永久輝せあ、笑いと涙で愛情いっぱいの千秋楽カーテンコール(花組東京公演『蒼月抄』『EL DESEO』千秋楽)

5月31日、花組東京宝塚劇場公演『蒼月抄』『EL DESEO』が千秋楽を迎えました。

平安末期を舞台にした重厚なお芝居『蒼月抄』と、情熱的で華やかなショー『EL DESEO』。
まったく異なる魅力を持つ二本立てでしたが、花組生一人ひとりの熱演が光る見応えたっぷりの公演だったと思います。

公演を無事に完走した東京宝塚劇場の千秋楽カーテンコールも花組らしい温かさにあふれていました。

花組 東京宝塚劇場公演『蒼月抄』『EL DESEO』千秋楽

永久輝せあの千秋楽ご挨拶

全員で迎えられた千秋楽への感謝

カーテンコールでひとこちゃん(永久輝せあ)は、まず全員でこの日を迎えられたことへの安堵と感謝を語りました。

「季節の移り変わりとともに私たちも日々アップデートを重ねてきた」と振り返りながら、作品を通して当たり前の日常の尊さや、自分の心が求めるものにこそ情熱が宿ることを感じたと語る姿がとても印象的でした。

また、専科の英真なおきさんと共に作品を作り上げられた喜びにも触れ、「皆様の心に残る作品であったなら嬉しい」と締めくくった挨拶には、作品への深い愛情が感じられました。

花組『蒼月抄』と「フラワームーン」「ブルームーン」との素敵な偶然

2回目のカーテンコールでは、英真さん演じる平清盛が劇中で満月に例えられていることに触れ、「今日はなんと満月です!」と紹介。

さらに、5月には満月が2回あり、1回目は「フラワームーン」、そしてこの日の満月は「ブルームーン」と呼ばれていることを説明しました。
そのうえで、
「お月様に名前をつけるお仕事の方は花組ファンなのではないか」
と、ひとこちゃんらしいユーモアたっぷりのコメント。

“フラワームーン”と“花組”そして“ブルームーン”と“蒼月抄”という偶然にも思わず頷いてしまい、客席も大いに沸いていました。

退団者への優しい眼差しと涙

そして3回目のカーテンコールでは、退団するまなみちゃん(湖春ひめ花)となつきちゃん(鈴美梛なつ紀)がひとこちゃんと共に登場。

まなみちゃんが言葉では伝えきれない感謝の気持ちを語ると、ひとこちゃんは「1曲歌う?」とすかさずツッコミを入れ、会場は笑いに包まれました。

なつきちゃんは「もう一回退団公演をやりたいと思うぐらい幸せだった」と話し、明日からは宝塚ファンとして頑張りたいと宣言。
客席からも大きな笑いと拍手が送られました。

その後のひとこちゃんの言葉がまた素敵でした。

まなみちゃんについては「日に日に瞳が力強く凛としていた」と語り、なつきちゃんについては「日に日に顔も目も柔らかくなっていた」と語るなど、仲間たちを日々見守っていたことが伝わってきます。

「クンバンチェロ」の場面で手をつないだことを振り返りながら、「離したくなかったけど離しましたけど(笑)、嬉しかった」と笑いを交えながらも涙ぐむ場面には、花組生への深い愛情があふれていました。

「5チーム」に込められた仲間への愛情

涙の後は、ひとこちゃんらしく明るい雰囲気に。
「我らがアミーゴたちを呼び込みたいと思います!」
と花組生を呼び込み、これからは全国ツアー、巴里祭、バウホール公演、そして卒業するなつきちゃんとまなみちゃん、それぞれの「5チーム」に分かれて活動すると説明しました。

本来なら3つの公演チームと表現してもよいところを、退団する2人をひとつの大切なチームとして数えていたところに、ひとこちゃんの優しさと仲間への愛情が感じられました。

どの道に進んでも仲間であることに変わりはない――そんな思いが込められていたように思います。

花組ポーズで会場がひとつに

4回目のカーテンコールでは、公演の完走を祝し、そして5月31日ということで上半期のお疲れ様も込めて、ライブ配信・ライブ中継の観客も含めて全員で花組ポーズを実施。

ひとこちゃんだけでなく、退団者の2人も一緒に「花組〜!」と叫び、全員での「最高〜!!」という掛け声で会場が一体となり、最高の締めくくりとなりました。

そして、
「この勢いを忘れず、2026年下半期も頑張りましょう!」
と元気よく挨拶したのですが……。

最後はひとこちゃんらしい天然エピソード

緞帳前に登場したひとこちゃんは、開口一番、
「今裏で大変なことが起きまして……下半期はまだでした!」
とまさかの告白。
上半期の終わりは6月30日ですもんね〜(笑)
そのことに気付き、自らツッコミを入れると客席は大爆笑でした。

さらに幕の中で下級生から、
「6月はお稽古期間だから実質半分過ぎたようなものです」
とフォローされたことを嬉しそうに明かす場面も。

最後は、この作品が大好きだったからこそ終わってしまう寂しさを語りながらも、
「今まで感じたこと、毎日過ごしたことを胸に留めながら前を向いて歩んでいきたい」
と力強く締めくくりました。

笑いあり、涙あり、そして仲間への愛情にあふれた千秋楽カーテンコールは、まさに永久輝せあという人の魅力が詰まった時間だったように感じます。

花組生への深い愛情、ファンへの感謝、そしてどんな場面でも自然と笑顔を生み出す温かな人柄。
そんなひとこちゃんだからこそ、これから全国ツアーや各公演へ向かう花組を安心して見守ることができるのだと改めて感じた千秋楽でした。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

ブログランキングに参加しています。クリックして頂けるとうれしいです。
クリック先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村

 


宝塚歌劇団ランキング