昨日は7月7日に退団したばかりの前月組トップスター月城かなとさんのスターダストプロモーション所属のニュースに湧いていましたね。
同時に公式Xのアカウント開設と退団後初のコンサートの発表もありました。
7月の終わりに意味深なインスタへの投稿があって、本人のアカウントなのかどうかと話題になっていましたが、それの後に満を持してという感じでのX開設と事務所所属の発表はなんとも粋だな〜と思いました。
両方のSNSへのファンへの感謝の手紙を書く動画の投稿も素敵なプレゼントだなと。
スターダストプロモーションといえば同じ95期で先に退団した柚香光さんも先日所属が発表されました。
柚香光さんは第三事業部、月城かなとさんは第一事業部所属ということも話題になっていました。
以前に放送された95期トークで「退団してもご近所に住みたい」と言った発言に絡めて、ご近所とはこのことか〜と言われていました(笑)
さて、同じ95期の星組トップスターのこっちゃん(礼真琴)主演の大劇場公演が8月17日に始まります。
今日のタカラヅカニュースではその稽古場情報が放送されました。
星組 宝塚大劇場公演『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』稽古場情報
星組大劇場公演『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』の稽古場情報、組長のちぐさん(美稀千種)とこっちゃん(礼真琴)の2人で公演の見どころなどについて語りました。
こっちゃんは総理大臣の役ですのできっちりとしたスーツ姿、ちぐさんはパナマ帽に扇子というなんとも胡散臭いw格好で登場です。
ちぐさんはこっちゃん演じる黒田啓介の恩師の柳友一郎先生役ということですが、この格好を見るとかなりクセが強い人物のようです。
私はまだ原作映画を観ていませんので、場面を想像しながら2人の話を聞きました。
『記憶にございません!』
それぞれの役について
礼真琴:黒田啓介
なんと支持率2.3%の史上最低のダメ総理黒田啓介を演じるこっちゃん(礼真琴)。
おでこに石が当たって記憶を失ってからの時間がほとんどなので、記憶を失う前の冒頭の一瞬で性格の悪い部分をちゃんと出さないといけないというところが課題だそうです。
舞空瞳:黒田聡子
総理夫人の黒田聡子を演じるのがなこちゃん(舞空瞳)です。
夫婦仲は冷めきってしまって、お互い別に心の拠り所の存在がいたりする複雑な夫婦関係ですが、そこは宝塚なので石田昌也先生によってちゃんとロマンスの部分も作られているようです。
お互いを思って歌う曲や、同じ曲を2人がそれぞれ歌う宝塚らしい演出があるということです。
ことなこの2人だからこそ出せる長年連れ添った夫婦の雰囲気がいいということです。
映画とは違う宝塚ならではの2人の関係なんでしょうね。
暁千星:井坂、詩ちづる:番場のぞみ、天飛華音:野々宮万作
ありちゃん(暁千星)が演じる首相秘書官の井坂はひたすらカッコいいそう。
映画ではディーン・フジオカさんが演じてましたからね、イケメン枠です。
ただありちゃんが演じることによって、イケメンでまっすぐというだけではない部分が出てくるのが面白いという話でした。
そのありちゃんの井坂とうたち(詩ちづる)演じる事務秘書官の番場のぞみ、そしてかのんくん(天飛華音)演じる秘書官補の野々宮万作の愉快な秘書官チームが最初から最後まで記憶のない総理をサポートしてくれるということです。
この3人、相当個性強そうで面白そう。
極美慎:古郡祐
黒田総理に絡んでくるフリーライターの古郡祐を演じるのがしんくん(極美慎)で、敵にも味方にもなる一匹狼的存在なんだとか。
この古郡さんと総理は元々は親密な関係だったからこそ、記憶を失ってからも助けてもらいたいと思える存在になるんだろうなという話でした。
映画では佐藤浩市さんが演じていた役なので、かなりクセが強い役な気がします。
輝月ゆうま:鶴丸大悟
黒田総理と一番近くにいる官房長官の鶴丸大悟をこっちゃんと同期のまゆぽん(輝月ゆうま)が演じるというのも面白いです。
映画では草刈正雄さんが演じていた役で、まゆぽんにぴったりという話でした。
黒田総理と2人で対峙する場面が何箇所かあるそうで、『半沢直樹』ばりのバチバチした感じを出したいと2人で話しているそうです。
ただまゆぽんが大きいので、面と向かうとどうしても見上げる感じになっちゃうんだとか(笑)
大人と子供みたいにならないように頑張って立ち向かっていきたいと話すこっちゃんでした。
見どころの場面
「国民の怒り」から「とんでも内閣」(オープニング)
見どころの場面としては、まずオープニングが街頭での「国民の怒り」の場面から始まって、閣僚の皆さんがまさかの大階段を使って登場するというのがすごいそうです。
この内閣の閣僚たちが「とんでも内閣」という名称がついているくらい変な人ばかりらしいです(笑)
その閣僚のメンバーがSPたちも含めてバシッとスーツで決めて踊るのが見どころということです。
家族3人のレストランの場面
ちぐさん(美稀千種)がすごく好きな場面として挙げたのが、総理夫妻と息子(稀惺かずと)の家族3人でレストランで食事する場面でした。
この場面はこっちゃんも映画で大好きな場面だったと言ってました。
絶妙の間で笑わせるコメディチックな場面なんでしょうね。
「礼真琴でコメディもやっちゃうよ」とちぐさんに言われてましたから。
でもそれを言われたこっちゃん、「言わないでください」という風に言っていたので、今はまだ苦戦しているようです。
いったいどんなシーンなのか?
