月組東京宝塚劇場を観劇して、あらためて知る劇場の魅力

先日、東京宝塚劇場で月組公演『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』を観てきました。

この公演は宝塚大劇場の千秋楽をライブ配信で観た以来でした。

宝塚の和物のショーの魅力満載『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』

チョンパはやっぱり劇場で(プロローグ)

この日の席は2階の真ん中より後ろ、でもほぼセンターの席でした。
舞台はかなり遠いのですが、下手から上手まで全部見渡せて観やすかったです。

まずチョンパで始まりますが、やはり劇場で観ると迫力が違いますね。
ライブ配信で観た時より舞台全部はもちろん客席まで視界に入っているので、パッと照明が点いた時の客席のどよめきのようなものが感じられました。
大きな声は出せないけど、驚きと歓喜の波みたいなものがあったように思います。

人数制限で組子の数は減ってはいますが、それでも総踊りは華やかで壮観な眺めでした。
「ウエルカム、ウエルカム」の主題歌は頭の中で一緒に歌ってしまいましたよ〜

越天楽!

宝塚大劇場では初舞台生の口上がありましたが、東京宝塚劇場ではそれが無いので新たに組み入れられた場面。
れいこちゃん(月城かなと)が一人で舞います。
広い劇場の空間をたった一人で埋め尽くしていて感動しました。
れいこちゃんすごいな〜!って。

この場面は宝塚の公演中に振り付けがあったとカフェブレイクで話していました。
その時にこれは日本で最初に天岩戸の前で舞われた神楽で、今のこの世の中を浄化してほしいと先生に言われたそうです。
「責任重大」とれいこちゃんは言ってましたが、いやいやちゃんと責任を果たしていましたよ。
玉串に付いた鈴の音が劇場全体にこだまして、とっても厳かで魂が浄化されるような気分になれました。

雪の場面にため息

舞台セットの全体像が見えるとやはり感動が違います。
鳥居のセットが盆と一緒に回るのがすごかった!

そして、松本悠里さん本当に艶やかで可愛らしいです。

幻の男性役の3人の男役がどこから出てきてどこへ捌けるのかもよく分かったのがよかったです。
松本悠里さんの最後の舞台のお姿を生で観ることができて本当によかったです。

鳥肌モノの月の場面

この場面も本当に舞台全体を見渡せると迫力が全然違いました。
ただ、私の席からは段々満月になるバックの月のセットが全部見えなかったのがちょっと残念でした。

でも上から観ているので、フォーメーションの変化などしっかり見られました。
下手前方から上手後方に向かって斜めに列になって、扇をウェーブのように返していくところ、ものすごくきれいで大迫力で鳥肌が立ちました!

花の場面の変化

ライブ配信で観た時と違って、鏡の中の設定のおだちん(風間柚乃)に当たっている照明が青く暗くて、あれ?と思いました。

これもれいこちゃんがカフェブレイクで話していましたが、東京公演の舞台稽古の時に今回監修に入られている坂東玉三郎さんがアドバイスしてくださって変わったそうです。
この方がより鏡の中の人に見えるという訳です。
それを聞いてなるほどと納得しました。

宝塚の時は二人が同じ明るさでしたが、照明の色が変わることによって鏡のこっちの人と中の人だというのがよりわかりやすくなっていました。

ライブ配信以上に楽しめた『ピガール狂騒曲』

お芝居本編

お芝居は舞台のあちこちでやっている小芝居が見られるのがやっぱり楽しいです。
映像ではメインの所だけしか映らないですからね〜

アドリブの数々も楽しかった♪
れいこちゃんのシャルルの「お願い〜〜〜」のロングトーン、めちゃくちゃ長くてびっくりしました。

東京へ来てからさらに長くなったのかな?

毎日のTwitterでのレポートを見てるとそんな感じですね。
最後「期待以上でしょ?」って言って客席も大喝采でした(笑)

そこのアドリブもその後のたまきち(珠城りょう)演じるジャックのアドリブもどんどん進化していっているみたいです。

そして、最後の場面のたまきちのジャックもといジャンヌはさらに可愛くなっていたように思いました(笑)

れいこちゃんが言うには、たまきちが「こうすればもっとれいこが素敵に見えると思う」って言って工夫したそうで、たまきちジャンヌが可愛く演じるほどれいこちゃんのシャルルが大きく包容力たっぷりに見えますよね。

それと、これもカフェブレイクで話してくれましたが、最後のジャンヌとシャルル、ヴィクトールとガブリエルのカップルのキスは元々台本に書いていなかったそうで、それにはビックリでした。

お稽古の振り付けが終わったあと、原田諒先生が「最後その二組キスで」って言い出したそうで、組子全員どよめきたまきちは苦笑してたって(笑)
それは皆んな驚いたでしょうね〜

トップコンビではなくトップ男役と二番手男役がキスなんて!
でも、客席から見たらとても素敵なキスでしたよ〜

やっぱりフィナーレ

トップバッターでありちゃん(暁千星)が銀橋を歌いながら渡りました。

ここは原田先生はムーラン・ルージュのショーの続きのイメージでとありちゃんに言ったそうです。
なるほど、舞台上ではお芝居の中と同じカンカンの衣装の女の子達が踊っていましたもんね。

花道前のせりで上がって来て振り向いたありちゃんは、本人が「意識している」と言ったとおりキラキラしていました。

黒燕尾の場面は、今回2階席の後ろの方だったので、大階段上の方が見えなかったのは残念でした。
でもフォーメーションの変化がバッチリ見えて、とても感動しました。
それは2階席のいいところだと思います。
映像や1階席では体感できない部分もあるので。
そういう意味では2階席もよかったです。

そして公演デザート

今回も幕間に公演デザート「タベール カプリチョコ」420円(税込み)を食べました。
カシスゼリーがなかなか美味しかったです。

コロナ禍以降毎公演ライブ配信がで劇場へ行かなくても作品を観ることはできます。映像の宝塚のよさも絶対ありますよね。
オペラグラスで見るより間近だし(笑)

でも、周りのたくさんの宝塚ファンと一緒に泣いて笑って拍手する劇場での観劇は何ものにも代えがたいです。
あー、また行きたいなぁ

  

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