片寄涼太さんが『PRINCE OF LEGEND』を観劇、桜木みなと・水美舞斗・春乃さくらとスペシャルトーク

宙組宝塚大劇場公演が9月13日に初日の幕を開けました。
その初日の日に『PRINCE OF LEGEND』の原作で主人公の朱雀奏を演じたGENERATIONSの片寄涼太さんが観劇され、カーテンコールでも紹介されていましたね。

その観劇の後に、ずんちゃん(桜木みなと)・マイティー(水美舞斗)・さーちゃん(春乃さくら)とトークをした模様がタカラヅカニュースで放送されました。

宙組公演 『PRINCE OF LEGEND』 宙組生×片寄涼太 スペシャルトーク

GENERATIONSの片寄涼太さんが『PRINCE OF LEGEND』の初日を観劇

まずはずんちゃん(桜木みなと)から初日を観劇した感想を訊かれた片寄涼太さん、「めちゃくちゃ笑いました〜」と嬉しい言葉が。
お客さんもゲラゲラ笑っていて、初日からこれだけウケていたら今後すごいことになるだろうなと思ったって。

原作らしい部分も残してもらっていたのが嬉しかったし、客観的にこの作品を観てこんなに面白いアトラクションのような作品だったんだと改めて認識したと話していました。

それぞれの役の苦労点

まず朱雀奏役のずんちゃんは、真っ白で正統派という王道の主人公は他の王子たちに対してキャラが掴みづらく、演じるのが難しかったそう。
なので、原作の片寄さんの朱雀奏をすごく参考にしたって言ってました。
それに対して片寄さんも、無垢で何も無いキャラクターが難しいというのはよくわかるって。

さーちゃん(春乃さくら)演じる成瀬果音については、裏の主役というなかなか無い役どころで、さーちゃんとしてもどう作っていけばいいのかなと悩んだそう。
でもお稽古しているうちに新たな心情が出てきたという話をしていました。

マイティー(水美舞斗)が演じる京極尊人は、原作では鈴木伸之さんが演じていた一番男らしい役ですが、宝塚版では喧嘩のシーンがあまりないので、それでどうやってヤンキー感を出すかというところで悩んだそう。
でも片寄さんからは以前共演した『HiGH&LOW THE 戦国』の経験が活かされていたと言ってもらっていました。

もう一つ、ドラマや映画原作のこの作品を舞台化するのは、長いものを1時間半に凝縮する分情報量も限られるし、2階席の奥のお客さんまで届けるために映像と比べると大げさ過ぎる演技をしないといけない。
その中でどうやってキャラクターを壊さずにやるかというのが難しかったとずんちゃん。

それに対して片寄さんが、
「映像の方が画面の大きさに切り取られる分情報が限られる、舞台の方が舞台全体で見せられる分、他の皆んながその役について空気感や場所を作ってくれる。だからこそこのスピード感で描けたんじゃないか」
と言っていたのにすごく納得させられました。

あと、このたくさんのキャラクターが見事に体現されていたのがすごかったと褒めてくれていたのが嬉しかったです。

宝塚版『PRINCE OF LEGEND』の見どころ

成瀬果音・天堂光輝・京極竜が「森のくまさん」を歌うところ

見どころの場面としては、片寄さんが一番好きなシーンに挙げたのが、果音(春乃さくら)と天堂光輝(亜音有星)と京極竜(泉堂成)が3人で手を繋いで「森のくまさん」を歌うところ。

これは原作でも人気のあったシーンで、このシーンを残してくれたんだ〜とものすごく嬉しかったそうです。
自分は出ていないけど視聴者として大好きな場面だったんですって。
このシーンはぜひ監督にも見せたいって言ってました(笑)

このシーンが宝塚版にあったのは『PRINCE OF LEGEND』史上一番のびっくりな展開でしたよって(爆)

成瀬果音が朱雀奏に冷たく言い放つシーン

物語の序盤で果音(春乃さくら)が奏(桜木みなと)に言い寄られた後、「くそ王子!」と言い放って去っていくシーンがあります。
さーちゃんは必死でやっていてあまりウケてる感覚がわからなかったそうですが、客席ではかなりウケていて、ここから「あ、笑っていいんだ〜」という空気になっていったって片寄さんから言ってもらってました。

その「くそ王子!」に関しての裏話。

お稽古場で感情が高ぶってしまったのか、一度さーちゃんが「くっそ王子!!」と言ってしまったことがあったんですって。
で、野口幸作先生から「“くっそ”はちょっと…」って言われたんだとか(笑)
「多分気持ちいいんだろうけど」とずんちゃんから言われて頭の上でバッテンしながら大笑いしてたさーちゃんでした。

京極尊人の登場シーン

マイティー(水美舞斗)の尊人が朱雀家にやって来るところの登場シーンも見どころだそうです。

カッコいい効果音も入って、トップスターの桜木みなとさんが直々に驚いて反っくり返るのをスローモーションでやってくれるからw、マイティーとしてもそれに見合った登場をしなくちゃって頑張っているって。
そこは2人の関係性も見えて大事なシーンなので、力を入れてやっているそうです。

他にも「伝説の王子選手権」のバトルが宝塚版ならではのミュージカル対決になっていたり、奏と尊人が銀橋で「ウィアーライバル」と自分たちで歌っていたり、FANTASTICSの楽曲「Twilight Glitter」が全然違うアレンジで宝塚らしいシーンになっていたり。
数々の見どころのシーンの話が出ていました。

『PRINCE OF LEGEND』とは関係ないですが、ショーの『BAYSIDE STAR』の客席降りで片寄さんがマイティーからハイタッチしてもらってすごく嬉しかったっていう話など、話題に上ったシーンの映像を見ながら聞けたのもすごく楽しかったです。

マイティーが前に共演しているからなのか、片寄さんの人柄なのか、リラックスして4人で話をしていたのが印象的。
男性の俳優さんがタカラジェンヌと並んでいるのは新鮮ではあったんですが、小さくて可愛らしいお顔をされているのもあって、この並びに全く違和感がなかったのも面白い。
また何かの機会でこのメンバーでのトークがあったらいいなと思いながら見ていました。

4人のトークが本当に楽しくて、『PRINCE OF LEGEND』の見どころもたくさん知ることができたし、とってもいいコーナーでした。

  

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