月城かなとの千秋楽ご挨拶とOGからの言葉(月組『グレート・ギャツビー』千秋楽)

10月9日に月組『グレート・ギャツビー』東京宝塚劇場公演が無事に千秋楽を迎えました。
宝塚大劇場でのほとんどの公演が中止になってしまったことを思うと、東京では全公演実施できたのは奇跡のようです。
本当によかった!

私も東京公演は一度観劇できたのでよかったなと思いますが、できればもっと観たかったと思うほど素晴らしい公演でした。
ライブ配信を観たいなと思っていたのですが、残念ながら用事で観られず…
今日のタカラヅカニュースで少しですが千秋楽の様子を観られました。

月組『グレート・ギャツビー』東京宝塚劇場公演千秋楽の様子

ダイジェストで観ていてもやっぱりこの『グレート・ギャツビー』という作品は素晴らしい。
そして、れいこちゃん(月城かなと)の魂のこもった渾身の演技に、劇場で観た時の感動がよみがえってきました。
もちろんれいこちゃんだけでなくすべての出演者の演技が素晴らしかったです。

千秋楽ということで、退団者の3人の活躍もカメラに収められていました。

フィナーレではれいこちゃんと娘役たちのダンスの場面で、退団者のはーちゃん(晴音アキ)となつこさん(夏月都)が絡むところ、れいこちゃんの笑顔がものすご〜くあったかくて、見てるこっちまでとろけそうでした。

月城かなとの千秋楽ご挨拶

れいこちゃんのご挨拶は、まずは宝塚大劇場での公演で中止期間が続いたために作品を深めることができなかったので、東京では不安な気持ちがたくさんあったという話から始まりました。
そして

「ですが、連日こんなにたくさんの方に観ていただけて、こんなに愛していただける作品になったことに感謝の気持ちでいっぱいです」

と感謝の言葉を述べました。
その後は専科のお二人のことにも触れましたが、

「専科から英真(なおき)さん、そして輝月(ゆうま)の本当に心強いお力添えをいただきました」

と、宝塚大劇場での千秋楽の時は「輝月さん」とちょっと笑いながらさん付けにしていたのに、今回は同期らしく呼び捨てにしてたのが印象に残りました。

「この後月組は二つに分かれての公演となります。この公演で学んだことを胸に、それぞれの舞台でみんな一人一人輝けるように精一杯頑張ってまいります」

と次の公演のことに触れた後、

「皆様、本日まで本当にありがとうございました!」

と最初のご挨拶を締めました。

次のカーテンコールでは、

「この公演の初日は中秋の名月でした」

と言い始めたれいこちゃん。

「そして、明日満月、ということはもうほぼ満月!」

という話に舞台上もお客さんも「お〜」という感じになりました。

「お月様に見守られながら、そしてこんなにも温かいお客様に見守っていただきながら毎日公演できたこと、本当に幸せでした」

と、初日に「今日は中秋の名月でございます。大きなまんまるの月に見守られて、この月組公演絶対に千秋楽まで完走できると信じております」とご挨拶したのをしっかり回収。

さすが月組トップスターの月城かなとです!
れいこちゃん、どんどんご挨拶の腕が上がってる!(笑)

退団者一言コーナー

恒例の退団者から「もう一言」コーナー。

佳乃百合香

れいこちゃんから

「最後の舞台を終えましたが、かなちゃん(佳乃百合香)、今のお気持ちを…」

と促され

「もう、皆様に出会えて本当によかったです。本当にありがとうございました」

と泣き顔でゆっくりゆっくり話すかなちゃん。
それをあったかく見守るような目で見つめて拍手するれいこちゃんが本当に優しいです。

晴音アキ

次のはーちゃん(晴音アキ)も泣き笑いの顔になって

「本当に幸せです。皆様ありがとうございました」

と客席に言った後、れいこちゃんと笑い合っていたのもいい風景でした。

そういえば、はーちゃんへのお花渡しは、組からがうみちゃん(海乃美月)で、同期からはれいこちゃんとまゆぽん(輝月ゆうま)というなんとも豪華なお花渡しでした。

夏月都

最後のなつこさん(夏月都)はれいこちゃんのご挨拶の後にみんなで歌った「TAKARADUKA FOREVER」が大好きだそうで

「これを今最後に歌いながら、本当にこの宝塚が永遠に続いてほしいな〜と心の底から思いました。宝塚の一員になれて誇りに思います。ありがとうございました」

と話しました。

月城かなとからのあったかい言葉

「TAKARADUKA FOREVER」を歌う時からずっとなつこさんとはーちゃんの背中に手を当てていて、時々さすっているれいこちゃん。
時々かなちゃん(佳乃百合香)の方にも首を伸ばしてあったかい笑顔で見つめたりするのもほっこりします。

