昨日は月組宝塚大劇場公演の初日の模様をショーのフィナーレから生中継で観ることができて大感動でした。
れいこちゃん(月城かなと)・うみちゃん(海乃美月)コンビのお披露目をリアルタイムでお祝いできたことがすごく嬉しかったです。
さて、その月組の2021年の5大作品とニュースを独断と偏見で選んでみました。
月組2021年注目の5作品
『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』
主演:珠城りょう・美園さくら
宝塚大劇場:2020年9月25日(金)〜11月1日(日)
東京宝塚劇場:2020年11月20日(金)〜2021年1月3日(日)
コロナのせいでスケジュールが大幅にずれたために、年をまたいでの公演となった月組東京宝塚劇場公演の『WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲』は昨年の1月3日が千秋楽となりました。
お芝居の『ピガール狂騒曲』も明るくて楽しい作品で大好きでしたが、日本物のショーの『WELCOME TO TAKARAZUKA』が素晴らしくて大好きな作品です。
やはり日本物のチョンパはテンションが上がります。
「ウエルカム! ウエルカム!」の主題歌はずっと耳に残りますし、「月の巻」の荘厳さは今でも目に焼き付いています。
「雪の巻」での松本悠里さんの可憐さ、「花の巻」でのれいこちゃんとおだちん(風間柚乃)の合わせ鏡の妖しさも素敵でした。
この公演は令和2年度の文化庁芸術祭賞優秀賞を受賞していますが、納得の受賞だと思いました。
劇場では2階席から観たのですが、「月の巻」での斜めに並んで扇を返していくところなど鳥肌の立つ場面がいくつもありました。
『ダル・レークの恋』
主演:月城かなと
TBS赤坂ACTシアター:2021年2月16日(火)〜2月28日(日)
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ:2021年3月14日(日)〜3月21日(日)
瀬奈じゅんさんファンの私としては瀬奈さんのラッチマンが一番なのですが、れいこちゃんのラッチマンも素敵でした。
谷貴矢先生の新しい演出の場面もあって、また新鮮に観ることができました。
トップコンビに就任する前の月城かなと・海乃美月コンビの主演作品ということで、プレプレお披露目といった感じの公演でしたね。
お似合いの二人で、もうすでにコンビとして安定していたなと思います。
『桜嵐記』
主演:珠城りょう・美園さくら
宝塚大劇場:2021年5月15日(土)〜6月21日(月)
東京宝塚劇場:2021年7月10日(土)〜8月15日(日)
珠城りょう・美園さくらトップコンビの退団公演で、上田久美子先生の意欲作でした。
衣装もセットも何もかもが美しくて、構成も素晴らしく何一つ無駄がありませんでした。
たまきち(珠城りょう)演じる楠木正行は壮絶な死を迎えますが、ただの悲劇ではなく観終わった後に温かい気持ちになれる素敵な終わり方で、トップスターの退団公演に相応しい作品でした。
正行とさくらちゃん(美園さくら)演じる弁内侍との関係性もすごくよかったです。
『Dream Chaser』
主演:珠城りょう・美園さくら
宝塚大劇場:2021年5月15日(土)〜6月21日(月)
東京宝塚劇場:2021年7月10日(土)〜8月15日(日)
『桜嵐記』と併演のショー『Dream Chaser』も退団公演らしい素敵なショーでした。
花組の『Cool Beast!!』が一押しだと書きましたが、その次によかったのはこの『Dream Chaser』かな〜
主題歌の『Dream Chaser』も、『Hymn of life』という歌も歌詞がすごく良くて、コロナ禍を吹き飛ばすような歌詞にめちゃくちゃ元気になりました。
この『Dream Chaser』は新トップコンビのプレお披露目の博多座公演で『Dream Chaser -新たな夢へ-』としてサブタイトルをつけて再演されました。
新しい場面もありましたが、全体的に前の公演の雰囲気を残しつつ、お披露目に相応しい作品になっていたのがまた素晴らしかったです。
『川霧の橋』
主演:月城 かなと・海乃 美月
博多座:2021年10月11日(月)〜11月3日(水)
月城 かなと・海乃 美月トップコンビのプレお披露目公演でした。
1990年に月組の剣幸さんとこだま愛さんの退団公演として上演されて以来31年ぶりの再演、それもずっと再演の要望が多かった作品の再演です。
