3月26日に始まった専科のかちゃ(凪七瑠海)主演の星組全国ツアー。
初日の終演後に観劇されていた方たちの驚きと喜びのツイートが踊っておりました。
かちゃとせおっち(瀬央ゆりあ)がパレードで大羽根を背負ったと!
これはなんとも嬉しいニュースで、今日のタカラヅカニュースでその大羽根を見るのを楽しみにしておりました。
星組全国ツアー公演『バレンシアの熱い花』『パッション・ダムール・アゲイン!』初日映像
この星組の演目と振り分けが発表になった時はもう本当にめちゃくちゃ物議をかもしました。
なんせトップコンビが別々にされ、全国ツアーの方をトップスターのこっちゃんではなく専科のかちゃが主演、そしてトップ娘役のなこちゃん(舞空瞳)はそのかちゃと一緒に全国ツアーを回るというんですからね。
前代未聞のことだと話題沸騰でした。
私も本当に変わったことをするな~とびっくりしました。
しかし、この前の『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』を見て私なりに納得しました。
劇団はどうしてもこっちゃん(礼真琴)にこのフレンチ・ロック・ミュージカルをやらせたかったのではないでしょうか。
それには歌唱力に定評があるメンバーをそろえたかった。相手役にも抜群の歌唱力を持った娘役を当てたかったと考えました。
如何でしょうか。
そのため歌よりダンスの人であるなこちゃんは全国ツアーの方になったけれど、相手役は2番手以下というわけにはいかないので、専科でもスター性のあるかちゃが選ばれたのかな~と思いました。
あるいは劇団はかちゃに轟さんのような宝塚の顔を担わせることも期待しているのでしょうか。
今回の全国ツアーは全国の皆さんにかちゃを売り込む意味もあるのかもしれません。
『バレンシアの熱い花』
柴田侑宏先生の名作『バレンシアの熱い花』は1976年の初演から何度も再演されてきました。
かちゃも宙組の下級生時代に大劇場公演と全国ツアー公演で出演しています。
伝統的な宝塚の作品を大事にしているかちゃにとっても大切な作品だと思うので、この作品が選ばれたのはかちゃにとってのご褒美だろうなと思います。
冒頭に登場したかちゃがめちゃくちゃかっこよかったです。
『パッション・ダムール・アゲイン!』
ショーの『パッション・ダムール・アゲイン!』は2020年にかちゃ主演で雪組生たちとやったコンサート『パッション・ダムール-愛の夢-』を再構成したものということです。
こちらも発表になった時はかちゃへのご褒美的な演目だな~という印象でした。
岡田敬二先生の「ロマンチック・レビュー」シリーズの名場面を集めた構成で、往年の宝塚ファンも大好きな数々の有名な振付のダンスシーンなどが散りばめられているそう。
伝統的な男役像を大切にしているかちゃにぴったりな演目だな~と思っていましたが、今回かなり多くの場面でせおっちが中心となっていたそうです。
タカラヅカニュースでもかちゃではなくせおっちがあの「バッドパワー」を真ん中で踊っているところが流れて、「おおっ!」と思いました。
『パッション・ダムール-愛の夢-』では当然、かちゃが真ん中で踊っていましたが。
他にもせおっちが任されている場面も多くて2番手というより1.5番手的だったという意見も目にしました。
これはせおっちにたくさん活躍の場をということかな~と思うとともに、餞別ということでなければいいけどとふと頭をよぎってしまいました。
まさか…
私、常に弱気なので(泣)
パレードの大羽根
パレードのエトワールはなこちゃん(舞空瞳)だったそうで、トップ娘役の大羽根を背負って登場。
そしてせおっち(瀬央ゆりあ)が今回はじめて2番手の大羽根を背負って登場しました。
せおっちが登場した途端盛大な拍手が起こったそうです。
せおっちファンは待ち焦がれていましたからね~
これまで変則的な形の羽根しか背負わせてもらえなかったので、いつかは大きな丸い羽根を背負わせてあげたいと私も思っていました。
画面で見てもせおっちおめでとう!と嬉しかったです。
そして今回かちゃもはじめて大羽根を背負っての登場でした。
トップスター経験者じゃないのでナイアガラは付いていませんが、それでも雉羽根があしらわれた豪華な大羽根です。
こちらも本当におめでたいです。
おめでとう、かちゃ!
で、せおっちの大羽根は嬉しかったんですが、ここでもふと嫌な予感が…
次の『1789』は一本ものですので、トップスターのこっちゃん以外は衣装で階段を降りるので羽根は背負わないです。
なので、今回が最後ということはないよね~と思ってしまったのですが…
ワ~ン、せおっちには『1789』の後ももっともっと活躍してほしいのです。
こんな予感は当たってほしくないんですが。
せおっちの大羽根はすごく嬉しかった反面、不安な気持ちもよぎってしまった全国ツアー初日の映像でした。
読んで頂き、ありがとうございました。
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