4月27日、宙組東京宝塚劇場公演の千秋楽でした。
前楽と千秋楽の日はキキちゃん(芹香斗亜)のサヨナラショーもあり、ライブ中継・ライブ配信も行われましたので、多くの人がご覧になったのではないでしょうか。
残念ながら私は観ることができなかったので、SNSで皆さんのレポートを拝見しつつ、タカラヅカニュースで様子を見るのを楽しみにしていました。
昨日の千秋楽の模様にプラスして、今日のタカラヅカニュースでは楽屋入りセレモニーと終演後の記者会見、劇場を出るキキちゃんを宙組生が見送るところも流れました。
楽屋入りセレモニーでは、劇場ロビーに入ってきた真っ白な退団者の装いのキキちゃんを宙組生たちが歓声とともに迎えて、『Razzle Dazzle』の主題歌の替え歌をみんなで歌うのに感動。
キキちゃんの「千秋楽!頑張るぞ〜!」の掛け声に「おお〜!!」と元気よく応えるみんなでした。
宙組 東京宝塚劇場公演『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle』千秋楽
ダイジェスト映像では、『宝塚110年の恋のうた』の歌うま神社の場面で『夢千鳥』の曲をこってぃ(鷹翔千空)が歌うところが見られたのに感動しました。
SNSで話題になっていたので、見たいな〜と思っていたんです。
『Razzle Dazzle』ではキキちゃん(芹香斗亜)のアドリブのところをちゃんと流してくれたのも嬉しかったです。
キキちゃん演じるレイモンドがアビーへのプロポーズを嫌がるシーンでは、なんとトニーに向かって跪いてましたし、正体をバラされそうになったレイモンドがごまかすところでは「わーいわーい、千秋楽だ〜、わーい」って(笑)
ここのアドリブは毎回日替わりだったそうです。
フィナーレでも男役群舞でキキちゃんとずんちゃん(桜木みなと)が絡むところで、キキちゃんが思いっきりずんちゃんに寄りかかって笑いを誘ってました。
千秋楽カーテンコール
退団者ご挨拶では黒燕尾で大階段を下りたキキちゃん。
宝塚大劇場、東京宝塚劇場ともに黒燕尾でした。
同期からのお花渡しは、花組で何度も組んでいた桜咲彩花さんでした。
サヨナラショー前の組長のまっぷーさん(松風輝)が読むキキちゃんからのメッセージでも桜咲彩花さんの名前が出ていたそうです。
キキちゃんにとってとても大事な同期生なんでしょうね。
退団ご挨拶は割とシンプルなものでしたが、最後に
「芹香斗亜、本日をもちまして宝塚歌劇団を卒業させていただきます!」
という力強い言葉が印象に残りました。
カーテンコールでは
「皆様!本日の公演お楽しみいただけましたでしょうか〜?」
と客席に問いかけるキキちゃんに大きな歓声と拍手で応えるファンの皆さん。
劇場で観劇した時も思いましたが、宙組のお客さんは拍手と歓声がものすごくて、熱さが半端ないです。
これだけの熱さで答えてもらったらキキちゃんも嬉しいでしょうね〜
次のカーテンコールでキキちゃんがライブ配信のお客さんに呼びかけた時も、代わりに客席のお客さんたちが大きな歓声で答えてくれてました(笑)
恒例の退団者からの一言コーナーでも、葵祐稀くんの時もひろこちゃん(水音志保)の時も「ヒュ〜〜!」っていう大歓声が!
他の組ではこんなことなかなかないですね。
その次にキキちゃんが一人で舞台上に現れた回は、思いの丈を叫んでくださいということになって、大喜びの客席。
宝塚大劇場でも客席から声がかかって舞台上のキキちゃんと交流していましたよね〜
今回はあれよりもっとすごかった!
悲鳴のような歓声が上がる中、舞台上を端から端まで歩きながら右手を振って「もっともっと〜!」と煽るキキちゃん。
そこから「ありがとう!」「大好き〜!」と口々に声がかかる中「可愛い〜!」というのがあって、それを聞いてキキちゃん
「よく可愛いって言っていただくんですよ。19年目に入ってカッコいいを目指しまくったら最後可愛いに行き着いたのかも」
なんて言ってました(笑)
「私も皆様のことが大好きです!」
にまたキキちゃんがのけぞるほどの大歓声が起こってました。
緞帳前でもファンサービス
カーテンコールが終わったら緞帳前にキキちゃんが出てきてくれましたが、またまた「キャ〜」という歓声が起こって、「キキちゃん」と掛け声がかかったのか
「はい、キキちゃんです」
と自ら名乗るキキちゃん(笑)
「今日のお天気がすごくて、雲一つなかったじゃないですか〜」
と世間話をしたり
「また皆さんとどこかでお会いできることを(願っています)」
と言うキキちゃんに喜びの声が上がったり。
客席との交流がすごいです。
「やめないで〜」という声がかかって
「この劇場を出たら辞めるのかな〜」
と笑いを誘い、
「もうちょっとだけタカラジェンヌです」
って。
その後も次々と声がかかってキキちゃんも感激したような表情になってました。
最後は
「私も大好きです!皆様またお会いしましょう。本当にありがとうございました!」
と特大の投げキッスをして袖にはけて行ったキキちゃんでした。
ニュースではカットされていましたが、なんとこの後も拍手が鳴り止まずもう一度緞帳前に出てきてくれたそうですね〜
そんなことはこれまであまりなかったんじゃないかな〜
それほどキキちゃんファンの皆さんの思いとそのファンの皆さんに対するキキちゃんの思いが強かったんでしょう。
終演後の記者会見で、最後のご挨拶に黒燕尾を選んだ理由を訊かれたキキちゃん、
「私の黒燕尾姿が好きだと言ってくださるファンの方が多いのですが、今回の公演ではお見せする場面がなかったので、最後に見ていただきたいと思い、選びました」
と答えていました。
どこまでもファンのことを思ってなんですよね〜
千秋楽のカーテンコールを見ていても、キキちゃんとファンの皆さんとの絆の深さに感動させられます。
トップを務めていた期間には本当に苦しいことが多かったキキちゃんを支えてきたのは、このファンの皆さんなんだな〜と思いました。
これからどういう道に進むのか、会見でもはっきりしたことは言いませんでしたが、きっとファンの皆さんが喜ぶことを続けてくれるんじゃないかな。
キキちゃんの未来に希望がありますよう、祈っています。
読んで頂き、ありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。クリックして頂けるとうれしいです。
クリック先はブログランキングなので、他の宝塚歌劇のブログをご覧になれます。