彩風咲奈が「あと50回やりたい」とパワー全開だった千秋楽ご挨拶(『ALL BY MYSELF』千秋楽)

昨日は星組の東急シアターオーブ公演『BIG FISH』について、著作権上の理由によりライブ中継、ライブ配信、ブルーレイ発売、ならびにタカラヅカ・スカイ・ステージでの全編放送がないというお知らせが公式サイトでありました。
ブロードウェイ作品ということである程度予想はしていましたが、もう少し早く発表できなかったのかなという疑問は湧きました。

一般前売の前とはいえ、友の会の抽選やBunkamuraの抽選などはすでに終わっている状況です。
今回東京公演のみで公演期間も2週間ちょっとと短く、チケットを取るのは諦めて中継や配信で観ようと思っていた人もいるはず。
映像に残らないならぜひとも生で観たかったというファンもいると思うので、できればもっと早いアナウンスがあればよかったのにと思ってしまいました。

そもそも版権の厳しいブロードウェイ作品を別箱公演に採用しなくてもという意見もありますね…

 

ところで、別箱公演といえば今週は雪組の3つの公演が怒涛の千秋楽ラッシュでした。

最後に咲ちゃん(彩風咲奈)のリサイタル『ALL BY MYSELF』が5月8日に幕を閉じました。
今日のタカラヅカニュースで千秋楽の模様が放送されました。

雪組 彩風咲奈ドラマティック・リサイタル『ALL BY MYSELF』千秋楽の様子

ダイジェスト映像を見て

千秋楽のダイジェスト映像は約5分間ほどの映像でしたが、見どころが凝縮されたなかなかいい編集だったと思います。
初日の映像で流れなかった場面も入っていて、日替わりコーナーは「リベルタンゴ」でした。

初日の『ジャンクション24』、私が観た『ガイズ&ドールズ』以外のもう一つのバージョンが少しでも観られたのは嬉しかったです。
千秋楽のアドリブ部分も流れました。

しゅわっち(諏訪さき)の「千秋楽、おおきに!」や、咲ちゃんの「千秋楽!グラシアス!!」や、はいちゃん(眞ノ宮るい)の「ALL BY MY千秋楽、あばよ」といった掛け声は見られると嬉しいもんですね〜

私自身が相模女子大学グリーンホールで観劇した時の感想です。
一幕はこちら

彩風咲奈の宝塚人生を一緒に生きてきました(『ALL BY MYSELF』第1幕)

二幕はこちら

彩風咲奈の宝塚人生を二幕でも一緒に生きて(『ALL BY MYSELF』第2幕)

彩風咲奈の千秋楽ご挨拶

最初はいつも通りの落ち着いたご挨拶

咲ちゃんのご挨拶は、千秋楽を迎えられたことへの感謝の言葉の後

「毎日が本当に終わってほしくないと思うほど愛しい日々でした」

としみじみ言いました。
『ALL BY MYSELF』という作品を自分の宝塚人生の全てと雪組のこの18年間の思いを込めて毎日公演していたと。

そして千秋楽を迎えたこの時に思うことは、自分が求めていたもの、憧れてきた背中にはまだまだ到達していないなと思っているんだそう。
これは退団発表の記者会見でも同じ様な事を話していましたね。

