8月27日に宙組宝塚大劇場公演が初日を迎え、その模様が今日のタカラヅカニュースで流れました。
一幕の『HiGH&LOW －THE PREQUEL－』は最高にカッコいい！
冒頭のコブラ（真風涼帆）がこぶしをふるうところから、次々と「SWORD」の5つのチームがそれぞれのテーマカラーに染まった大階段を降りてくるプロローグにつながります。
このそれぞれのチームの紹介場面は『FLY WITH ME』でも観ましたが、大劇場の大階段だとさらに迫力がありそうです。
これはぜひとも生で観たいです。
その後のコブラとカナの再会シーンは真っ白な衣装の仮面舞踏会で、『ロミオとジュリエット』を思わせました。
コブラとカナのデートシーンもキュンキュンする感じで、宝塚らしさ満載のシーンが多く流れたようです。
タカラヅカニュースでは映っていなかった、原作に出てくる血なまぐさい抗争シーンなどはどんな風に表現されるのかなと興味がわきました。
二幕の『Capricciosa!!』はイタリア感満載の“THE宝塚”なショーで、藤井大介先生らしいショーだな〜と思って見ていました。
稽古場情報などで話題になっていたずんちゃん（桜木みなと）が美女になってゆりかちゃん（真風涼帆）と絡むシーンもちょこっと見せてくれました。
観劇された方のレポートによると『アクアヴィーテ!!』の時にあったようなゆりかちゃん、キキちゃん（芹香斗亜）、ずんちゃんの愛称をもじった台詞を言ったりもするそうで、そこは観てからのお楽しみというところでしょう。
真風涼帆、初日のご挨拶
1回目のカーテンコール
組長のすっしーさん（寿つかさ）から紹介され、ゆりかちゃんが初日のご挨拶をしました。
「当たり前のことが当たり前ではないこのような状況の中で初日の幕を開けることができましたこと、たくさんの方々のお力とそして何よりお客様のご協力があってこそと心から感謝の気持ちでいっぱいでございます」
とまずは無事に初日が開いたことへの感謝の言葉から。
そしてお芝居の『HiGH&LOW』とショーの『Capricciosa!!』を紹介してから
「この二つの作品をたくさんの方々に愛していただけますよう、宙組生一丸となって精進してまいりますので、千秋楽までどうぞご声援のほどよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました」
と少し緊張気味に最初の初日のご挨拶を終えました。
2回目のカーテンコール
2回目は1回目より少しくだけてきました。
「皆様とこうして過ごせる３時間の愛おしさ、そしてお芝居のテーマでもある今を生きることの大切さをあらためて強く噛みしめております」
「私たちの舞台が皆様のパワーとなりますよう、精一杯精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」
とゆりかちゃんらしい笑顔でのご挨拶でした。
1回目のカーテンコールでは笑顔だけじゃなくて引き締まった表情も時々見え、少し緊張気味だな〜と思ったので、段々と気持ちがほぐれてきたのかもしれません。
3回目のカーテンコール
3回目からどうやらスタンディングオベーションになったようです。
感激した感じで
「ほんと〜うにありがとうございます。こうして皆様とお会いできて本当に嬉しいです」
と胸に手を当てながら話すゆりかちゃん。
それから
「今回から加わりました108期生の皆んな、そしてこの公演で卒業する仲間たちも含め、今のこのメンバーにしかできない、このメンバーだからこそのひと時を大切に一回一回精進してまいります」
と宙組の大切な仲間のことにも触れたご挨拶でした。
4回目のカーテンコール
最後は
「ただただ本当に初日の幕が開いてよかったと」
とぐっときた感じで力を込めて言ったので、客席からも大きな拍手が起きました。
ゆりかちゃんの目が潤んできたように見えました。
感極まったんでしょうね。
「なかなか難しい状況が続きますが、こうして私たちが舞台に立たせていただけているのも、いつもどんな時もどのような状況でも応援して支えてくださる皆様がいてくださるこそと本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。ありがとうございます」
と言った後は
「こうして皆様と過ごせるひと時がまだまだ続くんだと胸高なっておりますが、皆様、明日の公演に備えて」
と言ってしまい客席から笑いが…
「皆様は次のご観劇に備えて体調管理に努めていただけたらと」
と慌てて言い直してました。
皆様は明日来るとは限りませんからね(笑)
明日も来る方もいらっしゃるかとは思いますが(笑)
「わたくし達もしっかりと頑張りますので、ぜひ気をつけて安全な距離を保って、お静かに、お帰りください」
といつも幼稚園の先生と言われているｗゆりかちゃん節がようやく出てきました。
最後は力を込めて
「ほんと〜うに本日は本当に！ありがとうございました！」
と深々とお辞儀して初日のカーテンコールが終わりました。
これだけ各組で公演中止が続いているので、トップスターとしての責任感がひしひしと、そして身の引き締まる思いがあるんでしょうね。
千秋楽までなんとしても公演を続けたいという強い思いが感じられたご挨拶でした。
『HiGH&LOW －THE PREQUEL－』 囲み取材
タカラヅカニュースでは初日の前日に行われた『HiGH&LOW －THE PREQUEL－』の囲み取材も放送されました。
宝塚からはトップスターのゆりかちゃん（真風涼帆）と脚本・演出の野口幸作先生、そして
LDHからHIRO氏と、原作の脚本を手掛ける平沼紀久氏が参加しました。
HIROさんがゆりかちゃんを見て、
「さっき入ってきた瞬間からエネルギーがすごかった」
と言っていたのが印象的でした。
平沼さんも稽古場で何度も見ていたけど、今は扮装していてコブラとして入ってきたのを見て、もう間違いないと感じたそう。
確かにコブラの衣装を着てピアスを着け舞台メイクをしているゆりかちゃんはコブラそのものです。
LDHのHIROさんや平沼さんと並んで立っていてもゆりかちゃんが一番男らしくて、立ち方も『HiGH&LOW』の世界観を体現しているように感じました。
これは本当に楽しみです。
東京公演のチケット、何とかしなくては！
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