大劇場で公演中止が決まった時に退団者の3人が「もうやりきったから全部できなくても悔いはないよ」と言ってくれたそうで
「たぶん私に気を遣って、その時は言ってくれたんだと思うんだけど」

と話すれいこちゃんにううんと首を振ってる3人がまたあったかくて愛おしいです。

「『グレート・ギャツビー』という作品の中に『明日はもっと速く走ろう。両腕をもっと先まで差し出そう』という私が大好きな言葉があるんですけれども」

とおそらく原作の中にある言葉だと思いますが、その言葉について話し出したれいこちゃん。

「月組に残るメンバーはこの舞台で、そして第二の人生を歩む3人はまた新しいステージで、自分の知らなかった自分に出会えるように」

ととっても素敵な言葉を贈りました。

月組大ジャンプ

さてさて、千秋楽恒例の“月組大ジャンプ”は「せっかくなので」ということで、退団者の3人に音頭をとってもらうことになりました。

やりかけたところで準備運動を忘れてたことに気づいてw、皆んなで入念に足上げをし始めました。
けっこう長くやってましたよ(笑)
で、退団者の3人が

「月組〜!」

と叫んで、全員で

「バンザ〜イ!」

と月組大ジャンプをやって、れいこちゃんの

「皆様、本日まで温かい声援を本当にありがとうございました!」

の一言でカーテンコールの映像は終わりました。

緞帳前のご挨拶

今回もタカラヅカニュースではカットされていましたが、最後の緞帳前でのれいこちゃんの言葉もとっても素敵だったそうです。

袖から出てくる時に緞帳に大羽根がひっかかって折れちゃって「あ〜〜〜」となってて可愛すぎたそうですが…(笑)
ギャツビーという役について

「こんなにも離れ難いと思う役は初めてです。一生の宝物です」

というふうに言ったそう。
その言葉を実際に聞きたかったな〜と思いました。

いつもながらに緞帳前でのご挨拶は素敵なことが多いので、タカラヅカニュースでカットされてしまうの本当に残念です。

ですが、スカイ・ステージで東京千秋楽が放送される時にはその様子が見られると思うので、それまで楽しみに待っていたいと思います。

それにしても、『グレート・ギャツビー』という作品、ジェイ・ギャツビーという人物、そして瀬奈じゅんさんのギャツビーが大好きな私としては、れいこちゃんがここまでギャツビーという役を愛してくれているのがすごく嬉しいです。

そして、そのれいこちゃんが演じるギャツビーを劇場で生で観られたことが本当に幸せだったな〜と思います。

OGからの温かい言葉

この公演も多くのOGの方が観劇されたようで、SNSで多くのOGがコメントを寄せていました。
その中でもかつてれいこちゃんと同じギャツビー役を演じたこのお二人の言葉に胸が熱くなりました。

杜けあきさんTwitter

初代ギャツビーの杜けあきさんは、千秋楽の日に、公演が始まる少し前にTwitterでコメントを寄せられました。

瀬奈じゅんさんインスタグラム

そして2代目ギャツビーの瀬奈じゅんさんは、千秋楽より少し前に観劇された時のことをインスタで報告され、月組の後輩たちと退団者たちに温かくて愉快なコメントを。

他にも元月組組長の越乃リュウさん、瀬奈じゅんさんの相手役だった彩乃かなみさん、そして龍真咲さんや宇月颯さんといった月組のOGの方々がSNSで月組生や退団者へのコメントを寄せていました。
月組のOGだけでなく他の組のOGもインスタのストーリーなどでコメントしていたのも目にしました。

長期間の公演中止を経て東京で全公演できたことに触れていた人もいて、OGの皆さんの宝塚への愛を感じて胸が熱くなりました。
無事に千秋楽を迎えられたのは本当によかったなと思います。

これから公演を迎えるすべての組が辛い悔しい思いをせずにすむようにと願わずにいられません。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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