7月1日に放送されたFNS歌謡祭への出演でも大きな話題となった花組男役スター侑輝大弥くん。
現在、バウホール初主演作となる『赤と黒』のお稽古が進んでいますが、タカラヅカニュースでは先日の稽古場情報に続き、稽古場レポートが放送されました。
MCを務めたのは花組スカイ・ナビゲーターズのまのっち(愛乃一真)。
ゲストにはラ・モール侯爵役の和礼彩くん、フェルヴァック夫人役の華路ららちゃん、エリザ役の翠笙芹南ちゃんの3名が登場し、作品の魅力やだいやくん(侑輝大弥)演じるジュリアン・ソレルとの関わりについてたっぷり語ってくれました。
花組 宝塚バウホール公演 『赤と黒』稽古場レポート
若いメンバーだからこその挑戦が詰まった稽古場
冒頭では、だいやくん(侑輝大弥)にとって初めてのバウホール主演公演という話題に。
和礼彩くんは「今回は全体的に若いメンバーが多い」と話し、その分、それぞれが新しい役柄や表現に挑戦できていることが今作の大きな魅力だと語ります。
華路ららちゃんは、お芝居だけの作品に出演する機会が少なく、毎日上級生からアドバイスを受けながら壁にぶつかっている最中だと率直な心境を明かしました。
翠笙芹南ちゃんは、田渕大輔先生がお芝居全体に共通する大切なことを一つひとつ丁寧に教えてくださるため、稽古場にいるだけでも勉強になるとコメント。
出演者全員が作品と真剣に向き合いながら稽古を重ねている様子が伝わってきました。
また、何度も再演されてきた名作『赤と黒』だからこそ、歴代の出演者へのリスペクトを持ちながらも、新しい作品づくりに挑戦していることもうかがえます。
それぞれの役とジュリアンとの関わり
和礼彩:ラ・モール侯爵
和礼彩くんが演じるのは、パリの大貴族ラ・モール侯爵。
ジュリアンを秘書として迎え入れる人物であり、彼の人生を大きく変える重要な存在です。
一幕では出番こそ多くありませんが、田舎町から一転、華やかなパリの世界へと物語を大きく動かす役割を担っています。
また、娘マチルドとジュリアンが恋に落ちたことで、父親として複雑な立場に置かれる人物でもあります。
侯爵としては身分違いの結婚を受け入れ難い一方で、父として娘の幸せも願う――その葛藤を丁寧に表現したいと語っていたのが印象的でした。
華路らら:フェルヴァック夫人
華路ららちゃんが演じるフェルヴァック夫人は、妖艶な貴族の未亡人。
ジュリアンとマチルドの恋を大きく動かすキーパーソンです。
ジュリアンはマチルドの気を引くため、フェルヴァック夫人へ接近します。
華路ららちゃんは「余裕があるふりをしているけれど、本当はジュリアンをかっこいいと思っている」と照れ笑いしながら話し、みんなの笑いを誘っていました。
また、豪華な黒を基調とした衣装も役の魅力の一つ。
他の貴族たちとは異なる存在感を衣装からも表現したいと語っていました。
翠笙芹南:エリザ
翠笙芹南ちゃんが演じるのは、レナール家の使用人エリザ。
ジュリアンへ一途な恋心を抱きながらも、その想いが届かず、やがて嫉妬へと変わっていく役です。
翠笙芹南ちゃんは、レナール夫人との信頼関係をしっかり築いておくことで、その後に訪れる恋愛による心の変化をよりリアルに見せたいと話していました。
そして、その嫉妬心から、まのっち(愛乃一真)演じるヴァルノの力を借りてしまうほど追い詰められていく人間らしい心情を丁寧に演じたいと語っていました。
まのっちも「毎日一緒に芝居をしていて成長を感じる」と話しており、役作りの充実ぶりがうかがえました。
3人が語る侑輝大弥演じるジュリアンの魅力
見どころの話題になると、出演者からはだいやくんが演じるジュリアン・ソレルの魅力が次々と語られます。
和礼彩くんは、「誰の視点から見ても面白い作品」と前置きした上で、「だいやの初主演にぴったりな作品」とコメント。
特に、本読みの段階からジュリアン役が非常に自然にはまっていたことを明かし、レナール夫人を誘惑していく場面では、「見てはいけないものを見ているよう」と思うほどの色気を感じたそうです。
FNS歌謡祭で全国の視聴者にも伝わっただいやくんの存在感ですが、舞台ではさらに濃密な芝居でその魅力を発揮してくれそうです。
心を揺さぶる恋のドラマも大きな見どころ
翠笙芹南ちゃんが挙げた見どころは、ジュリアンとレナール夫人が初めて心を通わせる場面。
だいやくんとことのちゃん(朝葉ことの)が作り出す絶妙な距離感と緊張感は、恋が始まる瞬間ならではのときめきと危うさが同時に感じられるそうです。
エリザとしては見たくない光景でありながら、一人の観客としては思わず引き込まれてしまうほど魅力的なシーンになっているとのこと。
また華路ららちゃんは、一幕ラストのジュリアンとレナール夫人のデュエットを「本当に大好き」と語り、切なくも美しい別れの場面に注目してほしいと紹介。
さらにフィナーレでは男役群舞の迫力や、大人の雰囲気漂う娘役のダンス、そして本編とは違って幸せそうなジュリアンとレナール夫人のデュエットダンスなど、お芝居とは違った魅力も楽しめると話していました。
バウホール初主演だからこそ生まれる新しい『赤と黒』
今回の稽古場レポートでは、出演者全員が口をそろえてだいやくん演じるジュリアン・ソレルへの期待を語っていたのが印象的でした。
FNS歌謡祭出演をきっかけにだいやくんを知った方も多いと思いますが、この『赤と黒』では、その美しいビジュアルだけでなく、繊細な芝居、色気、人間味まで存分に味わえる作品になりそうです。
若い花組生たちが挑戦を重ねながら作り上げる、新しい『赤と黒』。
バウホール初主演という大きな節目に挑む侑輝大弥くんがどのようなジュリアン・ソレルを見せてくれるのか、公演の幕が上がる日がますます楽しみになった稽古場レポートでした。
読んで頂き、ありがとうございました。
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