月組『今夜、ロマンス劇場で』の配役を映画のキャストと比較

ずっと観たい観たいと思っていた『今夜、ロマンス劇場で』の映画を昨日やっと観ることができました。
美しい映像で、ファンタジックでロマンティックで最後はほろっとするとっても素敵な映画でした。

月組 宝塚大劇場公演 『今夜、ロマンス劇場で』稽古場情報&稽古場レポート

タカラヅカニュースでは、先週光月るう組長とれいこちゃん(月城かなと)の稽古場情報が、そして今週はスカイレポターズのぐっさん(春海ゆう)をMCにさちかさん(白雪さち花)とヤスくん(佳城葵)が出演した稽古場レポートが放送されました。

『今夜、ロマンス劇場で』の役それぞれについていろいろ詳しく説明してくれたので、映画のキャストに当てはめながらどんな役になるか予想してみました。

あらすじ

「映画監督を志す健司(月城かなと)は通い詰めた映画館「ロマンス劇場」で憧れのモノクロ映画のヒロイン美雪(海乃美月)と出会う。健司はモノクロの姿のまま現れた美雪に色とりどりの現実の世界を案内するうちに2人は惹かれあっていく。しかし、美雪は人のぬくもりに触れると消えてしまうという秘密を抱えていた」

というあらすじの映画です。

京映という映画会社の撮影所を舞台に、健司が毎日通う映画館「ロマンス劇場」や、昭和のレトロな風景など美しい映像とともに健司と美雪のロマンスが描かれたちょっと不思議で切ない恋愛映画でした。

主な役は

映画を観たうえで改めて配役を比べてみました。

役名の後の()は映画のキャストです。
稽古場情報と稽古場レポートで話された情報を元にちょっと考察してみました。

牧野健司(坂口健太郎):月城かなと

ちょっと頼りなくて失敗ばかりして怒られている助監督の牧野健司役は、実際の男性が演じるとちょっと可愛らしくて母性本能をくすぐられる男性像。
それを宝塚の男役が演じるのは難しいとれいこちゃんが話していました。

確かに宝塚の男役は頼りがいがあって男らしくてナンボですからね(笑)

れいこちゃんのこれまで演じてきた役のイメージもどちらかというとすごく男らしい強い男性の役が多かったので、あの映画版の坂口健太郎さん演じる牧野健司はれいこちゃんのイメージからは遠い気がします。
しいていえば『BADDY』のポッキー巡査がちょっと近いかな〜

でも美雪のわがままに振り回されながらも、段々と強く惹かれ合って離れられないというところまでいく強い愛情はれいこちゃんで観てみたいと思わせられる役でした。

美雪(綾瀬はるか):海乃美月

美雪は映画の中でお転婆なお姫様です。
映画から出てくるのはその役を演じた女優さんではなく、お姫様の美雪というのが面白いです。
映画の中で動物の三銃士たちと一緒に大蛇を倒したりと、とても男勝りで勝ち気なお姫様です。

言葉遣いもずっと男言葉で、健司のことも他の誰のことも「お前」と呼びます。
それで誰かれ構わず殴ったり、大変な騒動を引き起こしたりするんです(笑)

稽古場情報でれいこちゃんがうみちゃん(海乃美月)のさっぱりしたところとか、ちょっと勝ち気なところが美雪役に合ってるって言ってました。

れいこちゃん演じる健司は最初その美雪に振り回されて大変な思いもするんですが、その図もきっと面白いだろうな〜
なかなか宝塚の男役と娘役ではない関係性です。

「うみによって振り回されて、手のひらで転がされるれいこというのが皆様に新鮮に写るんじゃないかな」

とるうさん(光月るう)。
うん、とっても楽しみです。

俊藤龍之介(北村一輝):鳳月杏

北村一輝さん演じる俊藤龍之介はめちゃくちゃ濃いです!

れいこちゃん(月城かなと)が「ちなつさん(鳳月杏)は役作り要るのかな?って感じですが」って笑ってました。

京映の大スターでハンサムガイシリーズの主役俳優の俊藤龍之介は、お話の中でハンサムガイシリーズの妖怪もののミュージカル映画を撮影しているんですが、そのシーンもめちゃくちゃ面白かったです。

健司や美雪のせいでとんでもない目にあったりするのに、それにも動じずあくまでもカッコいい。
何をされても怒ったりしないのがまたカッコいいです(笑)

このミュージカル映画の場面も舞台で再現されるようです。
作中の曲は映画版と同じなんだとか。

ただ、ミュージカル映画のクランクアップの場面で俊藤龍之介が歌舞伎の隈取りをして登場していましたが、それは宝塚ではやらないそうです。

ちなつちゃん(鳳月杏)は自分も隈取りしたほうがいいのかと先生に相談したそうですが、「それはやめてくれ」と先生に言われたそうです。
稽古場レポートでさちかさん(白雪さち花)が明かしてくれました(笑)

さちかさんは俊藤龍之介の相手役の大女優だそうで、ちなつちゃんと役作りの相談をした話もしてくれました。

この二人の絡みも面白そうだな〜
映画ではその大女優の役はなかったんですがね。

成瀬塔子(本田翼):彩みちる

映画会社京映の社長の娘塔子はこの公演より雪組から組替えしてくる彩みちるちゃんです!

