4月19日に始まった星組宝塚大劇場公演はこっちゃん(礼真琴)の退団公演ですが、111期生の初舞台公演でもあります。
今日その111期生の初舞台公演後についての発表がありました。
A班B班C班の3班に分かれての組周りになるということです。
今後の111期生の活躍にも注目したいです。
さて、星組公演は初日から10日ちょっと経ちましたが、NOW ON STAGEが放送され、タカラヅカニュースでは突撃レポートもあり、一つ一つ進んでいっているのを見るとなんか寂しい気持ちにもなっちゃいます。
その突撃レポートではスカイ・レポーターズのひーろー(ひろ香祐)とさきちゃん(澪乃桜季)の他はこっちゃん(礼真琴)とありちゃん(暁千星)2人だけでした。
NOW ON STAGEがこっちゃん、ありちゃん、慎くん(極美慎)、かのんくん(天飛華音)の4人だったので、ことあり2人だけの並びが最後に見られたのが嬉しかったりもしました。
星組 宝塚大劇場公演 『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』 突撃レポート
『阿修羅城の瞳』の見どころ
お芝居の『阿修羅城の瞳』については、まずはこっちゃん(礼真琴)、ありちゃん(暁千星)の演じる役どころについての話から。
礼真琴:病葉出門
こっちゃん(礼真琴)演じる病葉出門は、冒頭から立ち回りがすごくて大変らしいですが、今ではもう銀橋でも走ったり飛んだり回ったりとまるで自分の庭かのように馴染んできているんだとか(笑)
すごい、さすがこっちゃんです!
なんでも登場シーンがすごいらしくて、ネタバレになるので詳しくは教えてくれませんでしたが、気がついたらそこにいるということで見逃さないようにとのことでした。
暁千星:闇のつばき
今回はこっちゃんの相手役の闇のつばきを演じているありちゃん(暁千星)は、初日はお客さんの反応が心配でものすごく緊張したそうですが、今では出門とのやり取りも楽しんでやっているそうです。
つばきは裾の長い衣装で大階段を使っての立ち回りもするんですが、その長い裾とも戦いながらの立ち回りとなっているそうです。
でもそういう初めての事とかも楽しんで公演しているとのことです。
見どころについて
出門とつばきのラブストーリー
こっちゃん演じる出門とありちゃんのつばきが間一髪逃げ切ったところで初めて心を通わせるシーンがあって、その心を通わせた事が引き金となって後に繋がっていくというところが切なく苦しい展開なんだそう。
でもそこからクライマックスに向けて、結局は2人のラブストーリーだったということをお客さんに感じてもらえるように演じたいという話がありました。
ありちゃんも8場で出門と心を通わせる瞬間はとても幸せでもあるけれども、そこから2人の関係が変わっていく切ない流れが苦しいけれど大好きな場面だと話していました。
根幹はやっぱり出門とつばき2人のラブストーリーが描かれている作品だということなんですね。
佃の戻り橋
作品中に登場する“佃の戻り橋”がちゃんとセットとしてあるんですが、舞台稽古で見た時にちゃんとした太鼓橋だったことにテンションが上がったそうです。
でも実は途中から階段ではなくて足を引っ掛けるだけになっていて、渡るのはけっこう大変なんですって。
お話の中ではこっちゃんとありちゃんはこの橋を渡らないんだけど、実は陰段として使っているんだとか。
こっちゃんは軽々と渡っているけれど、ありちゃんはこわごわ渡っているという話もありました(笑)
実際に舞台で観た時に、陰でこの橋を渡ってるんだな〜と想像しながら観たいと思います(笑)
『エスペラント!』の見どころ
ショーの『エスペラント!』もこっちゃん(礼真琴)、ありちゃん(暁千星)それぞれが見どころの場面や好きな場面について語りました。
プロローグのセットと衣装
こっちゃんが好きな場面に挙げたのは、プロローグのセットと衣装でした。
こっちゃんが一節歌った後に地球のセットがバ〜ッと開いて金色の世界になっていくそうで、そこに乗っている下級生達や袖から出てきた皆んなの衣装がレインボーになっているのがものすごく綺麗なんだそうです。
千住明さん楽曲提供の「青い星」
こっちゃん念願の千住明さん作曲の「青い星」の場面も見どころの一つです。
壮大で美しい曲で、星組生皆んなが生き生きとコーラスし踊っているシーンがこっちゃんは本当に大好きなんだそうです。
毎日幸せに感じていて、突撃レポートが始まる前もすごく幸せだったと親指で後ろの舞台を指さしながら言うこっちゃん(笑)
ひーろー(ひろ香祐)曰く、この場面ではこっちゃんも皆んなと同じ衣装だというのがまた嬉しいそうで、これまでトップさんと他の皆んなが同じ衣装だというのはなかなかなかったので、それも退団公演仕様なのかもしれませんね。
中詰めのことありのダンス
ありちゃんが好きな場面は、中詰めでのこっちゃんと2人で踊る場面。
これまで二人っきりで踊るということがなかったので、振付がついた時から嬉しかったんだとか。
ハットを2人で袖に投げる瞬間があるそうで、それも見どころのようです。
初舞台生とのタップダンス
これも初日から話題になっていたこっちゃんが初舞台生と一緒にタップダンスを踊るところ。
こっちゃんにとっては16年ぶりのタップダンスで、足が悲鳴をあげているそうですがw、他のメンバーからは「16年ぶりとは思えないまさにラップダンサー」だったり、「初舞台生にはない抜け感が素敵」なんて褒めてもらってました。
褒められて「17年目ともなれば、ちょっと抜け感ぐらいは出させていただいたりして」なんてカッコつけながら言うこっちゃんにみんな拍手しながら大笑い。
フィナーレの黒燕尾
ありちゃんが好きな場面はフィナーレの最後の皆んなで踊るところ。
久しぶりの男役の黒燕尾と娘役もシンプルなドレスで踊るのが嬉しいのと、お客さんからも温かい拍手をおくってもらって一体感が感じられるのがいいって。
退団公演における心境
ひーろーから卒業公演中の今の気持ちを訊かれたこっちゃん。
「お芝居でもレビューでも今の私の環境を歌詞や場面にしていただき、先生方の愛情が詰まっているのを噛み締めながら、しっかりとお客様にお届けしたい」
と。
ありちゃんは
「ご卒業される公演でこんなにたくさん絡ませていただけるのが幸せ」
と言いつつ、娘役の視点からこっちゃんの男役像を勉強できるのがありがたいと話していました。
こっちゃんに向かって「毎日ときめきをありがとうございます」とありちゃん。
こっちゃんの最後の公演で、こんな風にことありが絡む作品が観られるのも貴重なことだなと思います。
そして、最後の突撃レポートでこっちゃんとありちゃんが笑顔で明るく話しているのも見ていてほっこりしました。
NOW ON SYAGEでは、最後に涙を堪えなくなったありちゃん、慎くん(極美慎)、かのんくん(天飛華音)が鼻を真っ赤にして涙を流しながらこっちゃんに向かって話をしていましたが、それもとても感動的な時間でした。
こっちゃんとの最後の時間をこうやって星組生たちが心のとどめながら過ごしている時間が尊くて、ずっと見ていたい気持ちになります。
ファンとしても一つ一つの瞬間をしっかりと噛み締めながら過ごしたいです。
読んで頂き、ありがとうございました。
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