雪組トップ娘役・夢白あや 卒業インタビュー ~103期同期と過ごした絆の日々~

雪組トップ娘役のあやちゃん(夢白あや)の卒業を前に、タカラヅカニュース内で卒業インタビューが放送されました。

Part1では雪組スカイ・ナビゲーターズのしゃんたん(壮海はるま)、あやねちゃん(愛羽あやね)と。
Part2ではさらにぺっぺ(紗蘭令愛)と、同じくこの公演で退団するりなくる(莉奈くるみ)を加えた103期同期5人で、笑いに満ちた温かなトークが繰り広げられました。

卒業インタビュー 雪組 夢白あや

Part1:卒業を控えた今の心境とスカイ・ステージの思い出

「楽しむこと」を重視した東京公演

宝塚大劇場の公演を終え、東京公演中のあやちゃん(夢白あや)に今の心境を尋ねると、「初日を開けた時に自分の感覚がすごく変わっていた」と語りました。
大劇場を卒業して余裕ができたのか、「本当に楽しむことを重視して過ごせたら」という言葉に、最後の舞台を心から味わおうとする姿勢が感じられました。

「時間は限られて、どんどん迫ってきてる感じはあるけれど、いつも通り最後まで楽しんでいきたい」——決して重苦しくならず、前向きに「今」を楽しんでいる様子が印象的でした。

こんな退団者初めて!?

宝塚には「10日前にお化粧前を白くする」という文化があり、通常は見送る側が思い出にビデオで撮影するそうですが、あやちゃんはなんと逆に入りする時に携帯を持って同期たちを撮影していたとのこと!

しゃんたん(壮海はるま)いわく「本当にクリスマスを初めて迎える子供みたいな感じ」って(笑)

しかも退団当日もぐっすり眠れたというあやちゃん、逆にしゃんたんが全然眠れなかったというのですから、本当に珍しいタイプの退団者です(笑)。

今まで見送ってきて、大劇場でみんなで悲しんで東京はすっきりしてるパターンがあるけど、自分は多分新しいパターンと思うと言いつつ、
「東京の千秋楽はあなた達泣いてるんじゃないの〜?あ、私が『うわ〜ん』ってなってるかもしれないよ。楽しみにしてて」
とあやちゃん(笑)

この余裕というか、マイペースさがあやちゃんらしい。

千秋楽は「破壊的な握力」だった

そんな余裕のあやちゃんでも、宝塚大劇場の千秋楽では「破壊的な握力だった」そう。
知らない間に全身に力が入っていて、深呼吸で落ち着かせていたとか。

終演後、あやねちゃん(愛羽あやね)に「こんなに楽しそうにしてるあやか(夢白あや)初めて見た」と言われたのが印象的だったそうです。
緊張しながらも、やはり「楽しむ」ことができた千秋楽——素敵ですね。

スカイ・ステージの思い出

彩風咲奈さんとスペシャルMCを務めた経験について、あやちゃんはめちゃくちゃ緊張して噛みまくってたそうで、その経験があったからこそ改めてスカイ・ナビゲーターズの2人を尊敬するって言ってました。

また、あーさ(朝美絢)との『WHO?SPECIAL』では、打ち合わせなしで「一緒にお芝居したい人?」が2人とも「華世京」で一致したというエピソードも。
このコーナーでオンやオフでもあーさとの新たな発見があったと振り返っていました。

他にオリジナル番組では、同期で集まった『CAST』や、ずっと大好きだった樹里咲穂さんに初めてお会いできた『Sai』、サイコロ繋がりで年末に出演した特別番組の思い出も。
「すごい番組作りますね、スカイ・ステージ!」
なんて笑ってました。

Part2:103期同期5人で語る絆

「絆」からスタートした5人

Part2ではりなくる(莉奈くるみ)とぺっぺ(紗蘭令愛)も加わり、103期同期5人でのトークに。

5人は2017年の雪組公演『幕末太陽傳/Dramatic “S”!』で初舞台を踏んでおり、千秋楽では「絆」の場面で雪組の上級生が花道を作ってくれたという思い出があるそうです。
「もうみんな雪組配属になりたかった」というしゃんたん(壮海はるま)の言葉に、運命を感じますね。

特に印象に残っている作品として挙がったのは『蒼穹の昴』の新人公演。
ぺっぺ(紗蘭令愛)は「次から長の期になるっていう意味でも、研6になった私たちは一個成長したと思う」と振り返ります。

そしてあやちゃん(夢白あや)のトップ娘役お披露目公演の『Lilacの夢路』『ジュエル・ド・パリ!!』についてあやちゃんは、
「自分が不慣れで、本当にみんなに助けてもらって、ああでもないこうでもないと相談し合って、自分自身も舞台を作り上げたなっていう思い出が多い」と。

「小学生が2人並んでます」

東京公演ではお化粧前が一個使いで、同期同士でくっついてお化粧をしてるんだそうです。それがすごく楽しいようで
「ずっと笑ってるもんね。何に笑ってるのかわかんないくらい」
とりなくる(莉奈くるみ)が言うのに対して
「どっちかっていうとあなたね」
と返すあやちゃん(笑)

