月城かなとの退団者への温かい涙に大感動でした(月組東京宝塚劇場公演千秋楽)

4月30日に月組東京宝塚劇場公演が閉幕しました。
残念ながらライブ配信を観ることができなかったので、Twitterで皆さんの感想やレポートで様子を知り、今日のタカラヅカニュースで観られるのを楽しみにしていました。

この月組公演は組長のるうさん(光月るう)をはじめ月組のメンバーが7名も退団してしまいました。
それだけに宝塚大劇場の時よりもさらに寂しさが募った千秋楽だったように思います。

カーテンコールは温かい涙に包まれたとても素敵な空間だったようです。

月組 東京宝塚劇場公演『応天の門』『Deep Sea』千秋楽の様子

ダイジェスト映像ではお芝居、ショーともに退団者の一人一人の活躍場面がピックアップされて、スタッフさんの愛を感じました。

とくにショーの「マントル」の場面は退団者の7名だけで踊るところがありますが、そこでるうさんがアップになったのには胸が熱くなってしまいました。

千秋楽ならではのアドリブではれいこちゃん(月城かなと)とおだちん(風間柚乃)がじゃんけんする場面、本来おだちんがチョキで勝つところをわざとパーを出してあいこにして(笑)
どうやらおだちんがいたずらでやったみたいで、ぴっくりしたれいこちゃんが「ここはチョキだろうが~!」と怒っているのが映ってました。

Twitterでその様子を書いてくれた人がいたので、映像で観られてちょっと嬉しかったです(笑)

月城かなとの千秋楽のご挨拶

れいこちゃんの千秋楽のご挨拶は、2月にスタートしたこの公演が無事に千秋楽を終えられたことへの感謝の言葉からでした。

そしてそれは皆様の支えがなければ成しえなかったということ。

本拠地の宝塚大劇場では109期生が初舞台を踏み、そして東京では卒業していく仲間を含め出演者のみんなと舞台を完走できたことが最高の思い出になったと話しました。
そのあとは

「明日から5月がスタートいたします。また新しい夢に向かってみんなで走っていきたいと思います。皆様、本日まで本当にありがとうございました!」

と最初のご挨拶を締めました。
そのご挨拶の間も「フォーエバータカラヅカ」を歌っている時も、れいこちゃんが笑顔の中に時々泣きそうになるのをこらえているような顔になるのを見逃しませんでした。

宝塚大劇場の千秋楽では、少し涙をこらえるような瞬間があったものの終始笑顔を絶やさないようしていたれいこちゃんでしたが、東京ではやはりこらえきれなくなってしまったのかもしれません。

退団者一人一人への月城かなとの言葉

千秋楽恒例の退団者の一言コーナーです。

蘭世惠翔

ゆうきちゃん(蘭世惠翔)が

「れいこさんとるみこさん(光月るう)が率いてくださった月組生でいることが幸せでした」

と号泣しながら言うのを見て、れいこちゃんは

「楽屋でもなんか寂しいんだろうなって感じる瞬間がたくさんあって。でも今日すごく笑顔でこの日を迎えられて、そしてちゃんとこうやって泣けて私はすごく安心しております」

と声をかけました。
れいこちゃん本人も涙をボロボロ流しながら「よかったね」って。

ゆうきちゃんが寂しさをこらえて泣けずにいたのを見ていて心配だったんですね、れいこちゃんは。

でもそう話すれいこちゃん自身も宝塚の千秋楽では泣くのを我慢していたんじゃないかなと思っていたので、れいこちゃんも泣くことができて本当によかったねと思いました。

花時舞香

しょーこちゃん(花時舞香)に対しては

「しょーこちゃんは自分で不器用って言ってたけど、その不器用さで自分を責めすぎて舞台に立つことが苦しくなってないかと思うことがあったんですけど、今日こうやって笑顔で幸せそうに卒業できてよかった」

と声をかけました。
そのれいこちゃんの温かい言葉を聞いて、最初は明るく「れいこさん大好きです!」なんて言ってたしょーこちゃんもボロボロ泣き出してしまって、それでまた他の卒業生たちも涙になってしまってました。

結愛かれん

ゆいちゃん(結愛かれん)は退団のご挨拶で言葉に詰まってしまった時にお客様が温かい拍手をしてくれたことへの感謝の気持ちを話しました。
そして、れいこちゃんのことを「大好きです!♡」と。

