礼真琴に見送られて舞空瞳が退団…星組東京公演千秋楽(『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』千秋楽)

お芝居・ショーともに本当に楽しくて大好きだった星組公演が12月1日に終わってしまいました。
私も2階席と1階席で観劇できましたが、どちらで観ても見どころたっぷりの最高の公演でした。

そして、この公演でトップ娘役のなこちゃん(舞空瞳)が退団してしまいました。
もっともっとこっちゃん(礼真琴)とのコンビを見ていたかったです。

この公演でのなこちゃんは本当に輝いていました。
タカラヅカニュースで千秋楽の様子を見ましたが、宝塚大劇場の千秋楽の時と同じく退団ご挨拶でもカーテンコールでもこっちゃんへの感謝の言葉や愛を伝えるなこちゃんの姿に胸がギュッとなりました。

宝塚大劇場の千秋楽の様子はこちらです。

礼真琴の退団の発表後に見る星組宝塚大劇場公演の千秋楽(星組宝塚大劇場公演『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』千秋楽)

星組 東京宝塚劇場公演『記憶にございません!』『Tiara Azul -Destino-』千秋楽

本編と舞空瞳サヨナラショーのダイジェスト映像を見て

『記憶にございません!』も『Tiara Azul -Destino-』もどの場面も全部大好きで全部ずっと観ていたい場面でした。

そして楽しみだった『記憶にございません!』の南条さんのアドリブ、千秋楽はこれまで庶民ネタをファンレターで送ってくれたファンへのお礼もあったそうです。
その後はたっぷりオヤジギャクまで言ったそうですが、この辺りはタカラヅカニュースでは流れず。

最後の黒田総理の「萩の月意外と賞味期限短いのでお気をつけて」と南条さんの「早く食べるぜ」は見られました。
千秋楽まで毎回萩の月もらってましたからね、ずいぶんたくさん残ってるでしょう(笑)

それにしても、毎回違うアドリブ考えるの大変だったと思います。
南条さんを演じたレオさん(輝咲玲央)お疲れ様でした〜

ショーも本当にどの場面もいいのですが、やっぱり裸足のことなこのダンスの場面と最後のデュエットダンスは観ていて幸せになります。
涙をこらえたなこちゃんの笑顔と、ティアラを被せてもらってこっちゃんに抱きつく幸せそうな笑顔は最高でした。

そしてサヨナラショーではことなこコンビのデュエットを観て、こっちゃんとなこちゃんが宝塚の舞台で2人で歌うのはこれが本当に最後なんだとじ〜んとしました。

退団者挨拶とカーテンコール

舞空瞳の退団ご挨拶

「清く、正しく、美しく、そして朗らかに」という小林一三先生の言葉で始まったなこちゃんの退団ご挨拶。
カフェブレイクでも毎公演この言葉を唱えてから舞台に出ているという話をしていましたが、なこちゃんの心の中には小林一三先生の想いが強くあるんですね〜

それから、宝塚への愛を言葉にし、支えてくれた人たちを順番に挙げてから
「そして、礼さん…」
と言った時に、声を震わせて泣くのをこらえていたのが涙を誘いました。

その時カメラさんが後ろのこっちゃんも一緒に映してくれましたが、温かく包み込むような眼差しでなこちゃんを見つめていたのがまた胸に刺さりました。
その支えてくれた人たちの愛と温もりに助けられてきたことへの感謝の思いで胸が張り裂けそうですと話すなこちゃん。

そして人一倍宝塚ファンななこちゃんらしい宝塚への愛情こもった言葉や、ファンへの感謝の言葉の後
「皆様からの抱えきれない愛を胸に、本日娘役舞空瞳を卒業させていただきます」
と言ったのが印象的。

あ〜、卒業しちゃうんだな〜と改めて実感しました。

礼真琴の千秋楽ご挨拶

こっちゃん(礼真琴)のご挨拶でも4名の退団者のことにたくさん触れていたのが心に残りました。
いつの千秋楽にももちろん退団者への言葉はあるけれども、今回は相手役のなこちゃんがいるから特別ですよね。

