宝塚歌劇110周年概要発表会をタカラヅカニュースで見ました

7月10日に2024年の前半の各組演目発表があり、宝塚ホテルで宝塚歌劇110周年概要発表会も行われました。

内容についてネット記事で読んではいましたが、今日のタカラヅカニュースで映像で見ることができ、実際の雰囲気に触れることができました。

宝塚歌劇110周年概要発表会の様子

概要発表会には、理事長の木場健之氏と東京公演中の雪組の咲ちゃん(彩風咲奈)を除く各組のトップスターが出席していました。

咲ちゃんはリモートでの出席で、段上の席の真ん中にモニターが設置されていてそこに映し出されていましたが、サイズ感が絶妙に調整されていて、まるでそこに一緒に並んでいるかのようでした。
ディスプレイの技術(?)って進歩してるんですね~

まずは上演順にトップスターが演目についての意気込みを語っていきました。
その後、記者からの質問に一人ずつ答えていきました。

110周年のテーマを漢字一文字で

記者からの質問で各組の110周年のテーマを漢字一文字でというお題が出されました。
ちょっと大喜利のような感じになりました(笑)

ここでは挙手制になったみたいで、まずは咲ちゃんから。

雪組 彩風咲奈

咲ちゃんは「繋(つなぐ)」という字を選びました。

伝統ある『ベルサイユのばら』を上演するということで、作品に対する諸先輩方の思いを受け継ぐという意味を込めたそうです。

一番に答えるところが頭の回転の早い咲ちゃんだな~と感心しました。

花組 柚香光

れいちゃんは元気よく「はい!」と手を挙げて、隣のこっちゃんから「はい(どうぞ)」という風にうながされて答えました。
まさしく大喜利です(笑)

演目の『アルカンシェル』の“虹”から色とりどりに煌めくというところから「煌(きらめく)」にさせて頂きますと元気よく言ってました。

れいちゃんが答え始めるのを見てキキちゃんとれいこちゃんがすごいね~という風に顔を見合わせていたのが微笑ましいです。

星組 礼真琴

こっちゃんは星組が110周年のスタートを切るのと、躍動感がある作品ということから「進(すすむ)」という漢字にしました。

常に前に進むという思いを込めたそうです。
パッションの星組らしい漢字ですね。

宙組 芹香斗亜

キキちゃんは『宝塚110年の恋のうた』という演目にちなんで、「恋」という漢字を選びました。

「皆様に宙組に恋していただきたい」と言うキキちゃん。
素晴らしい!さすがキキちゃんです。

月組 月城かなと

れいこちゃんは初舞台生を迎える公演ということで、明るくフレッシュな舞台にしたいと「輝(かがやく)」という漢字を選びました。

初舞台生にも大いに輝いてほしいという意味も込められているのかなと思いました。
いつも下級生にまで思いを巡らせるれいこちゃんらしいチョイスだなという気がしました。

 

5人それぞれ公演の演目にちなみつつ、組のカラーにも合った答えで、それぞれの個性や人柄も感じられるなかなか面白い大喜利でした。

各組のアピールポイント

もう一つ記者さんからのお題が110周年に向けての自分たちの組のアピールポイントを教えてほしいというものでした。

今度はれいこちゃん(月城かなと)から。

月組 月城かなと

れいこちゃんは「先輩方から受け継いできた“芝居の月組”という伝統があり、下級生までがお芝居に対する熱い想いをもっているところが月組のアピールポイント」だと答えました。
そこをこれからもずっと受け継いでいかなければいけないと感じているそうです。

昔から“芝居の月組”と言われてきて、たしかに下級生にいたるまでみんながお芝居が好きなんだろうなと印象を受ける月組です。
そしてお芝居の上手なれいこちゃんがトップになってまたさらに“芝居の月組”になった気がします。

宙組 芹香斗亜

キキちゃんは「宙組は創立25周年を迎えたばかりで成人したばかりの組なので、アグレッシブさと大胆さをアピールしていきたい」と答えていました。

「成人したばかりの組」というところで笑いが起こっていましたが、そういう言葉のチョイスがセンスいいのがキキちゃんらしいです。

星組 礼真琴

こっちゃんは「星組はここ数年エネルギッシュでパワーのいる作品が多かったので体力がついて、体育会系と言っていただくこともあります」
「一人一人の一つのものに向かっていく力を感じるので、団結力をさらに強めていけたらいいなと思っています」
と答えました。

やはり星組には“体育会系”というワードは外せないですね(笑)

花組 柚香光

れいちゃんは「花組は華やかな組だと自負しております。下級生にいたるまで活気があり個性があふれていて、いきいきと舞台に立っている」
「その様を皆様にご覧いただきたい」
とアピールしていました。

雪組 彩風咲奈

咲ちゃんは「深々と雪が降り積もるようにみんながコツコツと努力を積み重ね、真面目に芸と向き合うのが雪組の魅力」
と答え、

「その中でも大家族のようなアットホームさもあり、厳しさと真面目さが両方あるのが雪組のアピールポイント」

だと言っていました。
それはきっと咲ちゃんの人柄からくるものもあるだろうなと思いましたが、たしかに今の雪組のイメージはそんな感じです。

 

時間の都合でカットされた部分も多いだろうなと思いますが、一人一人真摯に一生懸命答えていて、とても和やかな会見でした。

宙組のトップスターが交代してからはじめて5組のトップスターが集まりましたが、とても仲良さそうな雰囲気がよかったです。

それぞれ個性がみんな違うのもまた楽しいですし、このメンバーでタカラヅカスペシャルや大運動会が見られるのが今からすごく楽しみになりました。

日曜日のカフェブレイクでもこの発表会の模様が放送されるとのことですので、タカラヅカニュースでカットされた部分も見られたらいいな~と思っています。

【追記】
カフェブレイクでも110周年概要発表会の模様が放送されました。

例の「110周年のテーマを漢字一文字で」のお題は、こっちゃんが「咲さ〜ん」と無茶振りして、キキちゃんからも「地球の裏側の咲ちゃん!」と呼ばれて仕方無しに咲ちゃんが一番に答えたようです(笑)
それに応えて即座にお答えを出せる咲ちゃんはさすがでした。

れいちゃん、こっちゃんと答えた後に、キキちゃんとれいこちゃんが何やらコソコソと相談する様子も映っていました(笑)

組は違えどやはり宝塚は一つだとあらためて思える、和気あいあいとした会見の模様でした。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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