4月9日から3日連続で星組の別箱公演が千秋楽を迎えました。
4月9日がバウホール公演『Stella Voice』、10日が日本青年館ホール公演『Le Rouge et le Noir~赤と黒~』、そして11日が全国ツアー公演でした。
今日のタカラヅカニュースでは、『Le Rouge et le Noir~赤と黒~』の千秋楽の模様が放送されました。
星組 日本青年館ホール公演『Le Rouge et le Noir~赤と黒~』千秋楽の様子
この公演をライブ配信で観たのは3月26日でしたのでずいぶん前のことになってしまいましたが、ダイジェスト映像を見るとあの時の感動がよみがえりました。
あらためて本当にすごい作品だったな~と思いました。
千秋楽のアドリブもいろいろあったそうですが、それが流れなかったのは残念。
ですが、ライブ配信で観た時に感動したいくつかの場面がもう一度見られたのは嬉しかったです。
こっちゃん(礼真琴)やありちゃん(暁千星)の迫力あるソロ歌唱や、出演者それぞれの繊細なお芝居が少しずつですが見られました。
終盤にジュリアン(礼真琴)がルイーズ(有紗瞳)を銃で撃つ時のルイーズの慈愛に満ちた微笑みも見られました。
あの表情よかったな~
お衣装もセットも演出も全てがすばらしく、出演者全員のレベルがめちゃくちゃ高くて、最近観た宝塚の作品の中で最高の作品でした。
そして、Twitterなどで知ることができていた千秋楽のカーテンコールの様子が実際に映像で見られたのも嬉しかったです。
礼真琴の千秋楽のご挨拶
副組長のなつこさん(白妙なつ)がこっちゃん(礼真琴)を紹介する前に
「礼本人も申しておりましたが、演じる役が何かと死にがち。次回作は一体どうなるでしょうか?楽しみですね」
と言っておられました(笑)
それを聞いたこっちゃん、大笑いした後に膝に両手を付いて頭を膝まで垂れてガックリする仕草をし、出演者たちもそのこっちゃんを見ながら大笑いしてました。
確かにトップになってから出演した11作品のうち、なんと6作品で死んでました!
次の『1789』でもやっぱり死にますね~(笑)
客席が笑いでざわついている中wこっちゃんが千秋楽のご挨拶をしました。
まずこの公演が誰一人欠けることなく完走できたことに触れ、こっちゃんが小劇場公演で完走できたのは約2年ぶりだと話しました。
「すごくホッとするとともに、とても幸せな思いです」
と。
完走することは当たり前ではなくこんなにも難しいことなんだとコロナ禍で学んだけれど、ようやく光が見え始めて。
「お客様にはマスクを着用していただいてたくさんのご協力をいただいておりますが、いつかお客様のお顔を見ながらお声を聞きながら舞台に立たせていただける日を夢見て、これからもお稽古に励んでまいります」
との思いを口にしました。
本当にね、観劇中にだいぶ声は出せるようになってきましたが、やはりまだマスク着用は必至ですからね。
近いうちにマスク着用もしなくていいようになりますように。
そして
「次回作もどうぞよろしくお願い申し上げます。本日は本当にありがとうございました」
と最初のご挨拶を締めました。
専科のお二人の大きな力
なつこさんのご挨拶でも専科のお二人のご紹介がありまして、
「星組の大先輩、皆が背中を追いかけてきた英真なおきさん」
にじゅんこさん(英真なおき)はクルリと回りながら前に出てきて、みんなにその背中を見せる仕草をしました。
それを見てこっちゃん大喜び(笑)
そしてゆりちゃん(紫門ゆりや)を
「優雅さ、ノーブルさ、星組に新しい風を吹き込んでくださいました紫門ゆりやさん」
と紹介すると、ゆりちゃんは優雅に前に出て片膝をつき、貴族らしいお辞儀をしました。
二人ともさすがです!
