ちょっと出遅れてしまいましたが、昨日3月6日に公式サイトで9月〜10月の月組別箱公演の演目が発表されました。
まずは鳳月杏・天紫珠李トップコンビによる海外ミュージカル『NINE』、そして風間柚乃主演による齋藤吉正先生の新作オリジナル作品『稲妻開化譚-イナズマカイカタン-』です。
いろいろ気になる演目発表です。
2026年9月〜10月 月組公演ラインアップ
鳳月杏・天紫珠李主演『NINE』
一つ目は鳳月杏・天紫珠李トップコンビで海外ミュージカルの『NINE』が東急シアターオーブで上演されます。
公演期間:2026年9月10日(木)〜9月27日(日)
潤色・演出:指田珠子先生
会場:東急シアターオーブ
ここ数年宝塚は東急シアターオーブで海外ミュージカルの上演が続いています。
東急シアターオーブ 海外ミュージカル上演歴
2023年 月組『DEATH TAKES A HOLIDAY』
2024年 星組『BIG FISH』
2025年 宙組『ZORRO THE MUSICAL』
2026年 月組『NINE』
シアターオーブはとてもいい劇場ですので、ここで海外ミュージカルが上演されるのは嬉しいです。
毎年一組ずつ持ち回りで東急シアターオーブに出演しているのを改めて眺めると、月組→星組→宙組→月組という流れ。宝塚とオーブの間でかなり安定した協力関係が築かれているのだと実感します。それにシアターオーブは渋谷ヒカリエの中という立地の良さと、モダンな劇場としての雰囲気が海外ミュージカルにぴったりですよね。今後もこの流れが続いていくとしたら、来年はどの組が何を上演するのかも気になってきます。
ちなじゅり(鳳月杏・天紫珠李)の去就について
気になるのは月組のちなつちゃん(鳳月杏)が主演ということです。ちなじゅり(鳳月杏・天紫珠李)のコンビの任期は4作か5作かということが取りざたされていますが、ここでコンサートではなく海外ミュージカルが来るということは4作目での退団はないということなんでしょうか〜
ここ最近の多くのトップスターが退団公演の一つ前の別箱公演でコンサートをやっていますからね〜もちろん例外はありますが。
この『NINE』がご褒美的な公演で、プレ退団公演となることも考えられますが、この後の諸々の発表が待たれます。
ちなつちゃんは2024年春にトップに就任して以来、大劇場公演を重ねてきました。コンサートではなく重厚な海外ミュージカルを任されるというのは、組への信頼の厚さを感じます。個人的には、もう一年ほどちなじゅりコンビの舞台を観続けたい気持ちがあるので、5作目もあり得るというのは嬉しい見方ですよね。
ただ、ここ数年の宝塚全体の流れを見ると、人事サイクルが少し短くなっている印象もあります。「ご褒美公演=プレ退団」というパターンで5作目の大劇場公演が退団公演になる可能性も十分考えられます。いずれにせよ、次の大劇場公演ラインアップの発表が最大のヒントになりそうです。
『NINE』の配役について
もう一つ気になるのが『NINE』の配役です。主役のグイドはもちろんちなつちゃん(鳳月杏)で、じゅりちゃん(天紫珠李)は妻のルイザ役でしょう。
ですが、その他の登場人物はグイドを翻弄する7人の女性が主で、男性キャストの役がないんです。
ということは路線男役スターが女役を演じるということになるのかなと思います。
私はこの『NINE』は実際には観たことがありませんが、最近では2020年に城田優さん主演で上演された時に各メディアで宣伝されていたので、気になっていた作品です。目から黒い液体を流した城田優さんの印象的なポスターはよく覚えています。
宝塚版はどうなるのでしょうか。
いずれにしても、ちなつちゃんのグイド役はすごくよく似合うと思いますし、モーリー・イェストン氏の楽曲を歌うちなつちゃんを見られるのはすごく楽しみです。
『NINE』について
『NINE』は1982年にブロードウェイで初演されたミュージカルで、フェデリコ・フェリーニ監督の映画『8 1/2』をベースにした作品だそうです。
映画監督グイドが創作の行き詰まりの中でさまざまな女性たちとの記憶・幻想に翻弄されていく、非常に内省的なストーリーで、音楽的にもイタリアンオペラの香りが漂う豪華な楽曲揃い。
ちなつちゃんの深みのある歌声と演技にはまさにぴったりの作品だと思います。
男役スターが女役を演じるというのは宝塚では珍しいことではありませんが、普段は颯爽とした男役を演じているスターたちが、官能的・神秘的な女性たちを体現することになります。
指田珠子先生の宝塚版が、どういうふうに潤色されるのかにも注目です。
風間柚乃主演『稲妻開化譚-イナズマカイカタン-』
もう一つの演目は風間柚乃主演で齋藤吉正先生作・演出の『稲妻開化譚-イナズマカイカタン-』。
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール:2026年9月13日(日)〜9月22日(火)
KAAT神奈川芸術劇場:2026年10月4日(日)〜10月10日(土)
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで宝塚の公演があるのは初めてのことですね。これからここでも上演されていくんでしょうね。楽しみです。
『稲妻開化譚-イナズマカイカタン-』気になるポイント
おだちん(風間柚乃)にとって3作目の主演作品です。
いよいよ次期トップに向けての準備が整ってきてるということでしょう。
役名が「東瀬風馬」と芸名から取っているような名前なところからも、きっと当て書きになると思います。面白い作品になる予感。
こちらもすごく楽しみです。あとはヒロインの岩城麻里役が誰になるのか…こちらも今後の発表が待たれます。
「稲妻開化譚」というタイトルのリズム感がいいですよね。「開化」という言葉から明治維新〜文明開化の時代が舞台かと自然に想像できますし、「稲妻」という言葉の疾走感もおだちんのイメージとよく合っています。
役名「東瀬風馬」は「かざま」の音を取っているのでしょう。齋藤先生の当て書きとすれば、風間柚乃さんのスピード感と色気を存分に引き出す役どころになりそうです。
風間柚乃の今後に向けて
3作目の主演というのも重要なポイントです。
1作目は顔見せ、2作目は定着、3作目でいよいよ「この人のための舞台」という深みが出てくると思います。
おだちんにとっては、齋藤先生のオリジナル作品で次期トップスターとしての存在感を強く打ち出せる機会になるんじゃないかと期待しています。
そして兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールでの初公演というのもいいです!
芸文センターはHAT神戸の大ホールで宝塚の公演が行われることはありましたが、中ホールは今回が初です。
客席空間は、舞台と客席の一体感に配慮し、2層バルコニー形式のどの席にお座りいただいても、演者の肉声が、その微妙なセリフ回しまでダイレクトに伝わるよう、適度な残響時間に設計しています。1階席の最後列から舞台までが約20mというコンパクトなつくりは観客にとっては観やすく、出演者にとっては演じやすい劇空間。
「兵庫県立芸術劇場 阪急中ホール」紹介ページより抜粋
おだちんの持つ細やかな表現力が存分に発揮されるのではないでしょうか。
ヒロインの岩城麻里役については、まだ発表されていませんが、誰が選ばれるかによって、今後の月組が見えてくる部分もあると思います。
ともかく楽しみな両公演です。
読んで頂き、ありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。クリックして頂けるとうれしいです。
クリック先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。
