芹香斗亜節が戻ってきた千秋楽カーテンコール(宙組全国ツアー千秋楽)

一昨日11月4日に宙組全国ツアーが鹿児島で千秋楽を迎えました。
2週間の公演期間、各地で大盛りあがりだった全国ツアーが終わってしまいました。
私も広島公演を観たので、「あ〜終わってしまったのか」と思いました。

今日のタカラヅカニュースでその千秋楽の模様を見ました。

広島公演を観劇した時の感想はこちらです。

何も無かったことにはできないけれど…(宙組全国ツアー広島公演観劇)

宙組 全国ツアー公演『大海賊』『Heat on Beat! -Evolution-』千秋楽

ダイジェスト映像を見て

ダイジェスト映像を見ていても、宙組のコーラスのすごさが実感できますし、客席の盛り上がりが伝わってきて、観劇した時の感動が蘇ってきました。
ショーではプロローグの後のずんちゃん(桜木みなと)が客席を煽るところで、

「盛り上がっちょるけ〜?」

と鹿児島弁で呼びかけて、客席から大きな歓声が上がってました。

「今日は千秋楽です」

の後で

「チェスト〜!!」

とやってまたまた盛り上げていました。

お芝居、ショーともにダイジェストで見てもやはり宙組生たちの熱さを感じずにはいられませんでした。
そして、『Heat on Beat!』は瀬奈じゅんさんの退団公演のショーでしたので、フィナーレの黒燕尾での男役群舞の最後のキキちゃん(芹香斗亜)のポーズは、当時の瀬奈じゅんさんの姿に重なってしまいました。

退団を発表したキキちゃんが出演する洋物のショーはこれが最後ですね。

芹香斗亜の千秋楽ご挨拶

カーテンコールもやっぱり客席がめちゃくちゃ熱いです。
広島公演でもカーテンコールになった途端「ヒュ〜」と歓声が上がってましたが、鹿児島でも組長のまっぷーさん(松風輝)がお辞儀する度に拍手だけでなく「ヒュ〜」と歓声が上がってました。
いや、本当に他の公演では見られない光景です。

まっぷーさんもその客席の熱さに押されるように手振りを交えながら

「お客様のパワーみなぎる熱気に私達がパワーをいただきました」

と力のこもったご挨拶をしていました。
そして、トップスターのキキちゃんのご挨拶。

「各地の皆様が宝塚歌劇を愛してくださっていることを肌で感じ、気がつけばあっという間に過ぎ行く日々の中でこの舞台という空間で、同じビートに乗り皆様と私達が一つになることのできるこのひと時の儚さ、そして幸せを身に沁みて感じておりました」

と最初はなんとも詩的なご挨拶で始まりました。

2回目のカーテンコールではもうすでにスタンディングオベーションになっていて、ここからキキちゃんと客席のとの会話が始まっていきます(笑)
客席に手を伸ばして

「もう手の届きそうな…ねえ、この会場は皆様と近いし」

とキキちゃんが言うのに対して、手を振りながら口々に何か叫んでいる(!)観客。
それを耳に手を当てて聞いてると「サイコ〜!」という声が聞こえたのでキキちゃんも「イエ〜〜ィ!」と叫ぶというまるでコンサート会場のような雰囲気。
ここでノッてきたキキちゃん

「それではちょっと訊いてみましょう。ここ鹿児島にお住まいの方?」

と訊くと結構な人数の人たちが「はーい」と返事してました。
とくに最前列でたくさんの人が手を挙げてましたよ。
その後の

「では、全国各地から追いかけて来ちゃったよ〜という方?」

という問いかけにもかなりの人数の人が返事していて、やっぱり宙組を追いかけて各地を巡ったファンの皆さんは多いんだな〜と思いました。
そしたらキキちゃん、皆さんの声が枯れちゃうんじゃないかと心配だと言いつつ

「そんなに楽しいなら一回(舞台を)代わってほしいなってちょっと思ってました」

なんて言い出しました(笑)
それにも歓声と拍手が起こったので

「あ、代わってくれるという拍手ですか?」

って(爆)
キキちゃん節が出てきました(笑)

 

その次のカーテンコールではあまりの客席の熱量に

「すごいですね〜、皆さん。次(幕が)開いたら(舞台に)登ってたらどうしようって思ってたんですけど」

なんて言い出すキキちゃん。

「よかったよかった、皆さん席にいてくれてよかったです」

って(笑)
そんな風に思っちゃう程の熱さなんですね〜
お客さんの熱さもだけど、鹿児島の気温も暑かったようで

「鹿児島暑いですよね?毎年こんな感じですか?11月」

と客席に問いかけて、お客さんも答えてくれて

「こんな感じ?あ、そうなんですね〜」

とまたまた会話が始まりました(笑)
キキちゃんの

「私は寒いのが苦手なので、暑い方がうれしいな〜と思って」

という言葉に謎の拍手が起きたりもして(笑)
その後は

「大劇場へは少々距離がありますが、ぜひ宝塚大劇場の方へお越しいただければ幸いです。本日は本当にありがとうございました!」

で幕が閉まりました。

が、もう一度幕が開いて

「もう皆さん、疲れちゃってるじゃないですか。はぁ〜って(笑)」

とお客さんにツッコむキキちゃん。
最後は

「では、進路を俺達の本拠地宝塚に、次の目的地、宝塚大劇場での『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle』へ向かう!!」

とエミリオ船長になってやってくれたので、お客さんも最後の元気を振り絞ってw大きな歓声を上げてました。
お辞儀の後笑顔で手を振りながら

「よいお年を〜!」

を叫び、最後の瞬間にはなんと男前の顔になって特大の投げキッスまでしてくれました。
ものすごいサービスですよね。
千秋楽の回を観劇したお客さん達、ほんと嬉しかったでしょうね〜

やっぱり宙組ファンの思いが熱かったです

テレビの画面でも伝わってくるファンの皆さんの熱さ。
まっぷーさんやキキちゃんがお辞儀する度に、そして幕が下りる度に「ヒュ〜〜」と歓声が上がるなんて、これまであったでしょうか?

宙組の舞台が止まってしまい、その後も予定されていた演目ができなくなってショーのみの特別公演となってしまいました。
それがようやく今回の全国ツアーでお芝居とショーの2本立ての公演ができるようになったこと、皆さん本当に待っていたんだな〜というのが実感できます。

そのファンの皆さんの熱にキキちゃんたち宙組生もどれだけ励まされたことでしょう。
もちろん1年前の出来事は宙組のみんな、そして私達ファンも背負っていかなくてはいけませんし、改革もなされなくてはなりません。
でもあの張り付いたようなキキちゃんの顔を見るのは辛いです。

今回の全国ツアーでの客席とのやり取り、昔のようなキキちゃん節が戻ってきたことに心からほっとしました。
そしてそのキキちゃんと同じ方向を向いている宙組のみんなの姿にも。

次の大劇場公演では全員が揃います。
芹香斗亜の最後の宝塚の舞台を宙組全員で盛り上げていく様を見るのを楽しみにしています。

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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