その2人のやり取りを見たしゃんたん(壮海はるま)が
「私は2人のこと小学生って呼んでます。小学生が並んでるんです、いつも」
って(爆)

その後も

紗蘭「私達はもうちょっと大人ですから」
夢白「中学生。で、(あやねは)校長先生」
愛羽「なんでよ(笑)」
というやり取りまで(笑)

『歌劇』の同期でのサヨナラ対談で撮った白黒写真を見たぺっぺ(紗蘭令愛)の感想が秀逸です。
「どうしても(あやねが)女手一つで育てたこの兄弟たちっていう図にしか見えない」
って。
確かにあやねちゃん、お母さんポジションですね(笑)。

夢の国で過ごした特別な一日

最近、同期5人で夢の国へ。一日でランドとシー両方に行ったそうです。
同期みんなでどこかに行くというのが初めてだったとか。
お揃いの耳をつけて、夜ご飯は一つの部屋でみんなで食べて…

「学生の頃を思い出すような関係性」とあやちゃん。

普段からお稽古中の夜ご飯も、5人で一つの机に固まって、入りきらないからお盆を重ねつつ協力していて食べている様子。
「下級生の子たちからも103期さん可愛いですね〜なんて言われてた」というエピソードに、ほっこりします。

莉奈「青春だね。ずっと青春だね」
夢白「寂しくなるんじゃないの?あなたたち〜」
紗蘭・愛羽「え〜んえ〜ん(泣き真似)」

というようなやり取りもあって、同期2人の退団といえども全くしんみりした感じがないのがいいです。

退団同期がいる幸せ

りなくる(莉奈くるみ)もあやちゃんと同じタイミングで退団。
「同期でプラス退団同期」というのは本当に心強いようです。

「ナイーブになるタイミングも大体一緒だから、なんかこっそり言えるんだよね〜」
と話すあやちゃんに 、
「わかるわかる、頑張ろうって」
とりなくる。

近くであやちゃんの綺麗な舞台姿を見守れて幸せだというりなくるに、
「何言ってんの、怖〜い!わざとらしい(笑)誰よりも楽しんでない?」
と返すあやちゃん。
本当に楽しそうな2人です。

韓国でのトラブルも思い出

ぺっぺ(紗蘭令愛)からは、あやちゃんと行った韓国旅行でのエピソードが。

ホテルの窓が閉まらなくなって、2人で頑張ったけどダメで、フロントの方を呼んだら一発で閉まったという珍事件(笑)
「ワ〜オ、カムサハムニダ」と言ったあやちゃんの様子が目に浮かびます。

でも「芸事になったら誰よりも真剣に、え、さっきの人と一緒かな?ってなるくらい、本当に素敵な娘役さん」というぺっぺの言葉に、舞台人としてのあやちゃんへの深い尊敬が感じられました。

愛羽あやねのターニングポイント

最後に語ったあやねちゃん(愛羽あやね)。
「一番オンでもオフでも一緒に過ごしたのがあやか(夢白あや)」
と前置きし、

「あやかが雪組に来て、私自身もすごく内面的にも変わることができた。ターニングポイントとなった人」
と告白。

あやちゃん(夢白あや)も
「しょうもないことからすっごい真剣に語り明かしたり、色々タイミングがあったよね」
と応じます。

今はお母さんポジのあやねちゃんも、実は「誰よりも結構深く悩んでたりして」、あやちゃんが話しかけるタイミングを測ったりしていたというエピソードに、お互いを深く理解し合っている2人の関係性が垣間見えました。

「絆」から始まり、絆で終わる

最後にこう語ったあやちゃん。

「『絆!』からスタートした我らは気がつけば絆が知らぬ間にできていて、自分たちで作ってるっていう自覚はなかったけれども、気づいたらすごい絆が深くなってて。私は雪組に来てよかったなって心から思えるし、このメンバーに最後見送ってもらえるのが頼もしい」

初舞台の『Dramatic “S”!』の場面のテーマが「絆」だったこと。
そこから始まった5人の物語が、こんなに深い絆で結ばれるなんて…運命としか言いようがありません。

最後に

「千秋楽は泣かしにかかります。覚悟してください」
とお茶目に言うあやちゃん(夢白あや)。

いつも楽しそうで、マイペースで、でも芸事には誰よりも真剣。
そんなあやちゃんの最後の舞台が、同期の仲間たちと、そしてファンの皆さんと、笑顔と涙で満たされますように。

「最後の日まで本当にずっと喋って笑って、悔いのないようにたくさん盛り上がっていきたい」
その言葉通り、最後の瞬間まで楽しんでほしいですね。

コーナーの最後にはナビゲーターズの2人から可愛い花束をもらって、

「最後の撮影がまさか同期で締めるとは。本当にこのご縁に感謝ですし、タカラヅカ・スカイ・ステージで本当にたくさんの番組に出演させていただいて、私自身も色々なことに挑戦できました。
心からの感謝の気持ちを込めまして、心を込めて最後まで舞台に立ち続けたいと思います」

と感謝の思いを語ったあやちゃん。
笑顔ではありますが、強い決意のような思いもその笑顔に浮かんでいました。
2月22日の千秋楽の日まで、悔いなく宝塚の娘役を全うしてくださいね。

  

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