月城かなと・海乃美月の笑いでいっぱいの卒業インタビュー

7月7日の千秋楽で卒業してしまうれいこちゃん(月城かなと)とうみちゃん(海乃美月)のコンビの卒業インタビューが昨日と今日の2回に渡ってタカラヅカニュースで放送されました。

この2人の前に卒業した花組のトップコンビのときは2人だけでのトークでしたが、今回の月組はスカイ・レポーターズの2人を交えて4人でのインタビュー形式のトークでした。

卒業インタビュー 月組 月城かなと・海乃美月

Part1とPart2の2回に渡って放送された卒業インタビュー。
MCはスカイ・レポーターズのやすくん(佳城葵)とせんちゃん(麗泉里)でした。
せんちゃんもこの公演で退団するので、これがスカイ・レポーターズとしての最後のお仕事です。

れいこちゃんとうみちゃんの現在の心境に始まり、スカイ・ステージの番組の思い出などを話し始めました。

スカイ・ステージの思い出ではこの間の『集まれ!95期』の話をしましたが、れいこちゃんはカーレースがよほど楽しかったようで、退団してからもOG組で参戦したいって、その時は1ヶ月くらいかけて練習しますなんて言ってました(笑)

他にも組替えして来てからの思い出や、今の月組の印象などたくさんの話を4人で笑いを交えながらしていきました。
その中でもとくに印象に残った話がいくつかありました。

麗泉里が話す月城かなととの思い出

せんちゃん(麗泉里)が自慢話としてれいこちゃんとの思い出を話したのが、縁結びのお守りの話でした。

2022年の全国ツアーの時にせんちゃんがれいこちゃんのカツラのお手入れをしてくれていて、れいこちゃんは次の『応天の門』の為に行った太宰府天満宮でその縁結びのお守りを買ってお礼にとせんちゃんにあげたそうです。

そのお守りがすごく可愛くてせんちゃんに合ってるなと思ったのと、いろんな意味でいいご縁がありますようにということで縁結びのお守りにしたんだとか。

で、そのいただいたお守りのおかげでお二人と一緒に退団するというご縁に恵まれたと嬉しそうに話すせんちゃん。
それを自慢したかったって言ってました。

ほっこりするエピソードでしたが、せんちゃんがそのお守りの話をし始めた時に「えっ、いい縁があったんですか〜?」ってせんちゃんに訊いちゃうれいこちゃんに大笑いでした。

佳城葵が話す海乃美月とのエピソード

やすくん(佳城葵)の同期のうみちゃんとのエピソードにもほっこり。

音楽学校でいつもお芝居を一緒にやっていたそうで、授業以外にもレッスン室で2人で一生懸命お稽古していたそうです。
その時の感覚と今公演中のショーで銀橋で2人で絡む場面の感覚が似ていて、予科のレッスン室のことがフラッシュバックされたんだとか。

そしたら、ある日うみちゃんからも「予科の時みたいだったね」と言われたそうで、お互い同じ感覚でいたというのがさすが同期だな〜って感じでした。

宝塚大劇場の千秋楽での心温まるエピソード

退団者ご挨拶でのエピソード

退団者の大階段を降りてのご挨拶の時の話をしてくれました。

れいこちゃんは黒燕尾なので他の退団者より先にお着替えが終わってしまい、隣で袴姿に着替えをしているせんちゃん(麗泉里)があまりに緊張しているからほぐしてあげようと思ったそうです。

それで「私着替え終わったから先に大階段を下りて来ようかな〜」なんて言ってみたけど、ガチガチのせんちゃんはまるで無視(笑)
れいこちゃんに3回くらい言われたそうですが、聞こえてはいたけど答える余裕もなかったそうです。

そして、いざ大階段を下りる段になって、なんとれいこちゃんは影段を上がって上で他の退団者を見送っていたんだとか。

同じ側から下りる彩音星凪くんを「よしよし行っといで」って送り出して、反対側から下りる子たちには思いっきり手を振ってて。
せんちゃんの番になったらぎゅっと手を握って「手冷たいね」と言いながら送り出してあげたそうです。

そのれいこちゃんの横をうみちゃん(海乃美月)はスーッと通り過ぎて上がって行ってw、「えっ!?あああああ〜、ゴーイングマイウェイ!」となったというオチ付きの話でした(笑)

それにしても、退団するトップさんが影段の上にいて他の退団者を送り出すなんて話初めて聞きました。
れいこちゃんのあったかさが伝わるいい話を聞かせてもらいました。

退団者のお揃いのコサージュの話

もう一つ宝塚大劇場での千秋楽のエピソード。

ショーの最後の方で千秋楽に退団者は胸にコサージュを着けますが、それをれいこちゃんがお揃いにしようと提案したんだそうです。
みんなすごく喜んだそうですが、そんな中、うみちゃんは胸に着けられないなと悩んでいたられいこちゃんから「頭飾りにどう?」って言ってもらったそうで、それがものすごく嬉しかったそうです。

「思い出したら泣けてきちゃう」ってウルウルしてるうみちゃんにみんなでアワアワしてる光景も温かかったです。

月城かなとと海乃美月から月組生へのメッセージ

2人から月組生へ伝えたいことは?ということで、まずうみちゃんから話しました。
「トップに就任した時にれいこさんに言っていただいた言葉と重なるんですが」
と言った上で、とにかく心から楽しんで舞台に立ってほしいという言葉を贈りました。

そしてれいこちゃんからは

「その楽しむということが難しくて、自分一人が楽しくてもダメで、本来はお客様に楽しんでもらうためにやっている舞台」

「自分自身がその舞台に立っている自分を認めてあげられること、舞台に立っている姿を喜んでいる人がいることを自覚するということが楽しめるということ」

という話がありました。
自分たちは辞める今だからそれがわかるのかもしれないから、みんなが今すぐに楽しむということは難しいかもしれないけど、いつか幸せに舞台を楽しんで、宝塚って本当に素敵な所だなって思ってくれたら嬉しいというメッセージを贈っていました。

さすがれいこちゃんです!

最後まで笑いでいっぱい

最後はれいこちゃんとうみちゃんにスカイ・レポーターズの2人から花束のプレゼント。

自分の好きな紫陽花の花束に喜んでいたれいこちゃん、なのにうみちゃんの花束を見たらそれについてる何かが気になり
「これ可愛い!これちょうだい!」
なんて言うれいこちゃん(爆)

そして、今回が最後のお仕事のせんちゃんにやすくんからプレゼントの包みが渡されたら
「開けて開けて〜」
と言うれいこちゃんはほんとお茶目です(笑)

視聴者へのメッセージでも「これからは月組のファンとして」と言いながらやすくんを大きな目で睨みつけるれいこちゃんに最後まで笑わされました。
最後は

「客席から皆様と共に月組を応援できることを楽しみにしていますし、これからも退団者みんなで宝塚をずっと愛して、月組のみんなのこれからの活躍を見守りたいと思います。今まで本当にありがとうございました」

と視聴者へメッセージを贈ってくれました。

途中うみちゃんが涙ぐむ場面もありましたが、あまりに明るくてほんわかしていて、
明後日には宝塚を卒業してしまうというのが信じられないくらいです。

そんな終始笑いに包まれた卒業インタビューでした。

  

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