月城かなとと光月るうの最後の稽古場情報かと思うと…(泣)

今日1月19日は宙組『MAKAZE IZM』の千秋楽、花組公演の再開、そして星組新人公演とおめでたいことだらけの日です。
芹香斗亜ディナーショーも宝塚ホテルで開催されていますし、宙組バウホール公演もやっています。
上演予定の公演が無事に上演されているというのはなんとも素晴らしいです。

そして今日のタカラヅカニュースでは2月4日から宝塚大劇場で始まる月組公演『応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』の稽古場情報が放送されました。

月組組長のるうさん(光月るう)はこの公演で退団します。
そのため、今回の稽古場情報はれいこちゃん(月城かなと)とるうさんの最後の稽古場情報です(泣)

月組『応天の門』『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』 稽古場情報

お芝居が平安時代の和ものなどで、れいこちゃん(月城かなと)もるうさん(光月るう)もお着物で登場です。
お着物の下は黒のピタッとしたパンツで、れいこちゃんはロングブーツを履いています。
このお稽古着の感じちょっと懐かしい。

れいこちゃんとるうさんでの組み合わせでの稽古場情報はこれが最後となります。
二人とも和気あいあいと楽しく作品について語ってくれました。

『応天の門』について

ニュー月城かなと!

お芝居の『応天の門』はコミックが原作で、少年時代の菅原道真が主役です。
私も原作の初めの方だけ読みました。
れいこちゃんが言う通り、確かに原作の道真は目つきが悪いです(笑)

それが宝塚ではポスターの通り見目麗しいれいこちゃんの道真になる訳ですね~

ですが、これまでの役と違ってすごく若い少年の役なので「ニュー月城かなと」が見られるそうです。

るうさん曰く「いつものれいこちゃんを想像しているととんだ大間違いでございますよ!」(笑)

確かにあの原作の道真とこれまでのれいこちゃんはあまりイメージが結びつかなくて、いったいどんな風になるんだろうと興味津々です。

そのれいこちゃんの道真とタッグを組むのがちなつちゃん(鳳月杏)演じる在原業平。
道真のことを大人目線で心配してくれる”オジサマ”ということです。

原作コミックの帯に「平安の最強バディ」と書いてあったそうですが、そういえばれいこちゃんとちなつちゃんがそういうバディを組む役ってはじめてですね~
そんなところでも「ニュー月城かなと」かも。

もう一人の主要人物、うみちゃん(海乃美月)演じる昭姫は唐からやって来た渡来人で、唐渡りの品を扱うお店の女主人だそう。
女ボスという感じで、うみちゃんもこれまで演じたことがないような新鮮な役どころのようです。

光月るうは恐ろしい裏のボス

るうさんが演じるのは藤原良房で、おだちん(風間柚乃)演じる藤原基経の義理の父親です。
基経を耳目として操って、藤原氏の権勢を強めるために朝廷で暗躍する裏のボス的存在。

原作ではすごく恐ろしいおじいさんらしくて、るうさんはお稽古場で試行錯誤中だそう。
るうさん、最後にかなりインパクトのある役が回ってきたみたいですね。
これはけっこう楽しみです。

『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』について

ストーリー仕立て

ショーの『Deep Sea』は副題に『-海神たちのカルナバル-』と付いている通り、海の底での神々のお祭りにお客さん達が参加するという設定だそうです。

オープニングで人が海に飛び込んで海の底に行く映像から始まるそうです。
ラテンショーなので、プロローグからめちゃくちゃ熱いんだとか。

「普通のテンションじゃできない!」(れいこちゃん)
だそうです。

全体的に海の神様たちが繰り広げるお祭りという一つのストーリーがあるそうで、通し役もあるとか。

れいこちゃんはうみちゃん(海乃美月)が一目惚れするプレイボーイ役だったり、ちなつちゃん(鳳月杏)は吟遊詩人だったり。

で、
うみちゃんは人魚になってしまうけれど脚を取り戻して再び踊れるようになるとかって聞いてると、なんか星組で今やってる『JAGUAR BEAT』を思い出しちゃいました。

『JAGUAR BEAT』はなこちゃん(舞空瞳)扮するクリスタルバードが羽根を取られてしまって、それをこっちゃん(礼真琴)扮するジャガーが取り返すというようなストーリーでしたからね。

暗転なしでどんどん物語が進行するというところも『JAGUAR BEAT』っぽいなって思っちゃいました。

退団者の場面

この公演ではるうさん以外に、千海華蘭、朝霧真、清華蘭、結愛かれん、花時舞香、蘭世惠翔と多くの退団者がいます。

このショーでも退団者をフィーチャーする場面があるということです。

いつものショーではみんなが温かく退団者を見守るという感じになるのが、「こたびはもうそんなこと許してくれない」(れいこちゃん)ほど退団者たちが最後の最後まで挑戦する場面になるそう。

るうさんはその前の場面でも「あんなに激しくおどってるるみこさん(光月るう)久しぶりに見た」とれいこちゃんが言うほど激しく踊っているんだそうです。

その後にそんな挑戦ともいえる場面が続くとは…
どんな風な場面になるのかすごく楽しみになってます。

今回の退団者はるうさんをはじめ月組の主要なところを担ってきたメンバーがほとんどで本当に残念だとと思っています。
そんな場面を観たらもう涙なしではいられないんじゃないかな…

るうさん本人もその場面のお稽古でれいこちゃんの方を見る振りの時にグッときちゃったんだそうで、もし舞台上でそうなっちゃったらもたないと反省したんだそうです。

れいこちゃんと二人でそれはお稽古場だけにしておきましょうって言ってました(笑)

それから、未来に向かってというような場面があるそうなんですが、そこでるうさんは今までれいこちゃんと見てきた景色を思い返すということがあったそうです。

でも、れいこちゃんが見ている景色と退団者の自分たちが見ていく景色はここからは変わっていくんだと思ったとも話していました。

「舞台に行ったらまたどんな感情が湧いてくるのかなと思って楽しみです」

と話するうさんをじっと見つめながらうんうんと大きくうなずくれいこちゃんの目が少しうるんでいるように見えました。

トップのれいこちゃんを組長として支えてきたるうさんが退団してしまうのは、きっとれいこちゃんにとってすごく心細くて寂しいことだと思います。

和気あいあいと楽しそうに語ってきた二人でしたが、最後に少しそんなれいこちゃんの心情が見えた気がした稽古場情報でした。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

ブログランキングに参加しています。クリックして頂けるとうれしいです。
クリック先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

 


宝塚歌劇団ランキング