6月17日に雪組の東京宝塚劇場公演が開幕しました。
星組『1789』が6月18日に再開し、月組『DEATH TAKES A HOLIDAY』が今日6月19日にようやく初日を迎えましたが、3つともすべて休演者がいる状態での公演となってしまいました。
星組も月組もかなり多くの体調不良者がいる中での公演中止だったので、主要メンバーの回復を待ってのリスタートとなったと思われます。
ハードな公演を続けないといけないので、体力的に無理がないのか心配ではありますが、ひとまずは公演が始まってよかったです。
そして雪組は4人も休演者がいて代役を立てての公演なので、初日の幕を開けるための準備は大変だったと思われますが、観劇された方の感想を見ると代役とは思えないほどの素晴らしい出来だったとか。
本当にタカラジェンヌの皆さんの頑張りには頭が下がります。
今日のタカラヅカニュースでは、その雪組の初日の様子を見ることができました。
雪組 東京宝塚劇場公演『Lilacの夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』初日の様子
ダイジェスト映像ではどの場面で代役の人が頑張っているのかはわかりませんでした。
が、休演の4人の分も頑張ろうという気迫が感じられるとっても熱量の高い舞台でした。
ショーの宝塚大劇場の千秋楽で咲ちゃん(彩風咲奈)、あーさ(朝美絢)、そらくん(和希そら)の3人で「千秋楽!」「おめでとう!」「ありがとう!」「東京で待ってるぜ!」というアドリブが出た場面では
咲ちゃん「初日~!」
そらくん「おめでとう!」
あーさ「ありがとう!」
3人「東京!待たせたな~!!」
という風になっていて、客席を大いに沸かせていました(笑)
彩風咲奈の初日のご挨拶
組長のにわさん(奏乃はると)のご挨拶は、宝塚大劇場の時と同じように専科の美穂圭子さんの出演、りーしゃ(透真かずき)の副組長就任、初舞台生7名の配属、彩風咲奈・夢白あや新トップコンビの東京宝塚劇場お披露目公演という紹介がありました。
宝塚の時と違うのは初舞台生の口上と全員で出るロケットがなくなったことですね。
そして、咲ちゃんの初日のご挨拶となりました。
全員で初日を迎えたかった
初日の時点で4人の休演者がいるということで、咲ちゃんはご挨拶でまず
「全員揃って初日を迎えたかったという思いはもちろん大きいです」
と話しました。
その時はやっぱり少し辛そうな表情でした。
でも幕が開いた時に見えたお客様の笑顔と拍手が自分たちの心を温かく包んでくれて、お客様の存在に元気と勇気をいただいたと。
「あらためて感謝の気持ちでいっぱいになりました」
と優しい笑顔で話す咲ちゃんでした。
まだまだ大変な状況の中、どれだけお客様の存在に助けられているかという咲ちゃんの気持ちが強く伝わってきました。
羽山紀代美先生の訃報について
その後、
「先日私達にとって、宝塚を愛する人たちにとって悲しい出来事がありました」
と、6月10日にご逝去された振付家の羽山紀代美先生のことにも触れました。
「羽山紀代美先生の教えを胸にこの美しい宝塚の伝統を守っていかなければいけない」
「私達にできることはまずは一回一回の公演を大切に務め、明日へ明日へと繋げて行くことだと思います」
と少し声を震わせながら話す咲ちゃん。
初日を観劇された方がツイートされていて、この時そらくんが顔を歪めて涙をこらえていたそうです。
そらくんはファーストフォトブックで羽山先生と対談していたりと、とくに思いが深かったんだと思います。
そのツイートを見てからこの咲ちゃんのご挨拶を聞いたので、余計こちらの涙腺もゆるんでしまいました。
羽山先生の訃報は13日にTwitterで知ったのですが、今お稽古中の花組公演のショーでも振付をされたということだったので、ほんとうに突然の事だったのですね…
多くのOGたちもSNSで羽山先生への哀悼の意と感謝の言葉を綴っていました。
ネット記事で劇団からも発表があったと載っていましたが、公式サイトでは何も書いてなかったので、なんとなくモヤモヤしたものがあって…
先日の花組の稽古場情報で、あおいさん(美風舞良)とれいちゃん(柚香光)が羽山先生の振付の場面を感謝の気持ちを込めてやりたい、これからの宝塚に繋いでいきたいという話はしていました。
でもはっきりと話してはいけないような雰囲気で訃報については話しませんでした。
なので、咲ちゃんがご挨拶の中ではっきりと触れてくれたことで気持ちが落ち着きました。
咲ちゃんありがとう…
お客様への感謝の気持ち
次のカーテンコールではまたお客様に会えたことが嬉しいと言う咲ちゃん。
「お客様からいただいたたくさんのパワーで千秋楽まで元気に駆け抜けたい」
って。
そして最後のカーテンコールでもまたまた
「本当にお客様にお会いできてよかったです」
としみじみ言ってました(笑)
「外は暑いけれど私達の心はもっともっと熱くて、お客様への愛で燃え上がってる」
そうです(笑)
そして
「この愛をたくさんたくさんたくさん」
と胸から愛を客席に投げ入れる仕草をしながら
「たくさんたくさんたくさんお返しできるように元気に駆け抜けてまいりたいと思います」
って言ってる咲ちゃんを見て、そらくんとにわさんも笑いながら真似をしてハートを投げる仕草をしてました(笑)
ちょっとしんみりする場面もありましたが、最後は笑いのある温かい初日のカーテンコールでした。
舞台稽古後の囲み会見が復活しました
この公演から東京公演恒例の舞台稽古後の囲み会見が復活したようです。
これは嬉しいです!
真っ赤なデュエットダンスの衣装で記者の前に登場した咲ちゃんとあやちゃん(夢白あや)。
懐かしいこの光景が戻ってきました!
咲ちゃん、あやちゃんと順番にお芝居とショーの見どころなどについて語った後、どのようなトップコンビになっていきたいかという質問にも答えていました。
咲ちゃんは
「何色にでもなれる、何にでもなれる可能性が広がるコンビになりたい」
と話し、それを受けてあやちゃんは
「それにお答えできるように、日々の新鮮な気持ちも大切に舞台を作り上げていきたい」
と話していました。
話しながらお互い見つめ合ったり、咲ちゃんが愛おしそうに頼もしそうにあやちゃんが話すのを見ている姿に、本当にお似合いのコンビだなと、これからが本当に楽しみだなと思いながら見ていました。
私の観劇日ももうすぐです。
今日の初日映像と会見の様子を見て、ますます期待がふくらんでいます。
楽しみです。
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