柚香光・星風まどかコンビの最後の突撃レポート(花組『アルカンシェル』突撃レポート)

2月10日に初日の幕が上がった花組宝塚大劇場公演『アルカンシェル』ですが、かなり重い題材を扱っているのにけっこう笑える場面もあるようですね。

今日のタカラヅカニュースで突撃レポートが放送されましたが、これがれいちゃん(柚香光)とまどかちゃん(星風まどか)にとって最後の突撃レポートとなります。

スカイ・レポーターズのびっく(羽立光来)とりんちゃん(凛乃しづか)をMCに2番手のひとこちゃん(永久輝せあ)も交えて5人で公演の見どころなどについて語りました。

花組 宝塚大劇場公演『アルカンシェル』突撃レポート

出演メンバーの役柄について

柚香光:マルセル

れいちゃん(柚香光)が演じているマルセルは劇場アルカンシェルの才能溢れるダンサー。

その才能ゆえの葛藤や焦りからカトリーヌ(星風まどか)とバチバチやり合ったりもするけれど、本来はまっすぐで誠実で熱い魅力的な男性ということです。
その魅力を感じてもらえるように演じたいと話していました。

マルセルはダンスだけでなくピアノを弾くシーンも見どころ。

そのマルセルのピアノ伴奏に合わせてカトリーヌが歌うそうで、日によって自分が乗りに乗ってしまったら、伴奏を増やしてカトリーヌさんの歌を延長してしまうかもしれないなんて言ってました(笑)
その場面はけっこう自由度が高い場面なんでしょうかね?
ちょっと楽しみです。

星風まどか:カトリーヌ

まどかちゃん(星風まどか)が演じるのはアルカンシェルの看板歌手。

すごく張り詰めた中で歌うことが多いので、客席も緊張感を持って観ているのが伝わってくるそうです。
なので心して歌いたいなと思って頑張っていると話していました。

そんな歌姫のカトリーヌはギャグセンスもお持ちらしくて、“「アチッ」のシーン”でそれが表れているみたいです。

“「アチッ」のシーン”がどういうシーンなのか全くわかりませんが、そこが皆さんが言っているクスッと笑えるシーンなのかもしれません。
「カトリーヌにはそんな一面もあるの〜?」と最初はマルセルが引いてしまったくらいなので、カトリーヌの面白い一面も見どころのようです。

永久輝せあ:フリードリッヒ(フリッツ)

エンターテイメント大好きのドイツ兵フリードリッヒ(フリッツ)を演じているのがひとこちゃん(永久輝せあ)です。

そのエンターテイメント好きな彼の一言から物語が動いていくので、その気持ちを大事にしていきたいと言っていました。

そしてフリッツは美咲ちゃん(星空美咲)演じるアネットとの恋も微笑ましいそうです。
ひとこちゃんはアネットの前で恥ずかしくなって手も震えてしまうほどドキドキするらしいです。

マルセルとカトリーヌ、フリッツとアネットの2カップルのちょっとした違いもこの作品の見どころの一つのようです。

れいまどの名コンビっぷりが楽しい

この突撃レポート中に、れいちゃんとまどかちゃんのとても仲の良い微笑ましいところが何度も見られました。

びっく(羽立光来)から「まどかちゃんは歌姫のカトリーヌを演じていらっしゃいますが」と振られて「いや〜、もう〜」とちょっと照れくさそうにしていたら、すかさずれいちゃんが「歌姫」とダメ押し(笑)

それに右手でれいちゃんを叩く仕草をしながら「なんでもっかい言うんですか!?スルーしようと思ったのに〜」って(笑)

ここはまどかちゃんのアップだったので、れいちゃんの顔も映してほしかったですが、2人の遠慮のない仲の良さが出ていてキュンとしちゃいました。

れいちゃんのピアノ伴奏でまどかちゃんが歌うという話のところでは、
「お忙しい中お稽古終わった後に合わせてくださって本当にありがとうございました」
と両手を添えてひょこっと膝を曲げる仕草をするまどかちゃんと同じタイミングで
「ありがとうございました、こちらこそ」
と同じようにひょこっとやるれいちゃん。

2回息ぴったりにそれをやってました。

もう一つれいちゃんから「ギャグセンスをお持ちのディーバなんでね」と言われた時も、ロングヘアを払うようなドヤ顔ポーズをしながら「はい」と言うまどかちゃん。
間を空けてもう1回それをやったりして…(笑)

2人はまるで夫婦漫才のような掛け合いでした。

柚香光から永久輝せあへのラブも

れいちゃんが急に
「一個自慢してもいいですか〜?」
と言い出したんです。

マルセルがピアノで伴奏している時にフリッツがピアノの側に来て歌ってくれるんですって。
そこでれいちゃんから見えるひとこちゃんフリッツの角度が「SSSSS席くらい素晴らしい」そう。

自分のおでこにカメラを付けてたらいい写真が撮れるとか、「いいだろう」って言いたくなるとか、ひとこちゃん推しとしてのマウントを取るれいちゃん。
で、また

「(そこの場面)わたしSSSSS席なんです」
ってw

フィナーレの見どころ

いろんな見どころを語った後、フィナーレの見どころについても語られました。

永久輝せあの歌唱指導

フィナーレはひとこちゃんの歌唱指導から始まるとのことです。

小池修一郎先生の一本物のフィナーレはだいたい2番手男役のいわゆる“歌唱指導”から始まりますからね。
今回も同じパターンのようです。

本編中でれいちゃんが銀橋で歌う「たゆたえども沈まず」という曲をその歌唱指導でひとこちゃんが歌うということだそうです。

同じ楽曲でもフィナーレならではの華やかさ、誠実にスコーンと響く変化が好きだと嬉しそうに語るれいちゃん。
そしてその言葉を身の引き締まる表情で聞いているひとこちゃん。
この2人の関係性も素敵です。

デュエットダンス

そしてフィナーレといえばトップコンビのデュエットダンス。

れいまどコンビ最後のデュエットダンスです。

ブルーのお衣装が新鮮で、まどかちゃんのドレスはすごく布の量が多くて重いんだそうです。
れいちゃんから「どう?」と訊かれて「いろんな重みを感じながら務めています」とまどかちゃん。

あとはデュエットダンス中に手を繋いで銀橋を渡るのが初めてという話が出てましたが、へ〜そうなんだ〜と思いました。

最後の公演でそんな幸せな振付がされて2人にとっても、そしてそれを観るファンにとっても嬉しいことです。
自分たちならではのデュエットダンスを作っていきたいと言いながら
「今も終演後にね」
とれいちゃんが言っていたのを見ると、公演中も終演後に2人でお稽古をしているんだなと。

「お客様が観に来てよかったな〜と思えるようなデュエットダンスをお届けできたらいいなと思っております」
と意気込むれいちゃんでした。

 

これまでの稽古場情報や稽古場レポートよりまたさらにいろんな見どころを知ることができた突撃レポートでした。

この作品を観劇した方たちの感想を見ていると、柚香光・星風まどかの退団公演としてぴったりという意見とふさわしくないという意見に分かれているのが興味深いです。
自分が観劇した後どっちの感想になるのか今から楽しみです。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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