こんな鳳月杏が見たかった!!栗田優香が描く新しい呂布の物語(月組公演『RYOFU』稽古場レポート)

タカラヅカニュースで月組宝塚大劇場公演『RYOFU』の稽古場レポートが放送されました。
古典三国志演義を踏襲しながらも、史上最強の武将と謳われた呂布を新しい宝塚バージョンの物語で描く本作。

今回は美海そらちゃんと月乃だい亜くんが登場し、MCのやすくん(佳城葵)とももちゃん(桃歌雪)と共に、それぞれの役どころと見どころを語りました。

月組 宝塚大劇場公演 『RYOFU』 稽古場レポート

それぞれの役について

美海そら:芸妓 & 炎の精

みうみん(美海そら)が演じる一つ目の役は、董卓陣の芸妓のうちの一人。

董卓の前で踊るということは、失敗したらすぐに始末されてしまうということで、芸妓たちもそれを分かって踊っているので、常にそういう緊張感を持って芸妓のみんなと歌って踊って雰囲気を作っていきたいと語っていました。

その場面の振付は御織ゆみ乃先生。
妖艶で妖しい感じながらも、暗くはならずに華やかに見えるようにという指示だそうで、首の使い方など御織先生特有の振付が見られるとのこと。
ももちゃん(桃歌雪)も「素敵で癖になる。私も真似したくなっちゃう」と絶賛していました。

もう一つの役は炎の精。
役割としては、愛情、怒り、悲しみ、戦いへの気持ちなどを踊りで表すもので、「とにかく大きな気持ちを出して欲しい」と言われているそうです。

作中では水の精も出てくるそうで、水と炎の対比も見どころの一つになりそうです。

月乃だい亜:張飛 & 切られ役

だいあくん(月乃だい亜)が演じるのは、三国志演義の中でも有名な武将・張飛。

張飛は6mもあると言われている蛇矛(じゃぼう)という武器をぶん回して戦うすごく強い武将。
その一方で、すごくお酒が好きで短気な性格なので、「ちょっとやんちゃな人なのかな」という印象だそう。

義兄弟の契りを交わした劉備(彩路ゆりか)と関羽(遥稀れお)というお兄ちゃんがいて、当時もその三人で活躍していた武将ということで、それを意識しているとのこと。

「本当だったら専科さんが演じるような武将の役なので、それぐらいの貫禄を出さないとだめだよねってみんなで話してる」という言葉に、若手ながら大役に挑む意気込みが感じられました。

もう一つの役は、丁成軍の兵士としての切られ役。
今回の作品は呂布1人に対して大勢の兵たちが切られるという描写が多いそうですが、それも本当に見どころだと語っていました。

「舞台上で1人の役として生きる」という部分に栗田優香先生はすごくこだわっていて、みんなで一回ワークショップもしたそう。
「みんなが役を毎日毎日考えてやってるのがすごい楽しい」という言葉から、一人ひとりの兵士にも物語があることが伝わってきます。

見どころの場面

8場:呂布の過去と家族の場面

みうみん(美海そら)が大好きだという場面が、ももちゃん(桃歌雪)演じる呂布の母が登場する家族の場面。
「決して大きな声を出してるわけじゃないのに、すごく感情が伝わって、お歌も本当に素敵」とみうみん。
だいあくん(月乃だい亜)も「過去の呂布が今の呂布に繋がっていく」場面として挙げていました。

ももちゃん(桃歌雪)によると、呂布としてのメラメラした感情が生まれるきっかけになる場面で、「呂布に対しての愛情」と「私がいなくなっても幸せに生きていけるように人と人との繋がりを大切に」という母の思いを伝えたいとのこと。

みうみんは炎の精として感情移入していると語り、だいあくんも「佳城さんのお芝居も本当に素敵。もう泣きそうになります」と絶賛。

やすくん(佳城葵)曰く、この8場を境に前半の呂布の見方と後半の呂布の見方がちょっとだけ変わってくるそう。

過去の回想は大体物語の始まりに持ってくるものだけれど、今回はあえて真ん中に持ってきているのも栗田先生の狙いで、「全員がすでにはまっている状態」とのことでした。
この場面の重要性が伝わってきました。

舞姫の場面

だいあくんが「舞姫の場面がすごい今回の見せ場」と語った場面。

娘役がずらっと銀橋に並ぶ綺麗な場面で、娘役は中国語の歌にも挑戦しているそうです。
「歌詞の意味も素敵」「ちょっと物語風になってる」とのこと。

そしてその後にじゅりちゃん(天紫珠李)が舞うそうですが、袖の布が長くて、そのさばきが難しそうとのこと。
やすくんも「あの手の長いじゅりちゃんだから活きるんだと思った。あれはすごい!」と絶賛していました。

「本当に(本番の)衣装で踊ってるのが楽しみ」「絶対舞台稽古、客席に見に行く」「座ってるけどそこ見ちゃう」と、出演者たちも楽しみにしている場面のようです。

「こんなちなつさんが見たかった!」

だいあくんは最初呂布のことをすごい裏切り者でひどい人だなって思ってたそうですが、物語や呂布の生き様を知っていくうちに、「どんどん感情移入していく自分もいて、本当に素敵な作品」だと実感したとのこと。
1回じゃなくて何回も観たいなと思う作品で、みんなでこんなちなつさんが見たかったって言ってるんだそうです。

そして相手役のじゅりちゃん(天紫珠李)演じる、宝塚の娘役としては特殊な芯のある強い女性の雪蓮も魅力的で、呂布に対する気持ちが純愛という感じで、見ていて『あ〜〜』ってなっちゃう場面がいくつもあるんですって。
「すごいいい話!」だそうです。

組のみんなが「こんなちなつさんが見たかった!」なんて言う呂布役、本当に楽しみになりました。

栗田優香先生といえば、これまで『夢千鳥』『カルト・ワイン』、そして大劇場公演のショー『万華鏡百景色』と独創的な傑作を世に送り出してくれています。
今回初めての大劇場のお芝居となる『RYOFU』に関しても、最初にテーブル稽古をして一つ一つの場面を丁寧に解説したりと、かなりのこだわりを持って作品作りをしているのがわかる稽古場レポートでした。

古典三国志演義を踏襲しながらも、栗田優香先生が描く新しい呂布の物語。
ちなつちゃんが演じる史上最強の武将の生き様と、彼を取り巻く人々の想い。壮大なスケールのお芝居と、豪華な衣装、豪快な立ち回りが待っています。

4月4日の初日が楽しみです!

   

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