夢白あやが語ったマリー・アントワネット役&公演の裏話(雪組 東京宝塚劇場公演『ベルサイユのばら』稽古場情報)

今日のタカラヅカニュースでは雪組『ベルサイユのばら』東京公演の稽古場情報がありました。
これが放送されるともういよいよだなという気持ちになっちゃいます。
今週の土曜日、8月31日に初日の幕が開きますね〜

今日の稽古場情報ではトップ娘役のあやちゃん(夢白あや)と副組長のりーしゃさん(透真かずき)の2人が公演についてトークしました。

雪組 東京宝塚劇場公演『ベルサイユのばら』稽古場情報

『ベルサイユのばら』は初演から50年、そして大劇場では10年ぶりの再演となります。

あやちゃん(夢白あや)は初めての出演ですが、りーしゃさん(透真かずき)の方は研1の時をはじめ今回で3回目の出演だとか。
10年前の2回目の時はスウェーデンの国境警備兵役だったのが、今回同じスウェーデンの陸軍大将に出世したそうで、フェルゼンと同じスウェーデン人で同じ緑の軍服を着られるのが嬉しいと喜ぶりーしゃさん(笑)

そしてあやちゃんは演じるマリー・アントワネットの役について語りました。

マリー・アントワネット役について

あやちゃんはマリー・アントワネットという人は愛情深い人だと思っているそう。
そして最後の牢獄の場面は意外にもものすごく幸せな気持ちなんだそうです。

端から見ているとあそこはフェルゼンとの恋愛が終わって不幸な結末に見えるけれど、あやちゃんとしては感謝の気持ちや愛が深くないと出来ない場面だと途中で気がついたんだそうです。
子ども達のことを思うと悲しいけれど、あの場面では悔いは全くないという話でした。

う〜ん、なかなか深い話です。
その場面のあやちゃんの表情は要注目ですね。

そして、にわさん(奏乃はると)演じる国王陛下への愛情についても語っていましたが、フェルゼンとの恋とは全く違う、でも20年近く共に過ごしてきた人との愛はそれはそれは深いものがあると。

フェルゼンからすると一途に愛したアントワネットが自分と離れてルイ16世と生きることを選ぶのは辛いことなのかもしれませんが、愛する人の決断は受け入れたいというのもあるでしょうし。
フェルゼンとアントワネット、ルイ16世の関係には三者三様の思いがあるのだと、あやちゃんの話を聞いて改めて思いました。

公演の裏話

アントワネットと子ども達

マリー・アントワネットの子供である王子役の星沢ありさちゃんと王女役の音綺みあちゃんとのエピソード。

初めて本公演で役をもらう彼女たちが緊張して自由に動けないでいるのを感じて、あやちゃんは出番前に2人を呼んで「よちよち〜、家族家族」ってお母さんのように可愛がるようにしたんだそう。
それをやってからは2人の動きが良くなって、家族としての距離感が近付いたと話すあやちゃん。

「2人がもう本当に可愛くって〜」とキャイキャイしてるのも微笑ましいですが、そうやってちゃんと下級生のことを考えて接しているあやちゃんが頼もしいなと思いました。

オスカル(朝美絢)とアンドレ(縣千)のハグ

『ベルサイユのばら』の名場面の話のところで出た裏話で、オスカルのあーさ(朝美絢)とアンドレのあがちん(縣千)のイチャイチャぶりの話が面白かったです。
なんでも2人は袖にはけてからも肩や腕を組んだりハグしたりしているそう。

開演前に2人が袖でハグしている横をあやちゃんが通る時の再現が面白くて…
一度目を見開いて見てから、見ていいのかな〜って感じで「おはようございま〜す」と小声で言いながら通り過ぎる様子に大笑いでした。
舞台上でも袖でも幸せそうな2人を見てほっこりしてるそうです(笑)

彩風咲奈のこだわり

2人でフェルゼンを演じる咲ちゃん(彩風咲奈)のマントさばきや軍服の着こなしが素晴らしいと話した時にあやちゃんが明かしてくれた咲ちゃんの裏話。

自分が新人公演でフェルゼンを演じたということもあって、「『ベルサイユのばら』の様式美もしっかりと下級生たちに伝えていきたい、稽古場にいられる今だからこそたくさん教えていきたい」と咲ちゃんが話していたと教えてくれました。

もう一つ、稽古場で咲ちゃんとたくさん話したこだわりポイントとして、一幕最初のピンクの衣装の時にフェルゼンが「マリー・アントワネット」と呼んで手を広げるところと、最後の牢獄の場面で「王妃様」と呼んで手を広げるところのアントワネットの飛び込んで行き方の違い。

そこはぜひ注目してくださいとのことでした。
そうやって稽古場でたくさん話し合って突き詰めていくんですね。

フィナーレについて

今回の『ベルサイユのばら』はフィナーレの豪華さも話題になっていますが、そのフィナーレについての話もありました。

50人ロケット

本編が終わってすぐ始まる50人でのロケット。

頭に薔薇が付いている衣装も豪華だけど、本編最後でアントワネットが断頭台に上って行く時に大階段に一瞬薔薇の花の映像がバンって出るのがまたすごいそう。

その映像がカットアウトしてすぐに薔薇の精のような50人のロケットの人たちが出てくる演出がかなりすごいそうです。
あやちゃんはその薔薇の花の映像のことは知らなかったんですって。
りーしゃさんのその話を聞いてものすごく楽しみになりました。

「セラビ・アデュー」

新曲「セラビ・アデュー」を全員で歌って咲ちゃんはじめ退団者の5人を見送るシーンはまるでサヨナラショーのようだと。
その場面が終わって袖でみんなが次の衣装に着替える時にグスングスンという声が聞こえてくるという裏話もありました。

あやちゃんはその場面舞台上に出ていないけど、袖で一緒に歌っているそうです。

そして、アカペラで歌うところは千秋楽に向かってどんどんどんどん盛り上がっていったという話もとても感動的でした。

 

東京公演が始まるということは咲ちゃん(彩風咲奈)の退団の日も近付くということです。
ほんとに寂しいです。

でもその咲ちゃんの最後の男役姿を目に焼き付けたいですし、久しぶりの『ベルサイユのばら』を生で観るのも楽しみです。
千秋楽まで無事に完走できるよう祈っています。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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