愛月ひかるの取材会に思うこと礼真琴の涙

星組宝塚大劇場公演も今週の土曜日にいよいよ初日を迎えますね。
とうとう愛ちゃん(愛月ひかる)の退団公演が始まるな〜という感じです。

初日に向けてタカラヅカニュースでも稽古場レポートが放送されましたし、稽古場映像も流れました。

そして、おそらく異例のことだと思いますが、愛ちゃんの取材会が宝塚大劇場で行われたようで、9月13日にぴあエンタメ情報でその時のインタビュー記事がアップされました。

愛月ひかる取材会

取材会は8月下旬のお稽古期間中にあったそうです。

まず9月11日にスポニチでその時の記事が掲載されましたが、9月13日のぴあの記事の方がより詳しく載っていました。

愛ちゃんは退団会見に準ずる意味もあったんでしょう、真っ白なスーツで取材会に臨んだようです。

退団会見となるとトップ男役とトップ娘役にしか許されていないですよね。
それが会見ではなく取材会という形ではありますが、大劇場の中で行われたということは劇団も後押ししてのことだったのでしょう。

2番手男役として退団する生徒にこういう機会が設けられたのは喜ばしいことです。
愛ちゃんは「トップに準ずる位置」にいたということだと思います。

愛月ひかるが語る宙組時代の転機

記事の中で最初のターニングポイントを語っていました。

2015年の朝夏まなとのプレトップお披露目公演の『TOP HAT』でのアルベルト・べディーニ役だったそうです。
たしかに、このアルベルト・べディーニ役が転機になったという話はいろんなところで話していました。

初めて三枚目役をやったことで作品の中で存在感を残せる役者になりたいと思い始めた転機となったそうです。

この作品以降、敵役や三枚目の役など、かなり色の濃い役をふられることが増えました。
私が印象深いのは、

2016年
『エリザベート』ルイジ・ルキーニ
『双頭の鷲』フェーン伯爵

ルキーニはこれまで錚々たる男役たちが演じてきた誰もが憧れる役。
そのルキーニ役が廻ってきたのも愛ちゃんがアルベルト・べディーニ役でお芝居に目覚めたからかもしれません。

2017年
『王妃の館』金沢貫一
『神々の土地』ラスプーチン

かなり話題になった『王妃の館』の金沢貫一役。
なんとカツラがクルクル回っちゃうタカラジェンヌとしてどうなの?と思うような三枚目の役でした。

『神々の土地』のラスプーチン役も話題になりました。
まさに怪演という言葉が相応しい名演技でした。

そして、

2018年1月

ファンが待ちわびた研11での東上初主演を果たしました。

作品はあの『不滅の棘』です。

2003年の花組の春野寿美礼さん主演作の再演でした。
春野さんに当て書きされたようなエリイ/エロール・マックスウェルを愛ちゃんがどう演じるのか興味津々でした。
この個性の際立つ役を好演してくれて、私はこの時に愛ちゃんのファンになりました。

愛月ひかるが語る専科への異動

2019年2月の専科への異動がまたタカラジェンヌとしての転機となったようです。

やはり(想像通り)、専科への異動を言われた時は辛い思いもあったそうです。

しかし、宙組時代は上級生になっても下級生感が抜けなかったのが、専科生として様々な組の下級生と接することで上級生としての自覚が生まれたとのこと。

もっと自身を持っていいんだと思えたとても貴重な経験だったそうです。

専科へ行った時の心境は今回初めて聞いたと思います。

専科から星組トップスターに就任した北翔海莉さんの例があるので、まだチャンスはあると思ったものの、ファンにとっても本当にショックな異動でした。

専科生としての出演

2019年5月 『アルジェの男』(星組公演)
2019年6月 『吉崎憲治&岡田敬二 ロマンチックコンサート』(外部出演)
2019年7月 『宝塚巴里祭2019』 主演(雪組生と)
2019年10月 第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌〜』

スカイ・ステージの『Caféふぉるだ』でMCとして各組の下級生たちと接する機会もありました。
インタビューで話していた様々な組の下級生と接する機会になったんでしょう。
あの番組も上級生としての自信となるお仕事だったんでしょうね。

愛月ひかるが退団を決意した星組への異動

専科への異動後、わずか9ヶ月で下級生の礼真琴(95期)を支える2番手男役として星組へ異動。

星組へ異動した時点で自分の中で退団を決めたそうです。

もうやるしかない、悔いは残したくないと周りからの批評を気にしなくなったとか。

愛ちゃんの退団が発表された時に、もしかしたら星組へ異動した時には退団を決めていたのではと思いましたが、やはりそうだったんですね。
ここで愛ちゃんの口からその思いを聞くことができたのはすごくよかったなと思いました。

