『プロミセス、プロミセス』貴重な初日映像

11月13日に初日を迎えた芹香斗亜主演の『プロミセス、プロミセス』シアター・ドラマシティ公演。
演劇評論家の薮下哲司さんの劇評によると、この作品は版権の関係でライブ配信がなく、ブルーレイやDVDの発売も難しいようです。
となるとスカイ・ステージでの放送もないということになりますね。
それはものすごく残念です(泣)

宙組 シアター・ドラマシティ公演 『プロミセス、プロミセス』初日

ライブ配信も円盤の発売もスカイステージでの放送もないとなれば、タカラヅカニュースの映像はとても貴重です。
ほんの少しだけですが、作品の素晴らしさが垣間見えました。

主要キャストの感想

芹香斗亜の好演ぶり

初日があけてから各社のネット記事の劇評や観劇された方のツイートなどを読みましたが、どれもすこぶる評判がいいです。
とくに主演のキキちゃん(芹香斗亜)のコメディセンスと芝居巧者っぷりを褒めているものが多かったです。

実際に初日のダイジェスト映像を見ると、ほんの少しずつの映像なのに、それだけでさすがだな〜と思わさられました。
キキちゃん自身はスマートでイケメンでカッコいいのに、演じているチャックはお人好しで地味なサラリーマンに見えるんですからね。

それと、ソロの場面で少しだけ歌うところが流れましたが、さすがに澄んだ良い声です。
この作品の楽曲はバート・バカラック作曲で難しい曲が多いそうですが、キキちゃんの歌唱をもっと聴きたいなと思いました。

ヒロイン天彩峰里

チャックが片思いするヒロインのフランを演じる天彩峰里が可愛くて

妻子ある上司と不倫するフランが騒動を起こすところまでは流れませんでしたが、少し見た場面だけでもさすが演技派だな〜と感心しました。

NOW ON STAGEでも話していましたが、娘役の衣装がどれも素敵で、とくにじゅっちゃん(天彩峰里)の衣装が可愛くて素敵に着こなしていました。

和希そらのイケおじっぷり

今回宙組生として最後の出演になるそらくん(和希そら)。

フランの不倫相手で、全女性の敵的な役回りなのにあまりにカッコいいのでなんか許せてしまうのが怖いです(笑)

フランが惹かれてしまうのもわかります。

ソロの歌唱の場面が少し流れましたが、さすがに上手くて聴かせます!

キキちゃんとの場面ではキキちゃんより下級生なのに上司にしか見えませんでした。

じゅっちゃんとの場面も色気がすごくてイケおじっぷりを発揮しておりました。

その場面では『夢千鳥』の二人を思い出してしまいました。
雪組でのさらなる大活躍に期待です。

専科生として初の出演の輝月ゆうま

この作品が専科生として初の出演になるまゆぽん(輝月ゆうま)。

NOW ON STAGEでお稽古場ですごく緊張したと話していましたが、すっかり宙組生と打ち解けて下級生から「ぽんさん」と呼ばれて頼りにされているようです。

そして、月組の下級生の時からお芝居が上手だな〜と思っていましたが、ここでもその芝居巧者っぷりは見られました。

年配の医者のドクター・ドレファス役が本当に自然で、キキちゃんと二人の場面でもなんか可笑しくて。
もっとずっと見ていたかったです。

芹香斗亜のカーテンコールのご挨拶

カーテンコールでキキちゃんが言うには、宝塚歌劇では珍しいタイプのお芝居でメンバー一同でたくさん模索しながらお稽古をしてきたそうです。

でも、お客様に観ていただいて初めて正解が分かった、出口が見つかったと話していました。

ブロードウェイミュージカルで、主役のチャックも宝塚の男役にはあまりないようなタイプの役ですからね。
コメディではあるけれど、人生のいろんな問題も提起するような作品で、難しい面もたくさんあったんでしょう。

でも、お客さんの笑い声や拍手を聞いて初めて、これでいいんだと思えたということなんでしょう。

初日からの高評価を見ると、確かにそれは正解だったんだろうなと思います。
う〜ん、返す返すも観られないのが残念です(号泣)

「このブロードウェイミュージカルにこのメンバーで挑戦させていただけたことを本当にありがたく思っています」

「今日からは楽しみに待っていてくださった皆様と共にこの『プロミセス、プロミセス』を進化させていきたいと思います」

と座長らしい素晴らしい挨拶で締めてくれました。
ご挨拶の後は

「カモ〜ン!」

と掛け声をかけ、キャスト皆んなでセットの2階に上がったりいろいろしながら曲に合わせて大盛り上がりのうちに幕が降りました。

輝月ゆうまと和希そらを紹介

次に幕が上がったら、まずは

「なんとまゆぽん(輝月ゆうま)は今日が専科生としての舞台デビューです」

とまゆぽんを紹介。
大きな体で髭面でどう見てもおじさんにしか見えないまゆぽんが恥ずかしそうに客席に手を広げてお辞儀して、その後も照れくさそうにペコペコしてたのがなんとも可愛かったです。

「本当にこの大きな体で力強く包容力たっぷりで、このカンパニーを支えてくださって、とても頼もしく思っております」

と言うキキちゃんに

「ありがとうございます。頑張ります」

と何度もお辞儀するまゆぽんでした。
それから今度は

「そして、宙組の和希そらが今公演では宙組生として最後の舞台となります」

と雪組へ組替えになるそらくんを紹介。
二人で見つめ合って一瞬間があったあと「はい」とお互い笑いだした二人にこれまでの時間を感じました。

キキちゃんが宙組へ来てからの期間、数々の作品で濃い時間を過ごしてきたんですね〜
この二人を紹介するキキちゃんが座長としてすごく頼もしく見えました。

最後は関西人らしいのりで(笑)

最後に幕が上がった時には

「もう舞台上でしゃべくり倒したので、もう言うことがないのですが…」

と関西人のキキちゃんらしい一言(笑)
でもその後は

「本当にこんな状況の中、たくさんのお客様が楽しみに待ってくださっているということが私たちの支えで、頑張る原動力となりました。千秋楽まで応援のほどどうぞよろしくお願いいたします」

としっかりとしたご挨拶でした。

「本日は本当にありがとうございました!」

と言ったあと、うっかり「カモ〜ン!」を言うのを忘れていたキキちゃん(笑)

あっと思い出して、「カモ〜ン!」と最後の盛り上がりをして終わりましたが、キャスト皆んなの楽しそうな感じが本当に素敵で。
このカンパニーの充実度と仲のよさが感じられるカーテンコールでした。

最初にも書きましたが、どうやらこの公演は映像には残らなそうです。
なので、タカラヅカニュースの初日と千秋楽が貴重な映像になりますね。

千秋楽でどこまで見せてくれるのかな…
楽しみにしたいと思います。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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