で、こっちゃんも2回目のカーテンコールの時に「専科のお二人に大きなお力添えをいただいている」との話をしたんですが、
「お二方のお屋敷に働きに行かせていただき、雇ってくださったご恩を、家をめちゃくちゃにするというあだでお返ししてしまったことが悔やまれます」
と言い出すこっちゃん(笑)
そんなことを言い出すこっちゃんもですが、それを聞きながら泣く真似をし、隣にいる娘や奥さんをなぐさめる振りをするじゅんこさんとゆりちゃんがまた面白い!
その後も神妙な面持ちで
「ジュリアンが処刑された後どう過ごされてたのかとお二方を想像するだけで胸が痛みます。日常を壊してしまった罪を今ここで懺悔いたします」
ですって(笑)
さすがです!
「星組パッション!」は退団する朱紫令真に!
この公演で100期生のあかっしー(朱紫令真)が退団しました。
なつこさんにも紹介されてましたが、あかっしー自身のご挨拶は残念ながらカットされていました。
そしてこっちゃんもあかっしーのことを
「ルージュ・ノワールとオンブルの子たちがセットを動かしたり今まで舞台上ではやったことがないようなことに挑戦しましたが、それを引っ張ってくれたのがあかっしーです」
「最後の公演でも成長を止めることなく、みんなを引っ張りつつ、自分も輝き続けるその姿にとても背中を押されました」
ととても温かい言葉で語っていました。
感激したような恐縮しているような様子でこっちゃんや周りにお辞儀しているあかっしーも、隣であかっしーの腕をつかみながら涙目で見つめている同期のきさちん(希沙薫)も本当に可愛いです。
素敵な光景でした。
そして、
「この青年館ホールの天井をぶち破る気持ちで『星組パッション!』をさせていただきたいと思います」
と「星組パッション!」をやる段になりました。
するとこっちゃん
「音頭はあかっしーに取ってもらおうかな」
と言うのであかっしー「え~~~~、え~~~~」と大びっくり!(笑)
でもこっちゃんに「お願いします!」と言われて「はい!」とあかっしーがやってくれました。
あかっしー「熱いぜ!」
全員「星組~!」
あかっしー「燃えろ!」
全員「星組~!」
あかっしー「進め!」
全員「星組~!」
あかっしー「星組~!」
全員「パッション!!」
と最後は全員で万歳しながらの「星組パッション!」でした。
みんなにフ~フ~とはやされながら汗をかきましたというような謎のポーズをしているあかっしー(笑)
でもこっちゃんのあかっしーに対する温かい心遣いにこちらも温かい気持ちになりました。
千秋楽が映像に残らないのが残念
これまでの別箱公演はだいたい千秋楽の回がライブ中継やライブ配信され、そして円盤化されることが多かったです。
ですが、コロナで何度か公演中止によりライブ配信が無くなってしまったり、円盤用の収録ができないという事態があったせいか、ここ最近は割と早い段階でライブ中継・ライブ配信が行われています。
そしてその回がBlu-rayやDVDになるようになりました。
大劇場公演ですと千秋楽の回はスカイステージで収録されて後日放送もされるので、カーテンコールの様子が後から全部見られるのですが、別箱公演はそういう訳にはいきませんね。
なので、タカラヅカニュースで流れる分しか見られないのが寂しいです。
この公演の千秋楽も作品中のアドリブでこっちゃんとありちゃんが次回作の『1789』の「サ・イラ・モナムール」を歌い、そのことを副組長のなつこさんがカーテンコールで話したそうです。
そこは全部カットでした。
他にもカーテンコールの最後に緞帳前にこっちゃんが出てきてくれたところも勿論カットでした。
観劇された方たちがTwitterなどでレポートしてくださるので様子を知ることはできるのですが、実際に映像で見られないのが本当に残念です。
コロナがもっと落ち着いたら、また千秋楽の回がライブ配信されて収録もされるようになればいいなと思います。
今回の温かいカーテンコールの様子を全部見られなくて寂しかったな~
読んで頂き、ありがとうございました。
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