の言葉を述べました。
その後は

「今卒業する3名のご挨拶を聞いて、キラキラと清々しい背中を見ていろんな気持ちがこみ上げてきます。一緒に作った作品の数、過ごした時間の長さは関係なく、大切な仲間の卒業は寂しいです」

と退団者への気持ちを述べました。
そして

「ですが、この3名が残してくれた大切な宝物、そして綺城ひか理が残してくれた新たな風をこれからの星組に活かせるよう、全員で努めてまいります。今後の星組もよろしくお願い申し上げます」

と退団者だけでなく組替えするあかちゃんの功績も讃える温かい言葉で最初のご挨拶を締めました。

こんな風に言ってもらえたらきっと4人ともとっても嬉しかっただろうな~と思って聞いていました。

退団者からの一言コーナー

光莉あん

ヒカリアンちゃん(光莉あん)は

「本当に幸せなこの瞬間を噛みしめて、思い出に残したいと思います」
と可愛く話しました。

それに対してのこっちゃん。
ヒカリアンちゃんが星組に配属された時は『霧深きエルベのほとり』という公演で、こっちゃんはフロリアンという役だったと切り出しました。

当時いたきらり杏ちゃんとヒカリアンちゃんとフロリアンと”アン”の付く3人でネタにして遊んでいたと。
「あの後、礼さんね、ジュリアン、ティリアンって続いたの」
なんて言うから客席も大笑い。

こっちゃんが自分のことを下級生に向かって言う時に、「礼さん」と呼ぶの好きだな~(笑)

そんなネタを披露してくれた後は、
「ヒカリアンちゃんの体からあふれる笑顔を隣で見ることができて本当に幸せでした。これからもその笑顔で頑張ってね」
とエールを送って締めたこっちゃん、さすがでした。

瑛美花れな

たるたる(瑛美花れな)が
「この瞬間皆様と一緒にいられて、礼さんの隣にこうして今いさせていただけて本当に幸せです」
と言うのに対して、

こっちゃんはショーのプロローグで自分が花道から出てきて歩いてくる時に、これまで見たことのないような大人っぽい顔で踊っているたるたるを見つけたという話をしました。
そして
「こんな顔ができるようになったんだ、たるたるはってなんか嬉しかった」
と。
「大人の魅力、可愛いだけじゃない舞台人としての魅力をちゃんと身につけて卒業していくんだなと、”おじさん”は本当に嬉しかった!」
って(笑)

宝塚大劇場の千秋楽の時も自分のことを「おじさん」って呼んでましたね~
その後は
「うん、だから見守ってるからね。この先も頑張るんだよ」
とたるたるにもあったかいエールを送るこっちゃんにうれし涙でうなずいているたるたるが素敵でした。

遥斗勇帆

最後のはると(遥斗勇帆)は
「宝塚人生を思い返せば、礼真琴さんなしでは語りつくせない10年を過ごさせていただいておりまして」
と話し始め、感謝以上の言葉で言い表せないと言うので

「そろそろ誰かが感謝以上の言葉を開発した方がいいよね」
とこっちゃん(笑)

「はるとは研1の時からどこぞの上級生かなと見間違えるほどしっかりしているけれど、実は繊細で涙もろい部分もあって、みんなから頼られる分弱みを見せられないところもあったと思う」という話をしました。
そして最後には
「私にとっては可愛い可愛い下級生です」
と締めました。

本当にはるとはうんと下級生の頃から貫禄があって頼りがいがある感じでしたが、そう見られる分しんどい部分もあるというのをこっちゃんは見抜いていたんだな~と思って聞いていました。

組替えの綺城ひか理への言葉

組子たちを呼んだ後は、この公演を最後に花組へ組替えするあかちゃん(綺城ひか理)にもこっちゃんから一言。

「初めこそね、星組の勢いにドギマギしていたあのあかりちゃんが、今では全員を率いてジョージアンダンスを踊ってくれる、誰よりもパワフルに星男を引っ張ってくれる存在になりました」

とあかちゃんに向かって言うこっちゃんにあかちゃんも感激した様子でした。

「この星組で過ごして、明日から綺城ひか理、花男、ネクストステージ。我々も全力で見守っていきたいと思います。皆様もぜひこれからも花組の綺城ひか理もよろしくお願いいたします!」

とあかちゃんを送り出すこっちゃんのあったかい言葉にじ~んとしました。

そのあかちゃんは退団者のご挨拶の前に組替えのご挨拶をしていました。

「3年前恐る恐る飛び込んだ夜空は礼真琴さんという一番星を筆頭にひしめく個性をお互いに認め合い尊重し、その上一人では気付けなかった輝き方まで教えてくれる、そんな温かい場所でした」
「この星空での学びの日々と星組を応援してくださる皆様と共に過ごした時間を胸に、もう一度花を咲かせたいと思います」
と星組と花組に掛けたまるで詩のようなご挨拶でした。
頭のいいあかちゃんならではのご挨拶でした。

特別バージョン「星組パッション!」

今回千秋楽の「星組パッション!」は特別バージョンでした。
こっちゃんの説明部分は流れませんでしたが、退団者3人と組替えのあかちゃんの掛け声部分はしっかり見せてもらえました。
順番に一人ずつ

はると(遥斗勇帆)「熱いぜ!」
全員「星組~!」

たるたる(瑛美花れな)「燃えろ!」
全員「星組~!」

ヒカリアン(光莉あん)「進め!」
全員「星組~!」

ときて、最後は
あかちゃんが「星組~!」と男前に叫んで
全員「パッショ~ン!!」

と盛大に締めて終わりました。

宝塚大劇場の時は舞台上でこっちゃんが星組パッションをやるのを忘れてしまってw、タカラヅカニュースでは見られなかったので、東京では無事に見られてよかったです(笑)

それも退団者とあかちゃんの有終の美を飾る星組パッションだったのがまた素敵でした。
そんなところにもこっちゃんの温かさがにじみ出ていました。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

ブログランキングに参加しています。クリックして頂けるとうれしいです。
クリック先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

 


宝塚歌劇団ランキング