6月20日に初日の幕が上がった宙組宝塚大劇場特別公演『Le Grand Escalier』が昨日6月30日に千秋楽でした。
公演期間は短かったですが、昨日は日曜日でライブ配信もあったのでたくさんの方が観られたんじゃないかと思います。
残念ながら私は用事があって配信を観られなかったんですが、皆さんのXのポストで感想を拝見していました。
今日のタカラヅカニュースで早速千秋楽の模様を放送してくれました。
宙組 宝塚大劇場特別公演『Le Grand Escalier』千秋楽の様子
ダイジェスト映像を見て
初日の映像ではキキちゃん（芹香斗亜）から下級生に至るまで相当の覚悟を持って舞台に上がっているんだろうなというのが緊張気味な表情から伝わってきていました。
それでも笑顔から舞台に立てることの喜びの気持ちが溢れているのも感じました。
千秋楽の映像では安堵の気持ちややっぱり舞台に立てることが嬉しいといった気持ちが画面から伝わってくるのを感じました。
ずんちゃん（桜木みなと）、もえこ（瑠風輝）、こってぃ（鷹翔千空）といったスターたちのソロの場面は実力の高さが素晴らしいです。
ひなこ（風色日向）、キョロちゃん（亜音有星）、りーくん（大路りせ）、そしてひばりちゃん（山吹ひばり）も各場面で大活躍していました。
そして、素晴らしいな〜と思ったのがさーちゃん（春乃さくら）のトップ娘役っぷりです。
迫力ある歌声から、可愛らしい魔法使いの場面までいろんな面を魅せてくれて、デュエットダンスでの幸せそうな笑顔には胸が熱くなりました。
キキちゃんについてはタカラヅカニュースのいくつかのコーナーで出てきた時の張り付いたような笑顔を見て心配しましたが、舞台上で歌い踊る姿はやっぱりキラキラしていて自然な笑顔で…
その顔を見てちょっとほっとしました。
芹香斗亜の千秋楽のご挨拶
ダイジェスト映像でも客席の手拍子が聞こえてきていてお客さんの熱さがすごいな〜と思ったんですが、カーテンコールの拍手も熱いです！
初日でもそうでしたが、組長のまっぷーさん（松風輝）がお辞儀した後の拍手がなかなか鳴り止まず、もう一度お辞儀していました。
まっぷーさんのご挨拶でも初日からお客さんの笑顔や拍手に支えられたという話がありましたしたが、本当にお客さんの熱い応援に支えられた10日間だったんだろうなと思います。
そして、まっぷーさんのご挨拶で印象的だったのが、先生方やスタッフに皆さんだけでなく指揮の塩田明弘先生とオーケストラへの感謝の言葉があったことです。
毎日観劇された皆さんのSNSでの感想でもよく塩田先生の話がよく出てきていました。
昔から塩田先生は踊りながら指揮をされたりと、お茶目でユニークな指揮者の先生なんですが、出演者に対する支え方がとても温かいことでも有名だったんですよね。
今回の宙組公演でも客席の煽り方が絶妙だったり、出演者がやりやすい様に指揮をしてくださっているという評判でしたので、きっと宙組生達も塩田先生とオーケストラの皆さんへの感謝の思いが強いんだろうなと思いました。
そして、キキちゃん（芹香斗亜）のご挨拶です。
最初はやはり緊張気味な笑顔だなと感じました。
でもまっぷーさんの時と同じくお辞儀した後の拍手が鳴り止まずもう一度お辞儀したんですが、それで少しほっとしたように見えました。
お客さんへの感謝の言葉の後
「この劇場いっぱいに広がる皆様の温かいお気持ちに毎日何度も胸がいっぱいになりました」
と言っていましたが、今のキキちゃんの偽らざる気持ちだろうなと思いました。
「この感謝の気持ちを舞台でお返しできるよう東京公演も全身全霊で取り組んでまいりたいと思います」
と最初のご挨拶を締めました。
その後3️回幕が上がりましたが、ライブ配信を観ているお客さんへの感謝、この公演に携わった全ての人たちへの感謝をどの回もとても短い言葉で述べていたのは、やっぱり今までのキキちゃんとは違うな〜という印象でした。
キキちゃんって以前はご挨拶もセンスのいい気の利いた言葉を使う人でしたもんね。
今回のご挨拶はやっぱりこれが精一杯なんだろうなと思います。
それでも何度目かのカーテンコールでは、頬に一筋の涙の跡があって、そしてとても穏やかな安堵の笑顔を浮かべ、うんうんと頷きながら客席に手を振っていたのが印象に残りました。
きっと精神的負担があるんだろうと思います。
それでも舞台に立たなければという責任感で舞台に立ってきたのでしょう。
そして、毎日の客席の熱い拍手や笑顔に支えられて千秋楽を迎えてようやく安堵の気持ちがこみ上げたのかな〜とキキちゃんの表情を見て想像しました。
東京公演も温かい客席に支えられて、キキちゃんはじめ宙組のみんなが舞台に立つことを楽しめる公演となりますよう願っています。
読んで頂き、ありがとうございました。
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