今日のタカラヅカニュースは新着ニュースが盛りだくさんで、先週行われた雪組新人公演や花組バウホール公演千秋楽などがありました。
そして、とうとうこっちゃん(礼真琴)の最後の稽古場情報がやってきてしまいました(涙)
これが来ると初日まであと僅かということで、寂しさが襲ってきちゃいますね。
トップの退団公演なので、Part1とPart2の2回に分けての放送となります。
今日のPart1ではお芝居の『阿修羅城の瞳』について、組長のちぐさん(美稀千種)とこっちゃんとで息の合ったトークを繰り広げました。
星組 宝塚大劇場公演 『阿修羅城の瞳』 稽古場情報
まずはこっちゃん(礼真琴)の退団公演ということで、「本当に寂しい気持ち」と本当に寂しそうに言うちぐさんに、こっちゃんが「やめてくださいよ〜」というところから。
こっちゃんは、お稽古場ではお芝居・ショーとやることも多くて没頭できているそうで、その時間が愛おしいという感じで過ごしているそうです。
そして、お芝居の『阿修羅城の瞳』は劇団☆新感線さんの代表作の一つで、大いに気合が入っている様子のこっちゃん。
別のインタビューでこっちゃんは劇団☆新感線の舞台が大好きという話をしていたそうで、その舞台を退団公演でできるなんて、こっちゃんにとって本当に幸せなことなんだろうなと、その顔を見ていて思いました。
この稽古場情報ではキャストそれぞれの役どころの説明や見どころについて教えてくれました。
メインのキャストについて
礼真琴:病葉出門
こっちゃん(礼真琴)が演じる病葉出門(わくらばいずも)はかつて“鬼御門”に所属していて“鬼殺し”と称された人です。
2人で「もう名前からカッコいい♡」と笑ってました(笑)
5年前のある出来事をきっかけに鬼御門を脱退してさすらいの日々を送っているところ、ちぐさん(美稀千種)演じる鶴屋南北に拾ってもらって、その一座に身を寄せているという身の上だそうです。
美稀千種:鶴屋南北
そのちぐさん演じる鶴屋南北はもちろん実在の人物ですが、すごく苦労して50代くらいから売れ出したそうです。
出門のことがほっておけなくて一座に入れてくれるわけなんですが、自分がアイデアが浮かばないと無理やり出門にいろいろと演じさせたりするそう。
それで、出来が気に食わないとハリセンで殴ったりするんですって。
「礼真琴ファンの方、本当に申し訳ございません」ってカメラに向かって深々と謝るちぐさん(笑)
そんな酷いことばかりしているけど、最後の公演でこっちゃんと絡めて嬉しいって話してました。
暁千星:闇のつばき
その南北一座に現れるのはありちゃん(暁千星)演じる闇のつばき。
出門も掴みどころのない奴だけれど、つばきも謎に包まれている女性だということです。
「とても綺麗ですよ」という言葉がこっちゃんから出てました。
心の底で通じる縁を出門とつばきの2人で育んでいくということなんですが、最後に2番手のありちゃんが相手役としてこっちゃんのそばにいるという関係性がすごく自然なんだと。
2人がこれまで作り上げてきたものがあるからこそ、そういう愛し合う関係性も自然に見えるのかなってちぐさんが言ってました。
で、「2人ともすごく色気があって…」ってちぐさんが言ったところで「えっ!」とこっちゃんに止められてたので、その2人の関係はまだ内緒ということみたいです(笑)
極美慎:安倍邪空
慎くん(極美慎)が演じる安倍邪空は出門の幼馴染で、出門と二人してひーろー(ひろ香祐)演じる鬼御門の頭領、十三代目 安倍晴明に拾われたんだそうです。
常に機嫌が悪くてw、何かと出門につっかかってくるそうなんですが、それも出門のことが好き過ぎて執着が強いが故みたいです。
宝塚版ではその辺りに焦点を当てて描かれているそうなので、さらに慎くんの役の比重が高くなっているのかもしれません。
詩ちづる:桜姫
安倍晴明の娘で出門を追いかけ回す桜姫を演じるのがうたち(詩ちづる)。
今回うたちはこの役で振り切っているそうです(笑)
あそこまで突き抜けると逆に可愛さが増しているなんて言われてたんですが、いったいどんなうたちが見られるのか。
劇団☆新感線では高田聖子さんが演じていた役で、相当突っ込んだ役なのではないかと思います。
出門への思いが自然に溢れていて、そこがまた可愛いそうなんですが…
2人で可愛い可愛いって言ってたので、すごく楽しみになりました。
その他の役について
つばきの仲間の渡り巫女の5人(澪乃桜季・七星美妃・二條華・都優奈・綾音美蘭)は、常に刀を差していて「おまえ」とか「あんた」というような強い口調で話す、普段の娘役とは全く違うお芝居をするそう。
桜姫(詩ちづる)の許嫁の賀茂白丞(朝水りょう)と南雀(蒼舞咲歩)の兄弟はどうにかして爪痕を残してやろうという心意気がすごいとか(笑)
こっちゃんは舞台上で2人を見ていて笑いを我慢するのに必死なんですって!
邪空(極美慎)の部下の安倍毘沙門(天飛華音)と安倍大黒(稀惺かずと)も訳ありな人生を送っている。
そこに加えて鬼御門三界衆の安倍雷王(碧海さりお)・安倍鳴王(夕陽真輝)・安倍震王(大希颯)も個性的でいい味を出しているそうで、このメンバーもこっちゃんを笑わせるんだそうです(笑)
とにかく出てくる登場人物すべてが個性的で、きっと目が足りないということになりそうです。
見どころについて
鬼の動き
個性的なキャストの他にもこの作品には鬼たちが欠かせないのですが、その配役には体を動かしたくて仕方がないメンバーが揃っているんだとか。
その鬼たちの川崎悦子先生の振付が素晴らしくカッコいいそうで、出門に向かってきて切られる切られ方も独特の動きをするそうです。
これだと人っぽいとかすごく研究していて、鬼のメンバーの役作りも見どころの一つみたいです。
立ち回りの凄さ
そして劇団☆新感線といえば立ち回りの凄さ。
こっちゃんはあの激しい立ち回りを女性だけで再現するのは限られているというような話をしていましたが、ちぐさんからは「いやいやいや」と。
「礼真琴じゃないとできない」って言ってこっちゃんを恐縮させてましたが、これまでのこっちゃんの立ち回りを見ていたら、今回の立ち回りがまたさらに凄いことになっているのは想像できます。
ちぐさんはお稽古場で見た時にカッコよすぎて涙が出たんだそうです。
この作品に欠かせないロックの音楽と共にこの立ち回りの凄さも大きな楽しみです。
さて、今回はお芝居の『阿修羅城の瞳』についてのみ語られました。
明日のPart2ではショーの『エスペラント!』の見どころについても語られるでしょうし、きっと退団を目の前にした今のこっちゃんの心境についても…
明日のタカラヅカニュースも楽しみです。
読んで頂き、ありがとうございました。
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