彩風咲奈「世界にはそれでも物語が必要だと信じて」(『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』『FROZEN HOLIDAY』千秋楽ご挨拶)

雪組宝塚大劇場公演は一時中断したものの千秋楽の前日に再開して、今日千秋楽を迎えました。

12月7日の11時公演が急遽中止になったり、15時半公演は実施されたり、その翌日から3日間がまた中止になったりと紆余曲折のあったこの公演。
ですが、再開されてからは出演者全員が元気に公演している様子を観劇された方たちのSNSで知ってほっとしました。

今日の千秋楽のライブ配信を私も観ました。

雪組宝塚大劇場公演 ライブ配信鑑賞

お芝居の『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』は現実の世界に小説の中の登場人物のシャーロック・ホームズが出てくるというファンタジー色の強い作品でした。

でもリアルな世界も描かれていて、その対比が面白かったです。

とくにあーさ(朝美絢)演じるホームズが出てくる場面は、ラップがあったりとまるでショー作品のようなナンバーのオンパレードで、とても楽しめました。

ただ、一幕ものなのでこの題材を描くには時間が足りない気がしました。
最後はけっこう駆け足でお話が進んでしまって、もっと観ていたいなと思ってしまいました。

でもただコミカルなだけでなく、シリアスな部分もあって緩急のあるストーリーを楽しめました。

 

ショーの『FROZEN HOLIDAY』は冒頭の映像が素晴らしくて感動しました。
さすが野口幸作先生のスペクタキュラー作品だなと。

ひたすらクリスマスソングが続いた後、年越しのカウントダウンがあってお正月の歌になる構成はよかったです。

そして、この公演で退団するそらくん(和希そら)の見せ場の場面は、曲の歌詞も白い衣装でのダンスも涙を誘いました。

来年年明けに東京宝塚劇場で観劇する予定ですので、この場面はハンカチが必須です。
グッズのロゼットを使って客席と一緒に踊るところも、客席降りもあって、たっぷり楽しめるショーとなっていました。

彩風咲奈の千秋楽ご挨拶

3週間の公演中止期間が明けてようやく初日を迎えた12月1日の咲ちゃん(彩風咲奈)のご挨拶が涙涙のご挨拶だったので、今日のご挨拶はどんな風になるのかなと思っていました。

ですが、退団者の3人(和希そら沙羅アンナ琴羽りり)も含めて涙のない千秋楽のカーテンコールでした。
あがちん(縣千)の頬には涙が光っていましたが…

まずは咲ちゃんのご挨拶は

「皆様の温かい拍手、退団者3名を含む雪組の仲間たちのキラキラとした姿に、今日という一日がまた大切なものとなりました」

というような言葉で始まりました。
そして

「劇場に来てくださるお客様や宝塚を愛してくださるお客様に何か素敵な言葉で気持ちをお伝えしたいと何度も悩んだのですが、不器用で気持ちばかりが先走ってしまいます」

とした上で

「苦しめてしまって、悲しませてしまって…。それでもやはり大切なあなたがいるから、今こうして舞台に立つことができます」

と一つ一つの言葉を噛みしめながら話しました。
初日のご挨拶と同じくはっきりとは言わないまでも、亡くなられた宙組生、そのご遺族である休演している一禾あおくん、そして心配をかけた宝塚ファンの皆に向けた言葉なんだろうなと思いました。

私は咲ちゃんの思いはこれで十分に伝わったと思います。
私もしっかりと受け止めることができました。
ありがとう。

「皆様への感謝の気持ちをこの舞台からお返しできるよう。そして世界にはそれでも物語が必要だと信じて

とお芝居の中の言葉を引用して

「東京公演に向けて元気に走ってまいりたいと思います。たくさんの愛とお気持ちをありがとうございました」

と明るく笑顔で話しました。
初日のご挨拶とは違って涙のないご挨拶でしたが、それだけに咲ちゃんの胸の内の決意のようなものを感じました。

笑いに包まれたカーテンコール

「TAKARAZUKA FOREVER」をみんなで歌った後の2回目のカーテンコールでは

「フォーエバー続けばいいのにって思いました」

と笑いを誘った後

「宝塚大劇場公演は終わってしまいますけど、雪組はまた来年1月から公演させていただきますので、それまで英気を養ってまた新年に元気にお会いしたいと思います」

と明るく話してくれました。
退団者3人からの一言コーナーでも、そらくん(和希そら)が

「皆様に笑顔で幸せに暮らしていっていただきたいと心からお祈りしています」

と言って、咲ちゃんに「さすが神父だね」なんて言われてまた

「神父だから皆の幸せを願っておるぞ」

って(笑)
その「おるぞ」にツッコミを入れた咲ちゃんがその後「雪組の仲間を呼ぶぞ」って言って、またまた笑いに包まれていました。

最後のカーテンコールでは、

「ショーでずっとやっているので忘れかけているけど、もうすぐクリスマスですね。で、大晦日がやってきてお正月もやってきますね」

と笑いを誘う咲ちゃん。
それで

「大丈夫です。来年もクリスマスから一緒にできます」

なんて言ってました。
確かに東京公演はお正月公演ですが、もう一度クリスマスからやり直せますからね(笑)
最後は

「それではまずは良いクリスマスを、そして良いお年を!そしてまた来年もう一度やりましょう」

と満面の笑顔で言ってご挨拶を締めた咲ちゃんでした。

緞帳前でのご挨拶

終演アナウンスが流れた後、下手の袖から緞帳前に出てきた咲ちゃん。

「皆様のお気持ちが温かくて、プレゼントをいただきすぎて、クリスマスもお正月もいらないぐらいです」

と言った後

「皆さん(ロゼットを)持ってますか〜?クリスマスにはそれで一緒に踊っていただいて。私も踊りたいと思います」

そして

「皆様からいただいたパワーと愛が私たちの胸の中で大きくふくらんでおります。この気持ちを来年からもお返ししたいと思います」

と胸の辺りから客席へ振りまく仕草を何度も何度もやるのを見て、またまた客席が湧いていました。
ただ、

「今年も一年本当にありがとうございました」

と深々とお辞儀してしばらく頭を上げなかった様子に、今日のカーテンコールではずっと笑顔だったけれど胸の内にはたくさんの思いがあるんだろうなと想像してしまいました。
最後の最後には

「また来年お会いできるのを楽しみにしております。ありがとうございました」

と手を振って笑顔で袖にはけた咲ちゃんでした。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

ブログランキングに参加しています。クリックして頂けるとうれしいです。
クリック先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

 


宝塚歌劇団ランキング