2月4日は星組宝塚大劇場公演とともに月組バウホール公演『Golden Dead Schiele』も千秋楽を迎えました。
千秋楽の前日にライブ配信も行われたので、たくさんの方がこの公演を観られたと思います。
私は残念ながら視聴できなかったのですが、多くの方の感想を目にしました。
「あみちゃんクイズ」などwカーテンコールでの主演のあみちゃん(彩海せら)のご挨拶が毎回面白くて、そのレポートを見るのも楽しみでした。
今日のタカラヅカニュースでの千秋楽の模様で好評だった作品の一端と、最後のカーテンコールでのあみちゃん節も見ることができました。
月組 宝塚バウホール公演『Golden Dead Schiele』千秋楽の様子
ダイジェスト映像
初日の映像よりさらに多くの場面を見せてくれましたが、主演のあみちゃん(彩海せら)はじめそれぞれが実力を発揮しているのが見られました。
さすが芝居の月組です、下級生に至るまで表現力の高さに感心しました。
中でもあみちゃん演じるエゴンの画家仲間を演じた瑠皇りあ、七城雅、月乃だい亜の存在感に目を見張りました。
もちろん上級生のるねくん(夢奈瑠音)、うーちゃん(英かおと)、やすくん(佳城葵)、桃ちゃん(桃歌雪)のお芝居も素晴らしいです。
ヒロインのりりちゃん(白河りり)はさすがのお芝居と歌唱力です。
今後もヒロインを演じてほしいなと思いました。
そしてなんといってもあみちゃんが素晴らしいです。
元々の芝居力に加えて歌唱力に磨きがかかって、ソロの曲の深みと伸びのある歌声は耳に心地よかったです。
ライブ配信が観られなかったのが実に残念でした。
スカイ・ステージでの放送が待たれます。
彩海せらの千秋楽のご挨拶
最初はとても素晴らしいご挨拶
組長のみとさん(梨花ますみ)から
「エゴン・シーレの波乱に満ちた生涯を丁寧に演じ、お稽古場から安心して見ていられた頼もしい存在の彩海せら」
ととても素敵な紹介をしてもらって、あみちゃん(彩海せら)が千秋楽のご挨拶をしました。
「19世紀末ウィーンを生きるエゴン・シーレ。彼が生きた時代、見た世界をできるだけ覗きたいと思い、走った公演期間でしたが、想像以上に色濃く壮大な世界でした」
と作品について語り、
「彼がいない自分はなんだか物足りなく、エゴンと共に生きる時間が愛おしく感じるまでにこの作品を作ることができ、共に走った皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」
「芸術がこれほどまでに心を動かし、考えの幅を広げてくれるんだと改めて感じました。私も舞台人としてお客様に何か感じていただきたいと強く思いました」
と頭の良さを感じさせるとてもしっかりとしたご挨拶をしたあみちゃん。
組長さんから「頼もしい」と言ってもらったのも納得です。
そして
「皆様と共に過ごしたこの期間、本当に幸せでした。たくさんの応援、そして支えてくださり本当にありがとうございました」
と笑顔で最初のご挨拶を締めました。
あみちゃん節が炸裂(笑)
最初のご挨拶がとっても素晴らしかったのに、段々とあみちゃん節が出てきます(笑)
「初日に私がいきなりインスピレーションを絵に描いてみましょうというとんでもないことを言ってしまったんですけれども」
って言い出すので、隣の出演者たちからも客席からも笑いが起こってました。
初日のご挨拶も最初はすごく立派なご挨拶だったのに、段々迷走していったんでしたね(笑)
で、あみちゃんが初日に「インスピレーションを描いてみましょう」と言ったことを受けて、公演中にファンの人たちが絵を描いて送ってくれたそうです。
それにはとても楽しませてもらったそう。
それで、
「私自身とても独特な絵しか描けないんですけれども、同じ匂いを感じる方がたくさんいて」
って(爆)
そういえば前に月組のスカナビTALKでナビゲーターズのかのんくん(彩音星凪)とるりあちゃん(天愛るりあ)からあみちゃんの“画伯”ぶりが暴露されていましたね(笑)
そして自分と同じ匂いを感じる方の絵を送ってもらったことに
「あの、とっても嬉しかったです」
って満面の笑顔で言った後、
「本日は誠にありがとうございました」
と突然終わらせちゃって、後ろのりりちゃん(白河りり)やるねくん(夢奈瑠音)が吹き出していました。
恐縮しつつ“月組大ジャンプ”も
最後のカーテンコールでスタンディングオベーションになったようで、あみちゃんが「ありがとうございます」って言ったら、みとさん(梨花ますみ)から「月組大ジャンプ」の声がかかったようです。
びっくりしてみとさんの方を振り返って
「えっ?やりますか?本当に?」
と小声で訊くあみちゃん。
「あの、こんな私がやっていいのかわからないんですけれども、お声がけいただいたので…」
なんてめちゃくちゃ恐縮しつつ、後ろの組子たちに
「えっ、月組大好き?あ、ジャンプ?」
って確認するのがあまりに可愛すぎます。
それがジャンプじゃ畏れ多いと思ったのか、後ろから「月組バンザイって言うんだよ」と言われたのを勘違いしたのか
「あ、バンザイでいきましょう。バンザイをさせていただきたいと思います」
って。
慌ててうーちゃん(英かおと)たちから訂正されたと見えて
「あ、ジャンプ?ジャンプですね?」
とやはりジャンプをやることに…(笑)
「お怪我のないようにちょっと(飛ぶの)で大丈夫ですので、『月組バンザイ』で行かせていただきます」
「すみません、こんなことを私がしていいのだろうか?」
とあくまで謙虚なあみちゃんにキュンキュンしちゃいました。
早速準備運動を始める組子たちを見て
「あ、皆さん大丈夫ですか?ジャンプの用意は?」
と自分も準備運動をしているのも可愛すぎて笑っちゃいました。
そしてようやくあみちゃんが「月組〜!」と叫んで皆んなで「バンザ〜イ!」と無事に“月組大ジャンプ”ができて、すごく嬉しそうだけど同時にとても照れくさそうな様子です。
客席からなかなか鳴り止まない拍手に「あ、ありがとうございます」ともう一度お辞儀してるのもあみちゃんらしい。
その後は
「この期間があっという間で、でもものすごく濃密な時間だったなという感じです」
「(客席の)皆様と、(出演者の)皆様と過ごせて本当に幸せでした。この経験を次からも精一杯活かしてまいりたいと思います」
と真面目でしっかりとしたご挨拶をしてカーテンコールを締めたあみちゃんでした。
ちょっとグダグダだったり、すごくしっかりしていたり、そして作品中では素晴らしいお芝居や歌を魅せてくれてと、いろんな魅力があるあみちゃんがますます楽しみになりました。
これからの月組を支えていく存在になってくれると思います。
読んで頂き、ありがとうございました。
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