昨日千秋楽を迎えた星組宝塚大劇場公演。
ライブ配信も見ましたが、今日のタカラヅカニュースでその模様を再び見て、昨日の感動がよみがえってきました。
星組 宝塚大劇場公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』千秋楽
本編とサヨナラショーのダイジェスト映像
『阿修羅城の瞳』
冒頭の鬼殺しの場面はカットでしたが、プロローグのカッコいいこっちゃん(礼真琴)出門が見られました。
出門が着物の裾をまくって走るのがめちゃくちゃカッコよくて、それが見られたのが嬉しい♡
鶴屋南北一座での千秋楽のアドリブの座員みんなでラインダンスをするところが入っていたのもよかったです。
「ヤッ!」と初舞台生のような可愛らしい声で言って、「忠臣蔵、四谷怪談、忠臣蔵、四谷怪談」と足上げをするのはライブ配信で見ていた時も笑わせてもらいました。
アドリブといえば、四谷怪談の稽古で俵蔵(輝咲玲央)扮するお岩さんが出門に「伊右衛門様、辞めないで〜、辞めさせないわ!」と迫ったのは退団するこっちゃんへのアドリブだったと思うんですが、それが流れなかったのは残念。
晴明(ひろ香祐)と桜姫(詩ちづる)の「ハ〜ハッハ、千秋楽!」というのはあったんですが、賀茂兄弟の「千秋楽」「おめでとっ」というのと、去り際に「出門、東の都でな」というアドリブはなくて、あれももう一度見たかったです。
ですが、出門のいろんなカッコいいシーンはたくさん見せてくれて、とくに赤い手袋を右手にはめるシーンは、見ていてあまりにカッコよくて「キャ〜」ってなったので、カットされていなくてよかった♪
『エスペラント!』
ショー『エスペラント!』の方はどの場面も満遍なく入っていて、「青い星」の場面でこっちゃんが男役スターたちと絡んでいくところが見られたのはよかったです。
ただ、中詰めでこっちゃんが「千秋楽〜!」、ありちゃん(暁千星)が「礼真琴、最高〜!」、一緒に「星組最高〜!!」と叫んだ後、こっちゃんがみんなを見回しながら「愛してるぜ〜」と言ったところは、絶対ニュースに入ってると思ったのになくてすご〜く残念でした。
東京の千秋楽までお預けかな?
礼真琴サヨナラショー
こっちゃんのサヨナラショーの方は、始まる前の美稀千種組長のご挨拶での「星組を熱く温かく導いてくれた一番星」とこっちゃんを紹介する言葉がとっても素敵で、感動しました。
そのサヨナラショーは13曲の内8曲がダイジェストで流れました。
実際のセットリストはこちらの記事に
『ロックオペラモーツァルト』や『1789』の「革命の兄弟」がカットされてしまっていたので、やっぱり海外ミュージカルは版権の関係でダメなのかな〜と思っていたら、なんと『BIG FISH』の「How it ends」が流れてびっくり!
絶対カットされると思っていたので、めちゃくちゃ嬉しかった〜
『BIG FISH』の音楽配信はされたので、曲だけならOKということなんでしょうか。
こっちゃんの退団Blu-rayやスカイ・ステージでの放送でもカットされないといいんですが…
その後『1789』の「悲しみの報い」で感動的に盛り上がったところで終わっちゃいました。
最後の『RRR』の「エッタラジェンダ」で楽しく明るく終わるところまで見たかったな〜
退団者ご挨拶とカーテンコール
退団者ご挨拶の前に8月11日付けで組替えになる慎くん(極美慎)とほのかちゃん(小桜ほのか)のご挨拶がありました。
2人とも自己紹介の時に「星組の」を付けていたのが印象に残りました。
星組生として宝塚大劇場の舞台に立つのがこれで最後だという意識がそうさせたんでしょうかね〜
その後の退団者のご挨拶、都優奈ちゃん、二條華ちゃん、紫りらちゃん、そして副組長の白妙なつさん。
みんな少し涙ぐんだり言葉につまる瞬間があったりしたものの、終始笑顔で素敵なご挨拶でした。
礼真琴の退団者ご挨拶
そして、こっちゃん(礼真琴)のご挨拶。
お花渡しの時のありちゃんの「愛してます」はしっかり音声に入ってましたね〜
ひーろー(ひろ香祐)はなんて言ったのか結局わかりませんでした。
どちらにもこっちゃんは笑って返していました。
