月組『侍タイムスリッパー』観終わった後の多幸感が半端なかったです♡(ライブ配信視聴)

昨日は楽しみにしていた月組バウホール公演『雨にじむ渤海』のライブ配信が残念ながら見られず(泣)
なので今日2月1日の『侍タイムスリッパー』のライブ配信は朝からすご〜く楽しみにしていました。

原作の映画がとても素敵な作品で、あの映画を小柳奈穂子先生がどのように宝塚化したのか興味津々でしたし、この月組版が大評判なのはSNSで知っていましたから、こちらはなんとしてでも見なくてはと気合を入れました(笑)

月組『侍タイムスリッパー』ライブ配信視聴

小柳奈穂子先生の原作映画の分解と再構成が素晴らしい!

原作映画はもちろん面白くて、脚本が本当によくできていましたが、舞台なのでそのままではダメなので、結構変更点はありました。

初日を観劇した安田淳一監督が会見で言っていた「原作の分解と再構成が非常に巧みで」という言葉に納得しましたが、ものすごくいい塩梅に変わっていたなと思いました。
大きなストーリー展開はそのままでしたが、高坂さんが頭を打って病院へ入れられるところや、最後の立ち回りで真剣を使いたいと直談判するところはカットされ、それがすごく自然な流れになっていたのに大いに感心しました。

それと、いいなと思ったのがストーリーテラーをじゅりちゃん(天飛華音)演じる優子さんが担っていたところ。
現代の高坂さんに起こっていることだけでなく、過去の会津の悲劇の説明もしていたのがとてもわかり易くて。

と思ったら、優子さんが書いていたシナリオがなんと「侍タイムスリッパー」だったというオチにめちゃくちゃ納得。
なるほど~、だから全部優子さんが解説していたのか〜と、小柳先生見事だなと感動しちゃいました。

ところどころで挿入される幕末の会津藩の話も、最初はこれ要るのかな〜とちょっと思ったんですが、台本が変更されたことで高坂さんが会津の最後を知るくだりに説得力がより出ていたので、やっぱり必要だったんだな〜と、そこにも感心しました。

もう一つ、原作映画は恋愛要素は少なめでしたが、そこは宝塚なのでしっかり高坂さんと優子さんのデート部分や、2人が惹かれ合っていく部分も映画より多めに描かれていましたね。

最後の高坂さんが優子さんを抱きしめようとしたのに、優子さんがさっと仕事に戻ってしまいかわされてしまうシーンと、それを見た風見さん(風間柚乃)に「さあ行け」と言われて「今はその時ではない」というくだり。
映画とほぼ同じでしたが、その前の高坂さんの恋愛感情が映画より描かれていたので、より笑えました。

もちろん映画と変わっていない部分も素晴らしかったです。
高坂さんが初めてケーキを食べるシーンや初めてテレビを見るシーン、関本さん(輝月ゆうま)に切られ役の特訓を受けるシーン、そしてなんといっても最後の真剣での立ち回りは映画の世界観そのままで、これが観たかったのよ〜と感動で涙が出るほどでした。

鳳月杏の主人公高坂新左衛門が大好きに

ちなつちゃん(鳳月杏)演じる高坂さんが本当にいい味を出してました。
会津弁が馴染んでいて、朴訥で真面目な人柄がにじみ出ていて。
初めてケーキを食べた時や初めてテレビを見た時の驚き様と感動の仕方がものすごく可愛らしい。

それでいて殺陣はめちゃくちゃカッコよくて。
原作映画の山口馬木也さん演じる高坂さんも愛すべき人物でしたが、ちなつちゃんの高坂さんを見てさらにこの高坂さんという人が好きになりました。
おだちん(風間柚乃)演じる風見恭一郎とのコンビも最高でした。

とにかくフィナーレが最高!

安田監督も心配していた通りw、全体的に衣装が地味で、特に主役のちなつちゃん(鳳月杏)は地味な着物に乱れた髪、顔も少し汚れた状態で登場し、お話の中ではずっと地味な衣装しか着ていません。
ヒロインのじゅりちゃん(天飛華音)も同じくずっと地味な衣装です。

ですが、フィナーレになると一変、めちゃくちゃ華やかで宝塚らしい衣装に変身するのがいいです。

一幕にもマツケンサンバが登場してましたが、フィナーレの最初もマツケンサンバ!
専科の汝鳥伶さん、夏美ようさん、そして組長の梨花ますみさんが月組の組子を引き連れて歌い踊るのが最高。

その後もおだちん(風間柚乃)が真ん中の「銭形平次」、ボレロ風の「水戸黄門」での男役群舞と続いて、なんと最後は「大岡越前」と「必殺仕事人」でのデュエットダンス。
時代劇の主題歌と宝塚の大人っぽいデュエットダンスとがびっくりするほど合っていて”感動”したほどでした。

お話の中ではラブラブではなかったトップコンビが、デュエットダンスではキスもして、しっかり宝塚だったのもよかったです。

この作品、配役も絶妙で、下級生まで月組生の個性が出ていたのもよかったです。
特に関西弁を話せる人たちが大活躍していたのも素晴らしかった。

逆に関西弁を話せないやすくん(佳城葵)は、映画の関西人の井上所長から東京から出向で来たという設定に変えてあって、無理に関西弁を喋らせていないところもよかったと思います。
下手な関西弁を聞かせられると関西人の私としては、ガクッときてしまうもので(笑)

最初から最後まで、あの名作映画の世界観を壊さずに、しっかり宝塚だったこの作品。
観終わった後に多幸感でいっぱいになりました。

   

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