無事完走の花組公演のカーテンコール、すべてが最高でした

12月6日に初日を迎えた花組宝塚大劇場公演が12月13日に無事に千秋楽を迎えることができました。
思えばれいちゃん(柚香光)がトップになってから途中中止にならずに全公演完走できたのは今回が初めてです。
千秋楽の映像を感慨深い思いで見ました。

お花渡し(花組 宝塚大劇場公演 『元禄バロックロック』『The Fascination!』千秋楽)

宝塚大劇場で全組複数回観劇する関西の友人がいつも辛口評価なのですが、『元禄バロックロック』は「かなり面白かった」と話していました。
なので、東京で観劇するのを心待ちにしているのですが、ダイジェスト映像を見ただけでもワクワクする感じです。

客席からの笑い声や拍手もたくさん起こっていて、キュンキュンする場面もいっぱいありますね。
ショーもスターたちや退団者の皆んなの見せ場もふんだんに見せてもらえて、感動しながら見ていました。
とくに今回退団する95期のしょうみちゃん(真鳳つぐみ)がソロで歌って、れいちゃん(柚香光)とマイティー(水美舞斗)が前で踊る場面は感動的でした。

そして、「心の翼」でのまどかちゃん(星風まどか)の流れ落ちる涙にはまどかちゃんの花娘としての覚悟が感じられて、こちらまで涙が溢れてきました。

そして、この公演で退団するのは雛リリカ(97期)、優波慧(96期)、真鳳つぐみ(95期)、鞠花ゆめ(92期)の4人です。

雛リリカ

雛リリカちゃんの同期のお花渡しはひとこちゃん(永久輝せあ)でした。

お花を渡すときには満面の笑顔だったひとこちゃん、雛リリカちゃんのご挨拶で「大切な同期」という言葉で涙腺が崩壊してしまったと観劇された方のレポートで知りました。

その場面は残念ながら映像では映りませんでしたが、その後ひとこちゃんが映った時にはずっと涙を流していたのが分かりました。
ひとこちゃん涙もろいんですね〜、可愛いな〜

優波慧

ゆーなみ(優波慧)の同期お花渡しは前回の大劇場公演で退団したばかりの更紗那知ちゃんでした。
ゆーなみがご挨拶で前回の宝塚大劇場の千秋楽では見ることが叶わなかったお客様の入った客席の景色を「同期の更紗も一緒にこの景色を見ることができてとても幸せです」と言うのを聞いてすごく感慨深かったです。

真鳳つぐみ

そして、95期のしょうみちゃん(真鳳つぐみ)の同期のお花渡しはマイティー(水美舞斗)でしたが、しょうみちゃんとマイティーがれいちゃんに向かって笑顔を振りまいていたのがすごく可愛かった。

どうやられいちゃんはちょこっと体を近付けていたようで、大羽根が動いたのだけ画面に映りました。

観劇された方によると頑張って少しでも近付こうと体を寄せていたそうです。
そこもできればカメラで抜いてほしかったな〜

花組の95期はもうずっとこの3人だったので、そのうちの一人が退団してしまうのはものすごく寂しいでしょうね。
この一瞬にも3人の絆が見えたようでした。

鞠花ゆめ

最後の鞠花ゆめさんの同期のお花渡しには、なんとつい先日沖縄での全国ツアー千秋楽を終えたばかりの宙組トップスター真風涼帆が駆けつけました。

まさかゆりかちゃん(真風涼帆)が来るとは思わなかった客席の皆さんはどよめいたようです。
ゆりかちゃんめちゃくちゃカッコいい

ゆめさん(鞠花ゆめ)との身長差もまた素敵で、ゆめさんの耳元で二言三言囁いて微笑んで去っていくのも男前過ぎました。

ファンの中には花組の舞台でまかまどが見られるなんてと感激していた方もいらっしゃいましたし、まどかちゃんに一瞥もくれなかったのがプロフェッショナルだと言っている方もいました。