こっちゃんの退団者ご挨拶で印象に残った言葉は
「自分が卒業する時、世界はどうなっているだろう?と5年前のステイホーム期間に一人でふと考えました」
「自分の最後の日には、仲間たち、そしてお客様の幸せな笑顔が見たいと願い続けていたら、今それが現実となり、満ち足りた気持ちで今日を迎えることができ、感謝の思いでいっぱいです」
というものです。
トップに就任したばかりの時にコロナ禍になり、お披露目公演も長い間中止になってしまうところから始まった5年間、本当に並大抵の苦労ではなかっただろうなと思います。
それでも星組のみんなを励まし鼓舞しながら舞台を続けてきて、最後の時にはようやくみんなと笑顔でいられるようになって。
本当によかったねと思うばかりです。
自分を支えてくれたすべての人への感謝の言葉の後、最後は
「まだまだ東京公演の千秋楽まで成長し続けていけますよう、私らしく体力と筋肉を使って、最後の日まで駆け抜けて参りたいと思います」
と笑いに持っていくところはさすが、礼真琴です(笑)
退団者からの一言
恒例の退団者からのもう一言コーナー。
ゆうなちゃん(都優奈)は「星組最高〜!」、にじょはなちゃん(二條華)は「幸せです!」、りらちゃん(紫りら)は「皆様、幸せですか?」と客席に問いかけてから「皆様の幸せが私の幸せです」と、そしてなつさん(白妙なつ)も「宝塚フォーエバー!」とそれぞれ一言だけ叫ぶパターンでした。
なのでこっちゃんもマイクを気にしながら「星組、最高〜!!」と特大の声で叫びました。
ここからはカットでしたが、みんなが一言だけだったのをツッコんだこっちゃんに「だってこっちゃんが一言って言ったから」となつさん(笑)
東京ではもうちょっと喋れるような振りをしますって(笑)
あとこれもカットされていましたが、なつさんが「自称雨女」で、自分が「自称晴れ男」で、ずっとバトルをしてきたけれど、千秋楽はすごくいいお天気になって、
「私の勝利でございます」
とこっちゃんが言うくだりもありました。
すごく笑いに包まれたやり取りだったのでここは流してほしかったです。
星組パッション!
カーテンコールは実は全部で6回でした。
その間には、
「宝塚大劇場は誰しもがここから始まった唯一無二の場所」
と言ったり、
「これで一緒の舞台に立つのは最後となる111期の初舞台生を今後も一緒に応援していきましょう」
という言葉だったり、組替えとなる慎くんとほのかちゃんへの温かい言葉だったり。
一人になった時には
「いつもあんなに喋り倒しているのに、こんなにゆっくりなスピードで喋ることしかできない礼真琴」
と言いつつw、
「幸せな一日ですごく感傷に浸りたいところなんですけれども、今日、無事に千秋楽を終えられて、あ、東京、6週間まだあるなって思った時にスンと涙が引っ込みましたね」
と笑いに持って行くこっちゃん(爆)
千秋楽のカーテンコールも普通には終わりません(笑)
それから、しんみりした時こそ「星組パッション!」だということで、「星組パッション!」をやることになりました。
ニュースではカットされていましたが、ゆうなちゃんから順番に一人ずつ音頭を振り分けていって、最後はなつさんで終わりになったので、「こっちゃんは?」と言われ、「私はいつもやってるからいいよ」なんて言ってて。
でも最後の「星組〜」をなつさんと2人で言おうとなって無事にやり終えたんでした。
そこのくだりもとても素敵だったので、できればカット無しで全部見せてほしかったです。
礼真琴の記者会見
終演後の記者会見では、緑の袴にした理由も話していましたね。
ショーのフィナーレでお披露目公演ぶりに黒燕尾の群舞があるので、大階段は緑の袴で下りようと最初から決めていたということでした。
宝塚は自分の青春のすべてが詰まった場所で、これからもずっと愛に溢れた場所であってほしい、そして星組の仲間たちにはもっと弾けて自分らしさを舞台にぶつけていってほしいという話もありました。
終始キラキラした笑顔で、本当に美しいな〜と思いながら見ていました。
読んで頂き、ありがとうございました。
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