昨日2月2日は宙組宝塚大劇場公演の千秋楽でした。
芹香斗亜とひろこちゃん(水音志保)と葵祐稀くんが宝塚大劇場を卒業しました。
今日のタカラヅカニュースでその模様が放送されました。
最近トップスターの退団公演の千秋楽は2回に分けて放送されるので、今回もそうなのかと思っていましたが、今日でキキちゃんの楽屋入りから終演後の記者会見、楽屋出まで全部が放送されました。
タカラヅカニュースのスタッフさん、編集作業を頑張ったんですね〜
宙組 宝塚大劇場公演『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle』千秋楽
ダイジェスト映像を見て
まず、劇場入りしたキキちゃん(芹香斗亜)を宙組のみんなが迎えるセレモニーの様子から流れました。
エクスカリバーを抜く場面の再現があったり、玉座に座ったキキちゃんを送り出す言葉を全員で言ったりした場面が映されました。
『宝塚110年の恋のうた』
『宝塚110年の恋のうた』では、かなりたくさんの場面を見せてもらえました。
噂に聞いていた京三紗さん扮する和歌の神様とずんちゃん(桜木みなと)扮する八千代のコミカルなお芝居部分はこんな感じなんですね〜
キキちゃんが「花吹雪恋吹雪」を歌うところも見られました。
『Razzle Dazzle』
『Razzle Dazzle』では、冒頭にキキちゃんが登場したところで客席から歓声が上がってて、お芝居というよりまるでコンサートのような盛り上がりにびっくり。
レイモンド(芹香斗亜)がトニー(桜木みなと)からアビー(天彩峰里)に跪けと言われるところで、跪くのがどうしても嫌なレイモンドが膝を交互に何度も上げるというのをやってましたが、これはアドリブなんでしょうね。
ここで「ご一緒に」とレイモンドから言われたトニーも同じ様に膝を上げ下げしてて爆笑を誘ってました(笑)
これは後の場面で正体をばらされそうになったレイモンドがごまかすためにやっててw、またまた「ご一緒に〜」とそこにいた全員でやるというアドリブも出てました。
この作品、本当に明るくて楽しい作品のようですね。
芹香斗亜サヨナラショー
サヨナラショーの冒頭は花組時代のキキちゃんの主演作品『MY HERO』でサヨナラショーには珍しく客席降りをするという演出があったんですね。
これについては記者会見で、公演当時も客席降りがあって、同じ若央りさ先生の振付だったので再現という形になったとキキちゃんが説明をしていました。
ファンの皆さんには嬉しい演出ですね〜
『MY HERO』以外にも『ハンナのお花屋さん』や『金色の砂漠』といった花組時代の曲、それから星組時代の新人公演初主演作品の『愛と青春の旅だち』もあって、キキちゃんの歴史をたどるセットリストで、これもファンには喜ばれたと思います。
最後に映ったトッププレお披露目の『Xcalibur』の戴冠式の曲を全員で歌う場面は、白い衣装も宙組ならではのコーラスも荘厳でした。
芹香斗亜の千秋楽ご挨拶
芹香斗亜の退団者ご挨拶
退団者ご挨拶では、黒燕尾を着て大階段を下りて来たキキちゃん。
同期からのお花渡しは花組で一緒だった航琉ひびきさんでした。
終演後の記者会見で、黒燕尾を選んだ理由を訊かれて「公演で黒燕尾を着る場面が無くて、黒燕尾が大好きなので」と答えていました。
退団のご挨拶は
「正直、舞台がこんなに魅力的で奥深いものだとはここで初舞台を踏んだ時の私は思っていませんでした」
という言葉から始まりました。
その言葉もすごく心に響きましたが、
「たくさんのことを学んだけれどもまだ自分には足りないものばかり。でも夢と希望に溢れた劇場と皆様の愛のおかげで自分自身に期待できるほどになった」
という話と
「4月27日の東京公演千秋楽まで、私はどこまでも自分に期待し続けたいと思います」
という言葉がいかにもキキちゃんらしいと思いました。
カーテンコール
カーテンコールは初っ端に
「2025年の1月1日、宝塚歌劇111周年の1月1日から始まり、2月2日の節分で終わるというゾロ目のおめでたい公演でした」
と言い始めたかと思うと
「だからなんだっていう話ではあるんですけど」
って自分にツッコむキキちゃん(笑)
次のカーテンコールで退団者3人で並んだ時には、葵祐稀くん、水音志保ちゃんがもう一言ずつ言った後で
「私も言わなあかんか〜」
と関西弁で言った後に、宝塚大劇場のアーチ型の天井がすごく好きだと語りだしたんですが、客席の反応が薄かったと見えてw
「あんまり伝わってない感じですか?」
って(笑)
で、そんな他の劇場にはない夢の空間が広がっているこの劇場がこれで最後なんだと思ったという話だったんですが、その後「私は幸せで〜す!」と叫んだキキちゃん。
次のカーテンコールでも「もう一回言っておきますね。私も幸せです!!」って言ってました。
スタンディングオベーションになった客席を見て、お芝居のアドリブでやってた膝を交互に何度も上げるのを客席にも一緒にやらせたり、客席を見渡しながら「本当に美しいですよ」と言ったキキちゃんに客席のあちこちから声がかかるという交流があったりととても印象的なカーテンコールでした。
前回の大劇場公演の『Le Grand Escalier』の初日に見せた引きつったような笑顔とは明らかに違った表情でした。
各社のネット記事を見るとどうしても一昨年の宙組生の急死の話とそれによる公演中止の件は書いてあるのですが、批判的な意見は目にしませんでした。
宝塚大劇場が終わり、東京公演を残すのみとなりました。
読んで頂き、ありがとうございました。
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