芹香斗亜・松風輝の初日のご挨拶(『Le Grand Escalier』初日)

昨日宙組特別公演『Le Grand Escalier』の幕が宝塚大劇場で上がりました。

SNSによると劇場周辺には多くの職員や警備員が配置され、門の外にはマスコミも多くいていつもとは違う物々しい雰囲気だったとか。
ですが何事もなく無事に初日の公演を終えることができてよかったです。

今日のタカラヅカニュースでは早速その初日の模様が放送されました。

宙組 宝塚大劇場特別公演『Le Grand Escalier』初日の様子

ダイジェスト映像を見て

プロローグからトリコロールカラーの衣装と大階段の電飾で華やかな幕開きです。

キキちゃん(芹香斗亜)の歌う主題歌の「Le Grand Escalier」に合わせて客席の手拍子が聞こえていますが、初っぱなから客席の熱さが伝わってきます。
その後は耳馴染みのあるシャンソンや宝塚の名曲が次々と繰り広げられていました。

その中で少し雰囲気の違う場面が稽古場レポートで話に出ていた齋藤吉正先生らしい場面ですね。
歌われている曲はかつての宝塚の作品の中の曲ですが、妖しい色の照明の中さーちゃん(春乃さくら)はじめバックで踊る宙組生たちが妖しい雰囲気の衣装を着て旅人のキキちゃんを翻弄している場面でした。

他には昔の作品を再現した場面などTHE 宝塚な場面が続き、懐かしいな〜と思わせられました。

キキちゃん以外にもずんちゃん(桜木みなと)が大活躍し、もえこ(瑠風輝)やひなこ(風色日向)の銀橋ソロもあり、長く休演していたキョロちゃん(亜音有星)も元気な姿を見せていました。

最後のパレードは「おお宝塚」で盛大な手拍子の中たいそう盛り上がっていて、素晴らしいショーだったんだろうなというのが画面から伝わってきました。

松風輝と芹香斗亜の初日ご挨拶

カーテンコールは組長のまっぷーさん(松風輝)がやや緊張した面持ちでご挨拶を始めましたが、客席の拍手がなかなか鳴り止まず、それを見てまっぷーさんも少しほっとしたように見えました。
まっぷーさんからは公演中止や演目変更に対してのお詫び、今回の演目『Le Grand Escalier』の説明、そして吉田優子先生作曲の主題歌「Le Grand Escalier」についての話がありました。
それから

「宝塚歌劇の象徴大階段と共に、出演者一同精一杯舞台を務めてまいりますので、6月30日の千秋楽までどうぞよろしくお願い申し上げます」

とご挨拶を締めてトップスターのキキちゃんに繋ぎました。

キキちゃんがお辞儀した後も拍手がなかなか鳴り止みませんでした。
やっぱり宙組ファンの人たちは再開を待ちわびていたんですね。
キキちゃんも

「長きに渡り皆様に大変ご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」

とお詫びの言葉から。
そして

「たくさんのお言葉をかけていただき、また宙組公演を待ち続けてくださいましたこと、心よりお礼申し上げます」

とファンへのお礼の言葉を。
その後も初日を無事に迎えられたこと、劇場へ足を運んでいただいたことへの感謝の言葉を述べて

「応援してくださるすべての皆様への感謝の気持ちを胸に、千秋楽まで精進を重ねてまいりたいと思います。本日は本当にありがとうございました」

とご挨拶を締めました。
その後、元々2回のカーテンコールの予定だったようですが、拍手が鳴り止まず3回目の幕が開いて

「皆様に心より感謝の気持ちでいっぱいでございます。本日は本当にありがとうございました!」

と感激した表情のキキちゃんが印象的でした。

各社のネット記事によると、開演前に村上浩爾理事長が舞台上で挨拶したそうです。
まっぷーさんとキキちゃんのご挨拶と同じく公演が中止になったことや演目変更についてのお詫びと、宙組生がどれほどの覚悟をもってお稽古してきたかを述べるのみで、亡くなられた方やご遺族のへの哀悼の言葉はなかったとか。
組長とトップさんのご挨拶ではこれが精一杯だったかなと思いはしましたが、せめて理事長のご挨拶では亡くなられた方への言葉はほしかったなと思います。

宙組がこの先進んでいくためにも、あったことをなかったことにするのではなく、しっかりと心に留めて前へ進んでほしいです。

とはいえ、長い間舞台に立てなかった宙組生たちのためにも、千秋楽まで何事もなく無事に公演できますように願っています。

  

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