礼華はる、バウホール初主演の初日ご挨拶(月組『月の燈影』初日)

今日も宝塚歌劇に関する様々なニュースが出ていました。
まずは明日から始まる雪組東京宝塚劇場公演は休演者が4人いるということですが、代役を立てて公演は行われるということです。そして、東京公演恒例のトップコンビの舞台稽古後の囲み会見が復活したということで、さきあやコンビのツーショット写真がネットニュースで流れていました。
心配なニュースと嬉しいニュースでした。

他には阪急阪神ホールディングスの定例株主総会ニュースで、株主からの質問に答える形で星組公演が公演中止になったのは出演者の3分の1が罹患していたからということが明らかになり、驚愕しました。

初日に向けて無理な稽古をしていたために初日後に体調を崩したという話も出たようで、なんかモヤモヤした気分になってしまいました。
宝塚の生徒も人間ですので、いくら感染対策をしっかりしていたとしても体力が落ちていては仕方ないこともあると思います。
この際、お稽古や公演のスケジュールに関してもう少し考え直す時期にきているのではないかな~と思いました。
星組だけでなく月組もシアターオーブ公演が体調不良者が複数いるため中止中です。

星組は再開の日取りが発表されましたが、月組の方はまだです。
無理をしてほしくはありませんが、一日も早く体調不良者が回復して初日の幕が上がることを願っています。

そんな中、月組のもう一チームのバウホール公演『月の燈影』は6月14日に初日の幕が上がり、今日のタカラヅカニュースでその模様が放送されました。

月組 宝塚バウホール公演『月の燈影』初日の様子

この公演は101期のぱるくん(礼華はる)のバウホール公演初主演作品です。

21年前に花組の彩吹真央さん、蘭寿とむさんのW主演で上演されたものの再演ですが、今回はぱるくんの単独主演となっています。

とは言うものの、2番手役のあみちゃん(彩海せら)の次郎吉とぱるくんの幸蔵との男の友情が色濃く描かれた素敵な作品となっているようです。

月組としては一昨年に博多座公演で同じ江戸物の『川霧の橋』をやりましたが、それに出た出演者も何人かいて、初演に出演していた専科の夏美ようさんと悠真倫さんが今回も出ているのが心強いと思います。
それに加え、初演で主演だった彩吹真央さんが演技指導と振り付けで入られたのもメンバーにとってすごく勉強になったことでしょうね。

主演のぱるくんは着流し姿も青天のカツラもバッチリ決まっていて、哀愁のあるお芝居もすご~くいいです。

礼華はるの堂々とした初日のご挨拶

まずはこの公演から月組の組長としてのご挨拶をするみとさん(梨花ますみ)からバウホール初主演と紹介され、ぱるくんが初日のご挨拶をしました。

「月組の礼華はるでございます」

とお辞儀をしたら拍手がしばらく鳴り止まず、もう一度お辞儀したぱるくん。
ファンの皆さんも初主演に喜んでくれたようですね~

最初に出演者全員揃って、そしてお客様と共に初日を迎えられたことへの感謝の気持ちを述べました。
これはやっぱり公演中止となっているもう一つのチームのことを思ってのことなんでしょう。
そしてこの作品に初演から関わっている諸先生方や専科のお二人とのご縁を奇跡のようだと言い、

「皆様とのたくさんの繋がりがあって、わたくしは今ここに立っているのだと強く実感しております」

と力強く言い切るぱるくんが頼もしいです。

「千秋楽の日まで全17公演。出演者の皆と力を合わせて成長し続けられるよう舞台に務めてまいります」

と最初のご挨拶を締めました。

次のカーテンコールでは作品中にも登場する紫陽花が美しく咲いているこの時期に公演できることありがたいと話し、その次のカーテンコールでも

「お帰りの際には花のみちに咲いている美しい紫陽花を見ながら幸ちゃんやじろちゃんや登場人物に思いを馳せて、劇中歌を口ずさみながら帰っていただけましたら幸いです」

と客席の笑いも誘っていました。
新人公演2回主演のご挨拶をしているので、こういうご挨拶はもうお手の物ですね(笑)

少し緊張気味の表情をしていましたが、時々かわいい笑顔も見せつつご挨拶するぱるくんを見て、しっかりしてきたな~とちょっと親心のような気持ちで見ていました。
最後には

「明日からも気合を入れ直して頑張ります!本日はまことにありがとうございました」

と力強く言って、列に戻る時に隣のあみちゃん(彩海せら)とじゅりちゃん(天紫珠李)にホッとした笑顔を見せていたのが印象的でした。
ぱるくん、初日のご挨拶頑張りました!お疲れ様でした~

ライブ配信が6月25日にあります

さて、この公演は6月25日が千秋楽で、その千秋楽の回でライブ配信があります。


今中止となっている公演が無事に再開されることと共に、この公演も最後まで無事に完走できますよう切に祈っています。

  

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