東京宝塚劇場で『はいからさんが通る』を観劇してきました!

今日11月15日のソワレは花組東京宝塚劇場公演『はいからさんが通る』の千秋楽でした。
これまでの紆余曲折を思うと、この日を無事に迎えられたことに感無量です。

『はいからさんが通る』(東京宝塚公演)観劇レポ

実は先日東京宝塚劇場公演に観に行ってきました。
久しぶりの東京宝塚劇場での観劇でした。

『はいからさんが通る』はライブ配信で宝塚の千秋楽を観ていましたが、やっぱり劇場はいいですね〜
テレビ画面で観るのとは全然違います。

全体の感想はライブ配信を観た時の感想を貼っておきます。

柚香光「こうして持って帰りたい」(はいからさんライブ配信)

その他に、劇場で観た時に感じたことを書いておきます。

柚香光のキラキラ感

劇場で生で観て改めて思いましたが、れいちゃん(柚香光)のキラキラ感は秀逸です。

なんというか自分たちと同じ人間とは思えない、本当に漫画から抜け出してきたとしか思えないビジュアルとオーラでした。

顔の造形美、スタイルの良さはもちろん、衣装の着こなしや所作の美しさなど、どれをとってもこれが宝塚の男役トップスターだ!と思わせられます。

そして、ダンスや立ち回りのキレの良さは惚れ惚れとします。

二幕の反政府組織のアジトでの立ち回りの時に、帽子を下手の袖に投げたんですが、そのかっこよさに思わず声が出そうになりました。

もう一つ教会に紅緒を助けに行って、気絶している紅緒に気付け薬としてブランデーか何かを口うつしする時に、口に含んだあとのスキットルを後ろに投げたんですが、その投げ方もめちゃくちゃカッコよかった♡

あれはやっぱり生で観られてよかったです。

冒頭の高屋敷要役の永久輝せあ

先週タカラヅカカフェブレイクにひとこちゃん(永久輝せあ)が出た時に、“時系列”ということについて話していたのを見ました。

冒頭で高屋敷が「これから『はいからさん』の物語を始めよう」と話しますが、それは時系列としては、物語の終盤で起こる震災の直後に一晩で書き上げた物語を自分で話し始めるという設定だと。

なので、自分だけはその後に少尉と紅緒に起こる数々の困難を知っているので、そういうテンションで冒頭のセリフを言っているという話をしていました。

それを聞いてから、冒頭のひとこちゃんの表情を見逃さずにいようと思ってました。
その話を知って観ると、高屋敷の表情の意味が読み取れた気がして面白かったです。

プロローグの青江香月の仕草

もう一つ見逃さないようにしようと思っていたのが、タカラヅカニュースの『祖父と父の茶話会』で、青江香月役の羽立光来くんが話していた高い高いの仕草です。

もう一つ面白かったのが、みつきくん(羽立光来)がプロローグで小さい頃の冬星を高い高いする仕草をするらしいのですが、それは原作で一コマそういうシーンがあったものを取り入れたんだそうです。なので、是非プロローグのそこを見てくださいっておっしゃってました。もう一度初日の映像を見てみようっと。
英真なおきお祖父様の『はいからさんが通る』(News2020/7/30)

初日の生中継やタカラヅカニュースやライブ配信では、気をつけて見ましたが分かりませんでした。

でも、劇場で観た時にやっと認識できました!

それぞれの家族ごと、グループごとにスポットライトが当たるのですが、その時ではなくもう少し後で青江夫妻が後ろに下がった時に、小さい子供をあやすようになでなでしてから高い高いをする仕草をしていました。
見逃さずに見られた〜と感激でした。
あそこにそこまでこだわって観ていたお客さんはきっとそんなにはいないだろうな〜(笑)

ついつい目につく帆純まひろ

ホッティー(帆純まひろ)演じる冗談社の編集部員辺面岩男は、二幕の途中からしか出てこないので、一幕ではいわゆるバイトをあちこちでしています。

園遊会では招待客、シベリアの戦場では兵士の役をしていました。

もしかしたらその他にも出ていたのかもしれませんが、ホッティーはついつい目に付きました。

フィナーレの男役群舞でもホッティーを目で追っていました。
なぜか気になる存在なんですよね〜(笑)

セット転換の迫力

画面で観ていただけではわからないのがセット転換の迫力ですね〜

特にすごいなと思ったのが、一幕終盤のシベリアの戦場で、マイティー(水美舞斗)演じる鬼島軍曹がコサック兵に足をやられるシーンで、舞台奥のせりが上がっていくところ。

あの場面についてカフェブレイクに出演したマイティーが言っていましたが、あそこはアドレナリンが出ているので、はたから見ているほど怖くはないそう。

あの高いせりの上で立ち回りをしているのを客席から観ていると、ハラハラしちゃいますがね〜

マイティーはあのシベリアの場面の途中で銀橋にも来て走ってました〜
あれも落ちないかなとハラハラするけど、すっごくカッコよかったです。

もう一場面は、二幕の反政府組織のアジトの場面。

盆が回って大きなセットが入れ替わるのは壮観でした。
あれは初演では無かったです。

やっぱり大劇場の舞台機構ならではですね。

あ、それと、東京公演から銀橋と花道の使用が元に戻ったので、より迫力のある演出になったのが本当によかったです。

柚子香る茶茶うまムース

劇場での楽しみといえば、幕間のスイーツ♡

東京宝塚劇場では毎回公演ごとに趣向を凝らしたネーミングの公演デザートが出るのが恒例です。

今回はトップスターの柚香光と紅緒がじゃじゃ馬だということからきた『柚子香る茶茶うまムース』というネーミングの公演デザート。

私も幕間に食べました〜

柚子の香りはほんの少しだったけど、ムースがほうじ茶味でなかなか美味しかったです。

客席の一体感

劇場での観劇で感じるのは、客席の一体感だと思います。

手拍子や拍手、笑い声など、同じ時に同じ反応をすることによって一体感が生まれますよね〜

それがまた舞台上のキャストにも相乗効果を与えるんじゃないでしょうか〜?
それがまた客席に跳ね返ってきて、さらに劇場のボルテージが上がる気がします。

まさに生の観劇の醍醐味ですね。

花組『はいからさんが通る』大千秋楽おめでとうございます!

しばらく遠ざかっていた東京宝塚劇場での観劇も再開できました。

それがこのれいちゃん(柚香光)のお披露目公演『はいからさんが通る』ですごくよかったと思います。

3月に公演の予定がコロナの影響で長らく休止され、ようやく7月17日に再開され初日を迎えたかと思ったら、感染者が出てやむなく中止に追い込まれました。

そして、宝塚大劇場の千秋楽間近にやっと再開されたというとても困難を強いられた公演でした。

それだけに、東京公演が一度も休止されることなく、誰一人欠けることなく千秋楽まで上演できたことは奇跡のようですし、素晴らしいことだと思います。

お披露目公演の大千秋楽の幕をおろした後のれいちゃん胸のうちはどんなだろうな〜

千秋楽の模様は明日のタカラヅカニュースで流れるのかな?
それとも明後日かな?

カーテンコールで少しでもれいちゃんの胸のうちを語ってくれたらいいなと思っています。
楽しみにています。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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