お話的にはなかなか主演の二人が結ばれないじれったさもあって、最後にやっと二人が幸せをつかんだ時には本当におめでとうという気持ちになりました。
剣幸さんとこだま愛さんは退団公演でしたが、お披露目の作品としてもこれからの二人を応援する気持ちにもなる作品だな〜と思いました。
二人以外の個性豊かな月組生の面々の活躍も頼もしく思えました。
月組2021年5大ニュース
松本悠里さんが『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』でご卒業
1957年の入団から日本舞踊の名手として劇団に貢献されてきた専科の松本悠里さんが1月3日の月組公演千秋楽をもって卒業されました。
最後の公演をご一緒できたことは本当に勉強になったし光栄なことだったと、多くの月組生が話していました。
私も松本悠里さんの可憐な娘役姿、素晴らしい踊りを目にすることができて幸せでした。
珠城りょう・美園さくらトップコンビが退団
月組の2021年一番のニュースはもちろんトップコンビの退団ですね〜
とくにたまきち(珠城りょう)は2016年9月からおよそ6年の長きに渡ってトップ男役に在任していたので、一時代が終わるという感じでしたね。
退団公演の千秋楽でのたまきちのさくらちゃんへの態度が変な風に話題になってしまったのが残念でした。
私はそれまでの二人の関係性をスカイステージなどで見ていたので全くネガティブには感じませんでしたし、むしろ微笑ましく見ましたが、そうでない方もいらっしゃったようです…
退団後はたまきちはすでに活動を始めてコンサートも決まっていますし、これからの活躍に期待です。
さくらちゃんはこの間VOCEにインタビューが載って、ボランティア活動に参加しているということが分かりました。全くさくらちゃんらしいなと思いました。
さくらちゃんの舞台姿が好きだったので、できればこれからも何か表舞台で活躍してほしいなと思います。
月城かなと・海乃美月新トップコンビ就任
そしてもちろん、新生月組のスタートも大ニュースです。
95期から3人目のトップスターということでも話題です。
プレお披露目の博多座公演も好評でしたが、昨日の元日に初日を迎えた宝塚大劇場公演がものすごく期待されているようで嬉しい限りです。
チケットは一般発売日に瞬殺で売り切れたようで、演目が人気映画の舞台化ということもあるかとは思いますが、新トップコンビへの期待の高さもあるのではと思います。
学年も近く、以前から何度もコンビを組んできた安定感もあるトップコンビなので、安心して観ていられるな〜という印象もあります。
とにかく今後がすごく楽しみです。
紫門ゆりや・輝月ゆうまが専科へ組替え
珠城りょう・美園さくらトップコンビの退団と同時に多くの組子が退団しましたが、それに加えて月組には無くてはならない存在のゆりちゃん(紫門ゆりや)とまゆぽん(輝月ゆうま)の二人が専科へ異動というニュースに衝撃を受けました。
この二人の味のあるお芝居は芝居の月組には必要ですよね〜
他の組でもその手腕を発揮してくれるのを観るのも楽しみではあるのですが…
現にゆりちゃんは専科生として風間柚乃主演のバウホール公演に、そしてまゆぽんは宙組の芹香斗亜主演の『プロミセス、プロミセス』に出演して大活躍でした。
これからもいろんな組で味のあるお芝居を見せてくれるのを期待しています。
でもやっぱりゆりちゃんは上級生として、そしてまゆぽんは同期としてれいこちゃんを支えてくれると思っていたので、専科への異動は本当に残念です。
風間柚乃バウホール公演初主演
花組の聖乃あすかに続いて100期生では二人目のバウホール公演主演を風間柚乃が果たしました。
おだちん(風間柚乃)は早くから芝居巧者として注目されていましたが、とくに最近はとても研8とは思えない貫禄と安定感で、研14とか研16とかにしか見えないと言われることも多かったです(笑)
そのおだちんの初バウホール主演作品は大注目の作品です。
歌唱力もすごく上がってきていて、何でもできるという感じのおだちん。
私としては瀬奈じゅんさんファンのおだちんは入団時から注目していたので、これからのさらなる活躍に大期待です。
2022年になって、新生月組が大きく動き出しました。
昨日の初日の評判も上々で、楽しみでいっぱいです。
れいこちゃん率いるこれからの月組も応援します!
読んで頂き、ありがとうございました。
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