「だからこそ、次のステージに進んでいけるんだと思います」

って。
う〜ん、深いです。

「なので、次は全員揃っての雪組公演も心を込めて務めてまいりたいと思います」

という言葉で最初のご挨拶を締めました。
ここまではいつもの咲ちゃんらしい、一言一言噛み締めながら話す落ち着いたご挨拶でした。

後ろに映っているかせきょー(華世京)が咲ちゃんの言葉に一々頷いたり微笑んだり真剣な表情になったりと、コロコロ表情を変えるのが見ていて胸にグッときました。

少しテンションが上がってきましたw

次に幕が上がったら

「皆さん楽しんでいただけましたか〜?」

と大きな声で客席に呼びかけ、それに答えて大きな拍手が起こったら、咲ちゃんも他のメンバーもフラッグを振って大喜びでした。

「皆さん千秋楽となったらもう振りも完璧で。でもね、あと30回、40回、50回くらい皆さんと一緒に踊りたいくらいでした

なんてテンションが上がってきた咲ちゃん。

「毎日終わってほしくないと思ってたんですけど、今日はとくに終わってほしくない!」

という咲ちゃんの言葉に客席から同意する声が聞こえ温かい拍手が起こってました。
それを聞いてさらに嬉しそうな顔になった咲ちゃんが

「でもそう思えることが本当に幸せです。そう思わせてくださるお客様に出会えて本当に幸せです」

なんて嬉しいことを言ってくれました。

パワー全開なご挨拶w

次のカーテンコールでは

「もう一公演やっとく?」

って周りのメンバーに訊くほどまたさらにテンションが上がってきた咲ちゃん(笑)
客席からのパワーが伝わってきて、もう一回やりたいくらいなんですって。
その後は客席に向かって

「皆さん、懐かしい場面ありました?」
「観たかった〜って場面ありました?」

と尋ねたり。
自分たちも色んな思いを馳せながら公演し、貴重な経験ができて幸せで胸がいっぱいだと言いながら

「今皆さんを、眺めております」

と舞台の前方に歩いて行ってフラッグで客席全体を指しながら言う咲ちゃんがなんとも可愛らしい。
後ろのかせきょーやつばさくん(天月翼)がその咲ちゃんを見て大笑いしていたほどです(笑)

その後もなぜか前へ行ったり後ろに戻ったりを繰り返しながら話す咲ちゃんが面白くて、客席も周りのメンバーもクスクス笑いをしていましたよ。
その後に

「次はね、ベルサイユへ行きます」

と言い出したので、客席も舞台上も盛り上がりました。

「次のステージはベルサイユです。ベルサイユまで付いてきてくれますか〜?!」

と叫んだ咲ちゃんにみんな「フ〜フ〜!」
それから

「ではベルサイユでまたお会いしましょう」

と言いながらバスティーユの場面のダンスを踊り出したので、他の男役達もみんな例のあの振りを踊って幕が下りました。

実はこの日あーさ(朝美絢)たち雪組全国ツアーメンバーが何人か観劇していたようです。
幕が下りる寸前にかせきょーやつばさくんやしゅわっちがそちらの方へ向かって手を振ったりハートマークを送ったりしていました。

ニュースではカットされていましたが、ベルサイユのくだりで咲ちゃんが「私は(フェルゼンなので)戦わないんですけど」と言ったら、あーさが「戦うのは自分だ」という感じでフラッグを突き上げていたんだそうです(笑)

最後は少ししんみりと

最後に幕があがったら、咲ちゃんが

「本当に幸せで、幸せで、幸せで、幸せで。胸がいっぱいでございます」

と言いながら下手から上手までクルッと一回転しながら走ったので、メンバーたち大喜び。
スタンディングオベーションの客席も大喜びでした。
その後は

「18年間ってこんなにあっという間なんだなってこの作品で思いました」

とちょっとしんみりになっちゃった咲ちゃん。
でもこの作品では亡くなられた羽山紀代美先生や柴田侑宏先生といった諸先生方の思いも再現でき、新人公演時代に戻ったりもできたと。

そして新人公演についてしみじみ語った後

「ちょっとしんみりしてしまいましたけれども」

と自分で言った咲ちゃん。
最後はまた舞台の前後を行ったり来たりしてフラッグを振りながら

「皆さんどうか帰りはこうやって踊りながら帰ってください」

と笑いに持っていってました。

で、

「またいつかやるかもしれません」

とも言ってました。

あ、それってディナーショーかサヨナラショーでやるってことかな〜?
それならこのグッズのフラッグはまた必要になりますね(笑)

最後の最後は

「全員のALL BY MYSELFを込めて、本日は本当にありがとうございました!!」

という言葉で締めていました。

最後のカーテンコールまで咲ちゃんらしい温かさのこもった素敵なご挨拶でした。
あらためてこのリサイタルを生で観られた幸せを実感しました。

  

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