公演日程見直しの発表内容と私が思うこと少し

今朝、宝塚の公式からメールとLINEに「2024年1~3月 宝塚歌劇公演日程の見直しについて」というタイトルで連絡が来て、その内容にびっくりしました。
SNSでも多くの方が今回の措置についてコメントしていました。

2024年1~3月 宝塚歌劇公演日程の見直し内容

見直しの概要

公式サイトで記載されていた公演日程の見直しの概要は

① 過密な稽古スケジュールの改善を図るために、稽古日数ならびに舞台稽古日数の増加などを実施。そのため一部公演の初日を変更する

② 本公演(宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演)の1週間あたりの公演回数を、「週10回」から「週9回」に変更する

③ 新人公演の在り方の見直しを図るため、2024年1月~3月の間の新人公演は、東京宝塚劇場のみの上演とする(以降につきましてはあらためて知らせるとのこと)

ということです。

公演ごとの変更

まずは星組と花組の宝塚大劇場公演の初日が遅れます。

それと、2回公演の日の何回かが中止になって1回公演の日が増えます。
そのために中止となる公演があります。

とりあえず星組と花組の新人公演が東京のみになります。
その後の組についてはあらためて発表するそうです。

貸切公演についても、いくつか中止になったものがありますね。

阪急交通社や加美乃素本舗などで本来ならもう貸切公演が発表になっているはずが「公演日程の調整のため案内が遅れている」といったアナウンスがありましたが、このためだったんですね。

星組 宝塚大劇場公演(予定公演期間:2024年1月1日 – 2月4日)

※中止になる公演(10公演)
1月1日13時公演
1月2日11時公演
1月2日15時半公演
1月3日11時公演
1月3日15時半公演(貸切公演)
1月5日11時公演
1月11日15時半公演
1月18日15時半公演
1月25日18時新人公演
1月30日15時半公演(貸切公演)

チケットは友の会も一般前売もすべて終わり完売しています。
初日公演のショーのフィナーレ以降についてスカイ・ステージで生中継する予定だったのが、この変更によって無くなってしまいました。

雪組 東京宝塚劇場公演(2024年1月3日 – 2月11日)

※中止になる公演(5公演)
1月9日18時公演
1月16日18時公演
1月23日18時公演
1月30日18時公演
2月6日11時公演

チケットはすべて完売です。
この公演はそらくん(和希そら)の退団公演です。
そらくんファンの方で中止に当たってしまった方もいらっしゃいますよね…

花組 宝塚大劇場公演(予定公演期間:2024年2月9日 – 3月24日)

※中止になる公演(6公演)
2月9日13時公演(初日)
2月10日11時公演
2月18日11時公演(貸切公演)
2月20日15時半公演
2月29日18時新人公演
3月5日15時半公演(貸切公演)

チケットは友の会の第1抽選方式の抽選結果が12月13日に出たところです。

れいちゃん(柚香光)ファンの方でSS席が当たったのに中止公演に当たってしまったというPOSTも見かけました。
気の毒過ぎて言葉も出ません。

星組 東京宝塚劇場公演(予定公演期間:2024年2月23日 – 4月6日)

※中止になる公演(5公演)
2月29日18時公演
3月5日18時公演
3月12日13時半公演(貸切公演)
3月19日18時公演
3月28日18時公演

チケットは今日から12月17日までが友の会の第1抽選方式の申込期間ですので、かろうじて間に合いました。

大劇場公演以外の、月組梅田芸術劇場メインホール公演(1月17日~1月31日)と月組バウホール公演(1月24日~2月4日)については変更はないということです。

それにしても、今回の措置はファンにとってあまりに辛いものでした。
花組公演に関してはできれば友の会の抽選の前に発表してもらいたかったです。

今回の公演見直しについて私が思うこと…

本日の宝塚からのメールの冒頭には以下のように書かれていました。

宝塚歌劇では、11月14日に公表した調査報告書で対処すべき課題(提言)として指摘いただいた内容を真摯に受け止め、各種改善策に取り組んでいます。
そのうちスケジュール改革につき、「過密な公演スケジュールの解消」、「新人公演の在り方の見直し」等につきまして、前倒して実施いたします。

調査報告書を尊重する姿勢を見せることの意味をどうしても勘ぐってしまいます。
考えすぎなのかもしれませんが…

そして、スケジュール改革については「前倒しして実施」と。

ということは過密スケジュールの見直しについては、これで幕引きなの??と思ってしまいました。
もちろん、ファンとしては今のチケットの状況では、公演数は多いに越したことはありません。しかしこれでスケジュール改革の「前倒し実施」と言われてしまうと、どうしてももやもやしてしまいます。

加えてこのタイミングです。
この程度の見直し(言い過ぎました💦)にそんなに時間がかかるものでしょうか…?
正直、「呑気だなあ」と思ってしまいました。

新人公演の見直しについて

今回の公演日程見直しは11月14日に公表した調査報告書で対処すべき課題として指摘されたことを受けてということです。

「過密な公演スケジュールの解消」「新人公演の在り方の見直し」といった改革のためだそうです。

公演スケジュールについてはこれまではあまりにも過密で、タカラジェンヌやスタッフさんたちの健康のことを思うと見直しするのは大いに結構です。
新人公演も亡くなられた宙組生のことを考えても負担が大きすぎたのは否めません。

一方で、新人公演は若手たちの研鑽の場であり、これが減るのはとても残念なことだなと思います。
今後長の期に負担が集まらないような方法を考えるとか、新人公演のお稽古期間の見直しをするとか、宝塚の新人公演をやめること以外のやり方を模索していってほしいなと思います。

今回の見直しで何が変わるのでしょう…?

単純な公演回数が問題なのか、公演の演目数が問題なのか、どちらが影響が大きいのかよく検討されたのでしょうか。

今回は一つの公演ごとの公演回数をいくらか減らすだけの見直しでした。
これで見直しが終わるとは思えませんが、気になる点です。

発表された具体的な今回の休演回では、各公演で「貸切公演」が中止になっているのも気になります。

宝塚側からお願いしたものなのかもしれませんが、休演日の間隔が少し歪になっている箇所を見ると貸切をされていた企業・団体からのキャンセルがあったのかもしれなません。
劇団には早急に社会が納得できる対応をしてもらいたいと思います。

今回の措置は利益を損なわない範囲で施された付け焼き刃の印象が拭えません。

一つの公演ごとに数公演を減らすことがどれだけの負担減になるのでしょうか。
どういう考えで各公演の休演回数が決められたのかわかりません。
今回の休演の発表が、単に公演回数を単純減するだけでない抜本的な問題の解決への第一歩と期待したいと思います。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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