きっとまどかちゃんの花組での活躍を見守って、れいちゃんの相手役として立派に務めているまどかちゃんを頼もしく思っているんじゃないかと思いますが、公の場ではそれをおくびにも出さないのは格好いいな〜と思います。

柚香光、高翔みず希組長を送り出す千秋楽ご挨拶

大劇場公演完走について

れいちゃんのご挨拶はまずは宝塚大劇場公演の完走についてから始まりました。

「ここ大劇場で、やっと完走することができました!」

と「やっと」に力を込めて言ったれいちゃんに客席から大きな拍手でした。

「今日が近付くにつれ、中断を余儀なくされた時の、当時の無念を幾度も思い返しておりました」

と言うれいちゃんの言葉に、前々回の『はいからさんが通る』、前回の『アウグストゥス』が中断された時のことが思い起こされて、またまた辛い気持ちが蘇ってきました。

それだけに今回休演者はいましたが、中断されることなく最後まで無事に公演できたことが本当におめでたいです。

「ここからお目にかかる皆様が胸に手を置いて輝く瞳でご覧いただいている姿が私たちの何よりの喜びで、そこからどんなに大きなパワーをいただくか、何度お礼を申し上げてもこの気持ちが追いつかないくらいに感謝しております」

とお客様への感謝の言葉に本当に心がこもっていて、れいちゃんの輝く瞳にこちらこそ感謝ですよと言いたくなりました。
れいちゃんが言う通り花組は多くの試練に逢いました。

それが花組100周年という年にこうやって無事に完走することができたのが、大変ではあったけど花組にとってもれいちゃんにとっても飛躍することに結びついたのではないかなと、今では思えます。

高翔みず希組長について

この公演を最後に専科へ異動する高翔みず希組長。

「誰よりも宝塚歌劇を愛し、大切にし、大事に過ごされて来た方に組長さんがいらっしゃいます」

とれいちゃんに紹介され、客席の拍手に何度もお辞儀をして応えるさおたさん(高翔みず希)。

「100周年の舞台を作る中で、過去の映像だけでは決して見られないいろいろなお話を学びとして私達にお与えくださいました」

「その眼差しから長い年月の中で人が育んできた深い想いの美しさを私達に教えてくださいました」

「そんな高翔みず希さんが、組長さんがこの作品を最後に花組から専科へ活躍の場を移されます」

と数々のれいちゃんの美しい言葉に感動しながら聞いておりました。
「花組から専科へ活躍の場を移される」ってとっても素敵な言い回しですね。
れいちゃんの頭の良さが改めて感じられる言葉でした。

「本当に寂しいのですが、どうか東京公演も私たち花組生を律してくださいませ」

と言うれいちゃんにさおたさんが

「はい!」

と涙をこらえながらとっても可愛らしい声でお返事されたのがまた涙を誘いました。

とっても重みのある花組ポーズ

恒例の退団者からの一言があって、最後のカーテンコールでは

「それでは行きます」

と横の組子たちを見渡して

「花組!サイコー!」

と花組ポーズをやった花組生たち。
思えば『はいからさんが通る』の東京公演の千秋楽でれいちゃんがそれまで封印していた花組ポーズをやったのが思い出されます。
その時のことを思うと、この花組ポーズにはとっても重みを感じますね。

柚香光・華優希、素晴らしいトップコンビに心から拍手!(2021年5月20日)

あれからもいろいろな試練がありましたが、これからはずっと無事に公演できる日々が続くようにと祈るばかりです。

最後は「じゃあ皆さん行きますよ」と組子を見渡して

「せーの、良いお年を〜!」

「本日は本当にありがとうございました〜!」

で盛大な拍手に包まれてカーテンコールが終わりました。

本当に感動的な千秋楽のカーテンコールでした。

東京宝塚大劇場で観劇できる日が待ち遠しくてたまりません。

  

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