違和感を感じているのに嫌いになれずにいます。本当にすみません

会見から丸一日、モヤモヤとした気持ちを引きずったまま、仕事にも身が入らず一日を過ごしてしまいました。

タカラヅカニュースはまるで何も起きていないかのように「いつもと同じ」です。
過去にはこれにホッとしたこともありましたが、今はこの「いつもと同じ」に違和感を感じています。

今日のタカラヅカニュースに違和感

タカラヅカニュースとは

私がこの数年、1日も欠かすことなく視聴している「タカラヅカニュース」は宝塚歌劇の専門チャンネル「タカラヅカ・スカイ・ステージ」で1日4回(日曜日は3回)放送される番組です。
平日は45分の枠で、土曜日と日曜日は60分の枠で総集編が放送されます。

 

宝塚歌劇のホットな情報をお届けするエンターテインメント・ニュース番組。
司会はもちろんスカイナビゲーターズ。
日々のトピックスや宝塚、東京ほか各地の劇場で開催される公演の初日、千秋楽、新人公演などの舞台の模様はもちろん、お稽古場風景などの貴重な映像を交えてご紹介します。
公演終了後に、スカイ・レポーターズが舞台上の出演者に突撃インタビューする「舞台レポート」は、タカラヅカニュースの人気コーナー。
土日には1週間のタカラヅカニュースをダイジェストにまとめた「タカラヅカニュース総集編」をお届けします。
https://www.tca-pictures.net/skystage/news/

 

スカイ・ナビゲーターズは2年の任期でタカラヅカニュースのMCなどを務めるため各組から選抜された男役娘役各1名のタカラジェンヌです。
一週間ずつ組ごとにペアで担当してくれます。
担当する週ごとにお洋服を揃えてきたり、季節やイベントに合わせた装いで登場したり、各組のナビゲーターズごとに工夫して楽しませてくれます。

一週間分をまとめて収録しているようで、MCとして話すことは型通りですが、それだけでも慣れてきたなとか上手だなというのがあったり、組ごとのペアの雰囲気が違ってたりで、楽しませてもらえます。

あと、スカイステージに共通でタカラヅカニュースだからというわけではないのですが、劇団が販売する円盤やCDなどのグッズのCMも楽しみです。

今日のタカラヅカニュースのプログラム

あらかじめ一週間分がまとめて録られていることもあって、劇団からの公演予定や退団発表などのお知らせは番組冒頭に文字で伝えられます。
退団のときは「すみれの花咲く頃」のインストルメンタルVer.です。これがちょっと悲しいです。

そんなタカラヅカニュース、今日は昨日の会見について何か冒頭に情報があるのか(多分ないだろう、いや絶対にないはずだ)と思っていました。
当然のように「何もなし」でした。

そして、今日のタカラヅカニュースは以下の内容でした。

 

SKY REPORT 雪組 宝塚大劇場公演 『FROZEN HOLIDAY』 稽古場レポート
サヨナラインタビュー 月組 蘭尚樹
サヨナラインタビュー 月組 水城あおい
はじめまして宝塚
タカラヅカニュースコール一挙放送 Part13<2016年9月~11月>
キラキラ☆たからじぇんぬ 雪組 紗香にいな
本日の司会は星組 蒼舞咲歩と彩園ひなです
https://www.tca-pictures.net/skystage/news/

 

生徒さんたちもスカイステージのスタッフさんも皆さん、何も感じていないということでしょうか。
雪組の稽古場レポートを見ても、いつものように心が弾みません。
どうしても全日程の休演が発表された一禾あおくんのことを思ってしまいます。

語られるお稽古場は過重労働の中、指導と叱責が当たり前に行われているのかと思うと、何もかもが色褪せて見えてしまいます。
タカラヅカニュースの紹介で「お稽古場風景などの貴重な映像を交えて」とあるのが悪い冗談のように感じてしまうほどです。

皆さんはどうなんでしょう…?

私にはまたあのキラッキラ✨な日々が戻って来るのでしょうか。

先週も先々週もその前もずっと違和感

この4週間のタカラヅカニュース

私は毎週末、その週のタカラヅカニュースで取り上げられた項目を残しています。
あまり読んでいただける記事ではありませんし、実際あまり面白くもないのですが(すみません)、アーカイブとして残しておこうと思って続けています。

 

今週のタカラヅカニュース(11月6日〜11月10日)

極美慎が宝塚の名作のイントロを歌った今週のタカラヅカニュース(10月30日〜11月3日)

彩みちるがイントロクイズに登場!今週のタカラヅカニュース(10月23日〜10月27日)

小桜ほのかがノリノリの振り付きでイントロを歌った今週のタカラヅカニュース(10月16日〜10月20日)

 

先週はさすがに一週間の話題についていろいろ考えてしまい、タイトルも「今週のタカラヅカニュース」に止めました。
何もアップしないことも考えたのですが、この時期にどんなトピックがタカラヅカニュースで取り上げられたのか残しておくべきと思い直しました。

それでも宝塚歌劇が嫌いになれずにいます。すみません

私のようなファンが支えてしまっているからこそ宝塚は存在しています(私はファンブログもせっせと書いて布教もしています)

過重労働と呼ばれる過剰な労働の負荷の中で「指導」「叱責」を繰り返す組織のファンであり、お金を落として組織を守る私は反社会的だと言われても仕方のないことかもしれません。

「これだけの悲劇的な事態を招いたにも関わらず縦の関係を重視する姿勢」でしか成り立たたないものに期待し、喜んで受け入れてきました。
タテの厳しさや生徒さんの凄まじいまでの頑張りを讃え、美談としてだけ受け入れてきました。
そこに何があるのか知ろうとも見ようともしてきませんでした。

少なくとも、私はそんなファンです。

 

この数週間ずっと何かおかしいと思いながら違和感を感じながら、それでも見たくないものを見ないようにしてきました。

しかし、ずっとどこかで納得のいかないものを抱え続けてきました。

そんな中、ご遺族の代理人のお話はとてもショックでした。
以来、気持ちが晴れることはありません。

代理人のお話を聞いて心底、劇団にがっかりしました。

それでもタカラヅカニュースのタカラジェンヌの笑顔を見ると、冷えて凝り固まっていた気持ちが熱したバターのように溶けてしまいます。
冷まそう冷まそうと思うのに、一瞬で熱を帯びてきます。

 

考えて考えて考えてきましたが、宝塚のファンを止めるのは私にはとても無理そうだと思いました。
こんなことでいいのかどうかわかりません。

でもやっぱり嫌いになれずにいます。すみません。

 

だからこそ、劇団がご遺族に向き合って正しく問題を認識しあらためるべきことをあらためて、この時代に相応しい新しい宝塚を見せてくれることを願っています。

ご遺族のことを思うと、宝塚歌劇を応援していることもそれに触れていることも期待していることも申し訳ないです。
すみません、本当にすみません。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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