「今日が本当に本当の最後となった4名の仲間たち。4人との思い出を振り返りますと、本当に刺激的で濃くて、数え切れないほどの宝物をたくさんもらいました」

って。
こっちゃんは4人の退団者を区別はしないだろうけど、ファンからしたらこの4人の中になこちゃんが入っていることがやっぱり特別なんだなと思って聞いてました。

退団者一言コーナー

恒例の退団者からの一言コーナー。
「ここで皆さんに思いをぶちまけちゃってください!」とこっちゃん。
水乃ゆりちゃん、紅咲梨乃ちゃん、煌えりせくんと順番に言っていく度に、その人との思い出や感謝の言葉、そしてエールを贈るこっちゃんがあったかい。
そしてなこちゃんの番。

「(出演者の)皆さんのお顔を見るたびに、お客様の笑顔を見るたびに、この時を永遠に抱きしめたいと本気で思いました」

と言った後

「一番強く思ったことは…」

と言ってから頑張って泣くのをこらえるように笑顔を作って

「ことさんの星組にいられて幸せです」

と声を震わせながら言いました。
2人で「ありがとうございました」とお辞儀し合う姿に客席から盛大な拍手が贈られてました。

「語り出したらね、夜が明けますけれどもね」

なんてちょっと笑いを誘ってから

「並大抵じゃない覚悟を持って星組に来てくれたなこちゃんと5年間共に舞台を作らせてもらって、いろんなことを乗り越えてきて、2人でいろんな壁にぶつかりつつも」

と語り出したこっちゃん

「こうしてお互いに最後の日を決めて、そしてなこちゃんの一番輝く姿を隣で見ることができて、私もとても幸せです」

って。
あ〜、やっぱり別々の退団を決めたのは正解だったんだな〜とこのこっちゃんの言葉を聞いて改めて思うことができました。
その後

「この先もずっと見守ってるからね。いつでもね、連絡しておいで」

と本当に優しい口調で言ってもらって、

「はい!!」

と叫んだなこちゃん

「え、毎日します」

って(笑)
それに対して

「ほんまにしろよ!」

と関西弁で言うこっちゃん(笑)
イントネーションまでちゃんとした関西弁で笑っちゃいました。

少ししんみりしたところで絶妙のタイミングで笑いに持って行くこっちゃんとなこちゃんに心から感心しました。
本当に最高のコンビ。
その後は

「みんなもね、ずっと応援してくれてるから、これからも胸を張って次の人生歩んでいってください」

となこちゃんへエールを贈るこっちゃんでした。

「星組パッション!」

最後の「星組パッション!」はやっぱり退団者4人が音頭を取りました。

水乃ゆりちゃん「熱いぜ!」
全員「星組!」
紅咲梨乃ちゃん「燃えろ!」
全員「星組!」
煌えりせくん「進め!」
全員「星組!」
なこちゃん「星組〜!」
全員「パッション!!」

で大盛り上がりのうちにカーテンコールが終わりました。

緞帳前のことなこコンビ

タカラヅカニュースではカットされてしまっていたんですが、最後の緞帳前でのことなこコンビもとてもほんわかとしたまるで夫婦漫才のような2人だったようです。

この公演は102回あったと言うなこちゃんに対して「私、102回も記憶無くしたんだ〜」と返すこっちゃん(笑)

で、なこちゃんはこっちゃんが102回も自分への愛を叫んでくれたお礼にと、劇中で黒田総理がやったように「ことさん、愛してます!I LOVE YOU!ウォーアイニー!サランヘヨ!…」といろんな言語で愛を叫んだそう。

それ以外にも、やること思いつかなくなって「どうしましょうか?」ってなった時に、なこちゃんがこっちゃんにピトッとくっつきに行ったら「えっ、記念撮影する?」ってくっついたままピースサインをするこっちゃんだったり(笑)
皆さんのレポートを見ているだけでもその様子がありありと脳内再生できちゃいます。

退団時期は違っても、この2人はきっといつまでも最高のコンビとしていつまでも仲良しでい続けるんだろうなって思います。
こっちゃんが退団した後はSNSでやり取りしたり、2人一緒に観劇する姿が目撃されたりというのが想像できますね。
二人の絆が強く見るたびに幸せな気持ちにしてもらえるトップコンビでした。

ありがとうなこちゃん!

  

読んで頂き、ありがとうございました。

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