花組『蒼月抄』『EL DESEO』の東京宝塚劇場公演が4月18日に初日を迎えました。
タカラヅカニュースでは、カーテンコールのあたたかくも華やかな雰囲気の中、ひとこちゃん(永久輝せあ)らしい明るさがあふれる挨拶が見られました。
花組 東京宝塚劇場公演『蒼月抄』『EL DESEO』初日
初日ダイジェスト映像では、これまで流れていなかった部分も見られて、これからの観劇の参考になりました。
永久輝せあの初日ご挨拶
まずはあおいさん(美風舞良)よりご挨拶。
「本日は花組東京宝塚劇場公演初日にお越しいただきありがとうございます」と感謝を述べ、専科のじゅんこさん(英真なおき)の出演、そして東京公演から加わる111期生7名の紹介が行われました。
拍手に包まれながら「新しい花組生7名をどうぞよろしくお願いいたします」と、カンパニーの新たなスタートを感じさせるひと幕でした。
続いてトップスターのひとこちゃん(永久輝せあ)。
「東京でまた皆様とこうしてお目にかかれますこと、とてもとても楽しみにやってまいりました」と笑顔で語り、
大劇場公演を経て積み重ねてきたものを「思う存分皆様にお届けしてまいりたい」と力強く宣言。
さらに作品については、
お芝居『蒼月抄』の“思いや願い”、ショー『EL DESEO』の“欲望や本能”という対照的なテーマに触れつつ、
「私は願いも欲も本質は同じようなものではないかと感じております」と語り、
それらを“生きる原動力”として届けたいという想いをまっすぐに伝えていました。
2回目のカーテンコールでは、
専科の英真なおきさんを「まるで満月のようなじゅんこさん」と表現し、その存在の大きさと温かさに触れつつ、
111期生についても「無限の可能性を秘めた若いフレッシュな子たち」と紹介。
「是非何度でも観に来ていただけたら嬉しいです」と、ひとこちゃんらしい柔らかな呼びかけが印象的でした。
3回目では季節の話題に。
「4月も半ばですね」と切り出し、「春というものはあっという間ですね」としみじみ語りながら、
これから夏に向けて「花組のボルテージもしっかり上げて」いくと前向きな言葉で元気いっぱい締めくくります。
そして4回目のカーテンコール。
「皆様お楽しみいただけましたでしょうか〜?」と会場に呼びかけ、
その後の言葉がなんともひとこちゃんらしい。
「お芝居では涙を流し、そしてショーでは汗をかき、皆様は目からも額からも水分が出ておりますので、水分補給をしっかりして体調を整えて何度でも観にいらしてください」
このユーモアたっぷりの一言に、会場も和やかな空気に包まれました。
最後は「またお会いできるのを楽しみにしております」と明るく締めくくり、
全員で羽根扇を激しく振りながら元気いっぱい踊っている中、幕が下りました。
カンパニー全体で千秋楽まで走り抜ける決意を感じさせる初日カーテンコールとなりました。
ひとこちゃんの朗らかさと、花組全体のあたたかさ。
その両方がしっかりと伝わってくる、素敵な幕開けでした。
トップコンビ囲み会見より
初日に先立って行われた囲み会見でも、作品に対するトップコンビの想いが語られていました。
今回の公演についてひとこちゃん(永久輝せあ)は、お芝居とショーという全く異なる世界でありながら、「最後にたどり着くところはお芝居もショーも同じようなところ」と実感していると語り、
「自分の中でいろんなものと戦い、自分と向き合った時にたどり着く場所」が両作品に通じていると説明していました。
みさきちゃん(星空美咲)もまた、お芝居で“堪える”役どころからショーでの解放を想像していたものの、実際には「待っていながらも求めるもの」「辛くても湧き上がる思い」があり、「お芝居もショーも似ている」と感じたと語っており、2人の中で共通するテーマが見えていることが印象的でした。
また、日本物である『蒼月抄』についてひとこちゃんは、
「和物の美しさというのは、100%外に出さないところ」と語り、
“触れない”“手を添えるだけ”といった抑制された表現の中に宿る美を大切にしているとコメント。内面を深く掘り下げながらも、それをあえて解放しすぎない表現に挑戦している様子がうかがえました。
みさきちゃんも所作や目線について、「動きが制限されてるからこそ、目での表現っていうものが大事になる」と語り、細やかな表現へのこだわりを見せていました。
ショー『EL DESEO』のデュエットダンスについては、
ひとこちゃんが「欲望が最高潮に行った後にたどり着く“凪のような場面”」と説明し、激しさの先にある穏やかさを意識しているとのこと。さらに「スパイシーショー」というタイトル通り、熱さだけでなく“妖しさ”や“刺激”も表現していきたいと語っていました。
みさきちゃんは今回のデュエットについて、「今までよりもさらに高いところに行かなければならないような感じ」と語りつつ、赤い衣装や演出から『冬霞の巴里』を思い出すような感覚もあるとコメント。
お芝居とショー、それぞれのアプローチは異なりながらも、根底でつながるテーマと想い。
その両方を体現するトップコンビの姿が、今回の公演の大きな見どころになりそうです。
今日の公式サイトで、天城れいんくんの怪我による休演が発表されました。
お芝居の『蒼月抄』では、後高倉上皇役を新人公演で同役を演じている105期の希蘭るねくんが代役を務めるそうです。
れいんくん(天城れいん)心配ですね〜
早く良くなって復帰できますように。
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