れいこちゃんはそのゆいちゃんに

「男役の中では『俺たちのゆい』って言ってたんですけど、もう『俺たちのゆい』じゃなくなっちゃって、それが私は寂しい」
って(笑)
「でもこれからもずっと大好きな『俺たちのゆい』です」
と泣き笑いで言ってました。

清華蘭

あちゃ(清華蘭)は「受験生の時の自分に『あなたはこんなに幸せな思いで宝塚に入れて卒業もできるよ』と教えてあげたい」と「夢が叶うって素敵なことですね」と話しました。

れいこちゃんはそのあちゃに
「退団する千秋楽の間際まで下級生のお化粧を見てあげてて、娘役としてのプライドをたくさん持って舞台に立っているあちゃだけど、幸せだったと言って辞めていける気持ちもきっと下級生に伝わっているよ」
と声をかけました。

れいこちゃんは組子のことを本当によく見ているんですね。
そんな風に言ってもらえたらめちゃくちゃ嬉しいですよね~

朝霧真

ぎり(朝霧真)は退団ご挨拶でどんな役でも自分が一番愛してあげることをモットーとしていたことを話していました。
れいこちゃんはそのことを挙げて

「どんな役でも誰よりも自分の役を愛するということは、下級生でも上級生でも一番大事なこと。それを下級生の頃から気付いてその気持ちを持ち続けたぎりは本当にカッコいい男役でした」

と言ってあげていました。

千海華蘭

からんさん(千海華蘭)は

「こんな私を宝塚歌劇団の一員として認めてくださって、男役として認めてくださったのは心を寄せてくださった皆様と月組のみんながいてくれたから」

と話し、それを聞きながらまた涙を流してううんと首を横に振っているれいこちゃんが印象的でした。

退団ご挨拶で話した「千海華蘭物語」という言葉にかけて
「千海華蘭物語の最後に(自分も)ちょっと加えていただけたことが本当に(嬉しい)」
と言うれいこちゃん。

それに対して、れいこちゃんもお客様もみんな「千海華蘭物語」のメインメンバーだと言うからんさんがまた素敵でした。

光月るう

最後にるうさん(光月るう
「みんなと歌い、踊り、お芝居し、入団当初と全く変わらない思いでここまで来られました」
「楽しかったです。皆様の温かい思いに支えていただいて」
と話ながら涙を流しているので、れいこちゃん「泣いてる…泣いてる」と言いながらるうさんの両肩を後ろから抱いて、自分もボロボロ泣いていて…

本当にあったかい素敵な光景で、見ているこちらも涙がボロボロ出てきてしまいました。

「私は背中を見せましたので、月組のメンバーがまた明日からたくましく、明るく強くたくましく育っていってくれると思っております」
と組長らしいコメントをするのにれいこちゃんもうんうんと頷きながら聞いていたのも素敵でした。

緞帳前でのご挨拶

退団者の一言とその退団者へのれいこちゃんの言葉もほぼカットされずに流してくれたので、”月組大ジャンプ”のくだりはサラッとでした。

「皆様、本日まで思いを寄せてくださり本当にありがとうございました。皆様への感謝の気持ちを込めまして、せーの、ばんざ~い!」

で”月組大ジャンプ”をやってカーテンコールは終わりました。

以前はトップさんの退団公演のみあった緞帳前のご挨拶ですが、今はどの公演でもありますね。
でもタカラヅカニュースではカットされてしまうのがやっぱり寂しいです。

今回の千秋楽でもれいこちゃんが緞帳前に出てきたそうですが、その言葉がとってもよかったそうです。

「明日から月組は変わってしまうのではなくこれからも続いていきます。退団者の思いを受け継ぎ、その思いをそこかしこに感じられる舞台を作り、これからも走り続けてまいります」

というような話をしたとか。
本当に立派な月組のトップさんになりましたね~

この公演はれいこちゃんがトップになってからずっと支えてきてくれたるうさんや、月組の主要メンバーが多く退団してしまったことで、れいこちゃんもすごく心細い思いもあったことでしょう。

でも、その寂しさを千秋楽のこの日にたくさん涙を流したことによって乗り越えていけるのではないかなと、タカラヅカニュースの映像を見て思いました。

これからもますます素敵な組になっていきますように。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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