真風涼帆の宝塚人生「最後の初日」(『カジノ・ロワイヤル』東京宝塚劇場公演 初日)

いよいよ宙組の『カジノ・ロワイヤル』の東京公演が始まってしまいました。

真風涼帆・潤花トップコンビをはじめ、寿つかさ組長や多くのベテラン宙組生が退団するこの公演。
多くのファンの皆さんが東京公演を楽しみにされていると思いますが、やっぱり始まってしまうと退団の日も近づいてしまうので寂しさがこみ上げてきます。

タカラヅカニュースでは5月6日の初日の様子を見ることができました。

『カジノ・ロワイヤル』東京宝塚劇場公演 初日の様子

いろいろ見せてくれたダイジェスト映像

宝塚大劇場の初日ではただただカッコいい映像のオンパレードでしたが、今回はけっこうバラエティーに富んだ場面のチョイスだったように思います。

もちろんじゅんはなちゃんが稽古場情報で自分が体中真っ赤になってしまったほどカッコいいゆりかちゃん(真風涼帆)ボンドの「Hero In The Dark」はしっかり入れてくれていました♡

他にはじゅんはなちゃん(潤花)演じるデルフィーヌが椅子に縛られたままぴょんぴょん飛んで移動する爆笑を誘ったシーンも流れました(笑)

私も観劇した時の記憶がいろいろ蘇ってきて楽しく見ました。

真風涼帆の初日のご挨拶

初日のカーテンコールはまずは組長のすっしーさん(寿つかさ)のご挨拶から。

「宙組トップスター真風涼帆と潤花に退団公演となっております」

と言われましたが、すっしーさんにとっても退団公演。
そしてこのご挨拶がすっしーさんの最後の初日のご挨拶となりますよね。
それを思うと寂しさがこみ上げてきます。

それからゆりかちゃんの初日のご挨拶です。

思いのこもったご挨拶

カーテンコールは全部で4回だったようです。

1回目は、ゆりかちゃんはまず初日を迎えられたのは「お客様のご協力のおかげ」と感謝の言葉を述べました。

そして宝塚大劇場で大切に作ってきたこの作品を東京の地で公演できることの喜びの言葉も。
その後は

「この公演を通してたくさんのお客様に笑顔になっていただけるよう、千秋楽の日まで大切に務めてまいります」

と最初のご挨拶を締めました。

2回目のカーテンコールでは、
この作品を通してエンターテインメントのあり方を改めて考え、温かい拍手や熱い眼差し、優しい笑い声が自分たちの力となっているという話をしました。

「皆様にいただく愛に、さらに大きな愛でお返しできるよう、これからも舞台に精進してまいります」

と語りました。

3回目には、
かけがえのない宙組の仲間と、そしてお客様と共にいられるからこそ最高の時間を過ごすことができると。
その後は

「私たちの思いがたくさん詰まったこの作品を通して、皆様が少しでも元気に、そして明日を生きる活力となっていれば幸いです」

と話しました。
ここまでは自分の退団についてはまったく語らず、作品への愛、お客様への感謝の気持ち、そして宙組の仲間への愛を実に簡潔な言葉で、それでもすごく思いのこもった表情と語り口で伝えるゆりかちゃん。
言葉のチョイスが完璧だな、さすがゆりかちゃんだなと思って聞いていました。

そして、退団についての言葉はなくてもやっぱりいつもの初日とは違う雰囲気が漂っているなと感じました。

「宝塚人生最後の初日」

4回目のカーテンコールでゆりかちゃんが

「宝塚人生最後の初日なのかと…」

という言葉を発したので、客席がざわめきました。
私も『あ、ここではじめて自分の退団について語るのね~』と思って、緊張して次の言葉を待ちました。

ゆりかちゃんは「宝塚人生最後の初日」だと言葉にしないと忘れてしまうほどいつも通りだということを言いたかったようです。

でもそうやっていつも通りでいられるのは本当に幸せなことなんだと、「変わらぬ愛を注いでくれる皆様のおかげ」だと感じているそうです。
最後は

今日よりより良い明日を信じてまだまだ前進してまいりますので、千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。本日は本当にありがとうございました!」

と言う言葉で初日のご挨拶を締めました。
終始柔らかい笑顔で、穏やかな口調で話すゆりかちゃんはと、そのゆりかちゃんを見つめるキキちゃん(芹香斗亜)やじゅんはなちゃん(潤花)の温かい眼差しがすごく素敵で、寂しいけれどそれ以上に温かい気持ちになれる初日のカーテンコールでした。

ありがたいことに東京公演も一回だけ観劇できることになりました。

宝塚大劇場公演からまたさらにお芝居が深まっているのを期待しつつ楽しみたいと思いますし、ゆりかちゃんの男役集大成、じゅんはなちゃんの娘役集大成の雄姿をしっかりと目に焼き付けたいです。

公演デザート復活が嬉しいです

5月8日の新型コロナウィルスの5類移行に伴い、宝塚大劇場と東京宝塚劇場での営業体制も変更されました。
これまで禁止されていた客席を含む館内での飲食が可能になり、オペラグラス・ブランケットの貸出も再開されるということです。

そして嬉しいのが宝塚大劇場改札内のラウンジと東京宝塚劇場2Fラウンジの営業再開です。

とくに東京宝塚劇場の2Fラウンジ「カフェ・ド・ルポ」は、営業中止になってからずっと再開を心待ちにしていたのですごく嬉しいです。

この「カフェ・ド・ルポ」の公演デザートのダジャレの効いたネーミングがほんと楽しいですからね~
ということで、早速今日から宙組公演『カジノ・ロワイヤル』の公演デザートが販売されているようです。公式サイトでもお知らせがありました。

気になるネーミングは「酸っパイん!」

Twitterでトレンドになるほど皆さんがツイートしてくれています。

宙組はなぜかずっと「酢」がモチーフになっているんですよね~(笑)
今回の演目は「スパイもの」ということでピッタリです。

以前の公演デザートと同様ファンの期待を裏切らないネーミングで安心しました。
以前と同様幕間の予約も可ということです。

これは観劇の際にはぜひとも食さなくてなりませんね!
楽しみで〜す♡

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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