とにかくこっちゃんのコメディのシーン、楽しみにしたいと思います。
『Tiara Azul -Destino-』
ショーの『Tiara Azul -Destino-』は竹田悠一郎先生の大劇場デビュー作品です。
アルゼンチンのカルナバルを舞台に繰り広げるパッショナブルなショーだということです。
こんなに詰め込んで大丈夫なのかというほどのショーなんだとか。
先日のスカナビTALKでこっちゃんとなこちゃんとありちゃんの3人は通し役だと言ってましたが、この3人を中心にストーリー仕立てで進んでいくショーのようです。
まずありちゃんがなこちゃんにフラれて、中詰のカルナバルでこっちゃんとなこちゃんが出会って恋人になり、それを目撃したありちゃんのやけ酒のダンスがあったり、こっちゃんとなこちゃんの幸せな場面があったり。
話を聞いているといろいろ想像をかき立てられます。
その中でもとくに気になった場面は…
ニック・ウィンストンさん振付の場面
この稽古場情報の収録の時点ではまだ振付がされていないそうですが、中詰の前の場面でイギリス人振付家のニック・ウィンストンさん振付の場面があるということです。
カルナバルに向けてパートナーを見つけるストーリー仕立ての場面で、ベートーヴェンの「運命」から『ラ・ラ・ランド』のような世界観へとコロコロ変わるとても面白い場面になりそうだという話でした。
外国人の振付家の方の振りをこっちゃんが踊るなんて!
この場面はかなり楽しみです。
中詰
中詰はとにかくすごいそうです。
ダンス対決があったり、こっちゃんがめちゃくちゃカッコよく登場したり、そしてお客さんもカルナバルの観客として一緒に盛り上がれるなどすごいことになりそう!
話には出ませんでしたが、もしかしたら客席降りもあるのかもしれませんね〜
礼真琴と舞空瞳の裸足のダンス
こっちゃんとなこちゃんの2人だけで踊る場面は、なんと裸足で踊るそうなんです。
ちぐさん曰く「ファンの皆さんがずっと見たかったと思う」って。
繊細な中でもダイナミックな空気が途切れることなく流れる素晴らしい場面となるということです。
ちぐさんも生で見たら泣いちゃうって言ってたので、きっと客席で観ても泣いちゃうことでしょう。
退団者の場面
この公演でなこちゃんをはじめ煌えりせくん、紅咲梨乃ちゃん、水乃ゆりちゃんが退団します。
その退団者の場面は、他のみんなが4人を応援する感じの歌詞になっているそうで、でも逆に自分たちが4人のパワーから勇気をもらえるとこっちゃんは話していました。
ちぐさんから退団するなこちゃんについて訊かれて、そういう風に退団者4人についての話をしたこっちゃん。
ここではなこちゃんへの思いは口にしませんでしたが、これからまた別の場面で退団するなこちゃんへの思いを聞けるだろうと思います。
今回は退団者4人への言葉が聞けただけでもよしとします(笑)
『記憶にございません!』も『Tiara Azul -Destino-』もものすごく楽しみにしています。
『記憶にございません!』は今日の話を聞いて原作を観ないで観劇するのもありかな〜とちょっと思い始めてます。
内容を知らないで観る方が楽しさが増すかもって。
まあ、東京公演までまだ日があるので、それまでどっちにするか考えたいと思います(笑)
読んで頂き、ありがとうございました。
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