れいこちゃんは雪組で一緒だったので懐かしいと思うそうで、みちるちゃんのことを「ちょっと成長してお嬢様なんかやってるゎ」って笑ってました。
久しぶりに会う妹がすっかり大きくなって嬉しいなって感情でしょうか?

健司に密かに恋している健気なお嬢さんで物語上すごく重要な役です。
組替え早々みちるちゃんは大役ですね。

みちるちゃんの塔子はめちゃくちゃ可愛いらしく、稽古場レポートでは、さちかさん(白雪さち花)たちが「はけ際のアドリブまで可愛い」とキャイキャイ話していました。

映画の塔子(本田翼)はおしとやかで静かに話す感じだったのですが、稽古場レポートで3人が真似するみちるちゃんの塔子は映画とはちょっとイメージが違いました。
みちるちゃん、どんな塔子を作り上げるのかな〜?

本多正(柄本明):光月るう

健司が足繁く通う映画館ロマンス劇場の館主本多正は柄本明さんが演じていて、ひょうひょうとしたすごく味のある演技で、とても引き込まれました。
この本多さんがものすご〜くキーパーソンなんです。

るうさんもいつも味のあるお芝居をされますが、あの柄本明さんの演技に近づけてくるのか、それともまた違う本多正を演じるのか…
健司と本多さん二人だけの場面もたくさんあります。

るうさんは「れいこちゃんとお芝居するのがすごく楽しい」と話し、れいこちゃんも「キャッチボールができる安心感がある上でお芝居ができるのがありがたい」と話していました。

二人の信頼関係が築けているからこそのキャッチボールなんですね〜

健司と本多さんのやり取りがれいこちゃんとるうさんで観られるのは楽しみです。

大蛇丸:暁千星

映画版にはなかった役がありちゃん(暁千星)が演じる大蛇丸。

うみちゃん(海乃美月)演じる美雪が主人公のモノクロ映画の中の登場人物です。
美雪が映画の世界に戻らなければいけない理由として必要な存在らしいです。

映画版では作り物の大蛇は登場してましたが、あれが新たに大蛇丸という人物になって劇中のモノクロ映画にも新たなストーリーが展開されるんでしょうか?

その大蛇丸の従者も宝塚版オリジナルの役で、天紫珠李ちゃんと礼華はるくんが演じるそうで、その二人がまた濃いそう。
宝塚版オリジナルのそのモノクロ映画の内容も楽しみになりました。

それ以外にも個性豊かな面々が活躍するそう

モノクロ映画に登場する三銃士の動物たちが狸吉の蓮つかさ、虎衛門の英かおと、鳩三郎
柊木絢斗です。
宝塚でそこまでやるの?というほどメイクも攻めてるそうで、そこも楽しみにしてくださいという話でした。

あとは映画会社の面々や、俳優たち、警官なども個性豊かな役が盛りだくさんだそう。
映画版には登場しないモノクロ映画の中の登場人物もたくさんあるようなので、映画版を観た方も新鮮に観ることができそうです。

スカイ・ステージ貸切公演に視聴者招待(抽選)があります


https://www.tca-pictures.net/skystage/kashikiri2022/tsuki/

どうやらこの公演はかなり人気でチケット難になりそうです。

宝塚大劇場で毎公演複数回観劇している関西の友達が、これまで希望の日時でチケットが複数回買えていたのに、この月組公演は1回分しか購入できなかったそうです。

これまでは平日だと割と売れ残っている日もあった宝塚大劇場公演ですが、この公演はあっという間に売り切れてしまいました。
東京公演はさらにチケット難になりそうです(汗)

そんな月組公演の東京宝塚劇場公演でスカイ・ステージ貸切公演があるそうです。

しかも、「ご招待」!!
でも、抽選(当然w)

抽選でも十分にありがたいです。

日時は2022年3月17日(木)18:30開演で、招待はペアではなく1名だそうです(泣)

応募期間は2021年12月1日(水)~2022年1月11日(火)です。

くじ運が悪いと自覚している私ですが、もちろん応募しました。

当たりますように!笑

 

  

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