ただ、星組へ異動した時点では、私はまだトップへの道がなくなった訳ではないと考えて(期待して)いました。

花組でトップの真飛聖さんより3期上の2番手だった大空祐飛さんが宙組でトップ男役になった例もあります。
愛ちゃんは大空祐飛さんと同じく中学卒ですから、上級生と言っても年はまだ若いです。

きっと愛ちゃんのファンの人はそう思って期待したはずです。

でも、愛ちゃんはそれはないと覚悟して星組への組替えを受け入れていたんですね。

その覚悟が『ロミジュリ』の“愛ちゃんの死”に繋がったんでしょう。

愛ちゃんにとっても「今までのすべての経験が生かせたからこその“死”だった」と思える役だったようです。

この”死”を見て、私はファンとしてこれからのますますの活躍を期待しました。
ブルーレイにB日程が収録されることになったのも期待をふくらませることになりました。

それだけに、あの時点ではもう退団を決意していたと聞かされると…
正直、かなり切ないです。

愛月ひかるの退団公演への意気込み

『柳生忍法帖』

お芝居の『柳生忍法帖』ではこっちゃん(礼真琴)演じる柳生十兵衛の敵役で、107歳の芦名銅伯役です。

タカラヅカニュースの稽古場映像でほんの少し歌っている場面が映りましたが、凛とした姿が美しかったです。

美しく妖艶で怖い107歳の芦名銅伯を楽しみにしています!

『モアー・ダンディズム!』

ショー『モアー・ダンディズム!』は男役の美学を追求するショー。

愛ちゃんがこれまで男役として突き詰めてきたものがすべて詰まったショーになるとか。
愛ちゃんの一番の見せ場は白い軍服で踊る場面。

これはこっちゃんも稽古場情報で話してくれてましたし、岡田敬二先生も公式サイトの見どころを語るページで語ってくれていました。

なんとそれは愛ちゃんがおとめでずっと『うたかたの恋』のルドルフをやりたいと書いていたのを岡田先生が見て作ってくださった場面だそうです。

愛ちゃんの夢がこういう形で叶ったんですね。

こっちゃんも「愛さんの本職のプリンスの場面」と言っていたので、そこは本当見逃せないですね。

愛ちゃんはキャストボイスで、

「皆様にうっとりしていただけますよう、最後まで自分なりの男役を追求してまいります」

と語っていました。

愛ちゃんの男役集大成となる『モアー・ダンディズム!』
お芝居とはまた全く違うプリンスな愛月ひかるが見られると期待しています。

最後まで品格を大事に

愛ちゃんは常にタカラジェンヌとしての“品格”を大事にしてきたそうです。
それは下級生の頃から今に至るまで微塵もブレることがなかったそう。

これまでスカイ・ステージの番組や『男役道』などのタカラヅカニュースのコーナーで下級生に語ってきたこともそうでしたね。

そして、その“品格”を大事にしたいという思いは最後まで貫き通したい、星組の下級生にも残していきたいと話していました。

107歳のヒール役もショーでの男役の美学を追求した役も、どちらも愛ちゃんの品格を大事にした男役を見届けたいと思います。

昨年、このブログを始めた頃の記事です(…恥)

男役道再開!愛月ひかる登場(News2020/6/24)

お待ちかね、愛月ひかる男役道part2(news2020/6/29)

 

“品格”を大事に男役を追求、 宝塚歌劇団星組男役スター・愛月ひかる退団への思い(ぴあエンタメ情報)

礼真琴の涙

日刊スポーツ西日本版でこの公演に対するこっちゃんの思いをインタビューした記事が掲載されたそうです。

この中で『愛月の退団に涙』というコーナーがありました。
その記事で愛ちゃんの退団を告げられた時涙したとありました。

サポートしてもらい、気を遣ってもらって支えてもらった。短い時間だったけど濃い時間を過ごさせてもらったと話すこっちゃん。

「最後ご一緒させていただけるのは幸せだと思います」

と全力で愛ちゃんを送り出す心構えのようです。

今後、NOW ON STAGEや愛ちゃんの退団番組など様々な場所で愛ちゃんの退団についての気持ちや退団公演に対するそれぞれの意気込みなどが語られると思います。

ぴあの記事や日刊スポーツの記事でその一旦を知ることができてよかったです。
今後の番組も楽しみにします。

  

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