礼真琴の集大成、日本武道館コンサート『ANTHEM-アンセム-』のライブ配信を視聴

昨日は花組東京公演の千秋楽でした。
公演本編はもちろんかちゃ(凪七瑠海)のサヨナラショー、退散者ご挨拶、そしてカーテンコールもすごく温かい雰囲気の素晴らしいものとなったみたいです。
残念ながらお昼間は用事でライブ配信も観ることができなかったので、明日のタカラヅカニュースを楽しみにしたいと思います。

昼は用事があったのですが、18時半からの『ANTHEM』のライブ配信は無事に観ることができました。

『ANTHEM』といえば、初日に95期のあーさ(朝美絢)やせおっち(瀬央ゆりあ)、OGでは紅ゆずるさん、真風涼帆さん、愛希れいかさんといった錚々たる面々が来ていたようで、Xでもかなり話題になっていました。

初日の後いくつかのネット記事が出ていましたが、その中のステージナタリーの記事にはセットリストが詳しく載っていたのがありがたいです

星組 日本武道館公演『ANTHEM-アンセム-』ライブ配信視聴

ぎりぎりまでチケット取りに挑戦していたんですが結局取れなかったので、昨日の1回目のライブ配信を観ました。
コンサート会場の雰囲気を出すために、部屋の明かりを暗めにしてサウンドバーで音響もバッチリにして配信を待ちました。

オープニング

武道館は一度だけあるアーティストのコンサートで行ったことがあります。
画面に客席の様子が映し出されましたが、やっぱりすごいですね〜
大きさと迫力に圧倒されます。

ステージは3階層になっていて、バックに大きく映像が映し出されたり、レーザー光線や火柱の演出があったり、さすが大田高彰氏のプロデュースによる舞台演出だなと感心。
冒頭は雷鳴とともに稲妻が映し出されたりして、いやでもワクワク感が湧き上がってきました。

全員でこっちゃん(礼真琴)の歌に合わせて踊りまくる、めちゃくちゃクールでスタイリッシュなオープニングでした。
2曲目のこのコンサートのテーマ曲『ANTHEM』もめちゃくちゃカッコいい曲でした。

J-POPコーナー

J-POPコーナーの最初はこっちゃんのカバーアルバム「REACH」の10曲のうち5曲が選ばれて、回替わりでそのうちの1曲が歌われます。
この回はポルノグラフィティの「オー!リバル」でした。
劇場版名探偵コナンの主題歌でもある曲で、私もよく知っている曲なのですごくノレました。

その後は稽古場映像で流れた以外にもたくさんあったJ-POPの曲。
3曲目の「私は最強」と4曲目の「花になって – Be a flower」の時にこっちゃんがトロッコに乗ってアリーナとスタンド席の境目あたりを移動しながら、サインボールを投げて行くのが楽しい。
けっこうたくさんのボールを投げてましたが、もらえた方が羨ましいです。

こっちゃんがはけた後の曲ではありちゃん(暁千星)もトロッコに乗って回っていました。
他にもかのんくん(天飛華音)が中心の「STARDOM」や、ほのかちゃん(小桜ほのか)が中心の「ブルーバード」など他のキャストにも見せ場がたっぷりあるのがいいですね〜
そして稽古場映像でも流れた95期3人による「何度でも」は聴いていて大感動。

初日にせおっち(瀬央ゆりあ)が号泣してグッズのマフラータオルで顔を覆っていたという目撃情報がありましたが、これは同期生にとって、とくに星組でずっと一緒だったせおっちにとってはたまらないものがあったでしょうね〜
その後のこっちゃんとありちゃんの「流星」もハモリが素晴らしいだけでなく映像の星空が素晴らしくて感動でうるうるしちゃうほどでした。
最後なぜか二人でじゃんけんしてから肩を抱き合う演出にほっこりしました。

MCコーナー

全員で「ECHO」で大盛り上がりした後は、こっちゃんと何人かのキャストが残ってのMCコーナー。
ひーろー(ひろ香祐)がMCで、他のメンバーは回替わりだそうです。

この回はかのんくん(天飛華音)、天希ほまれくん、奏碧タケルくん、乙華菜乃ちゃんでした。

まずはメンバーが考えたイベントをやるということで、この時は客席を巻き込んだウェーブ。
最後はセンターにいるこっちゃんへ向かって愛を届けるというもので、こっちゃんは客席とメンバー全員の愛をのけぞって受け止めていました(笑)

その後はこっちゃんからこれまでに受け取った応援歌のようなものということで、メンバーが一人ずつエピソードを披露。

かのんくんの新人公演でコっちゃんの役をやった時のエピソードと、乙華菜乃ちゃんのロケットで頑張っているのをこっちゃんから褒められた時のエピソードがよかったです。

宝塚コーナー

この場面では、最初にこっちゃんがトップ時代にやったショーとお芝居の役を振り返るコーナーから始まりますが、これが思っていた以上によかったです。

娘役のみんなはそれぞれ違うショーの時の衣装を着ていて、男役は全員が一つずつこっちゃんが役で着ていた衣装を着て登場します。
作品の主題歌をワンフレーズずつ歌っていくんですが、下級生に至るまでこっちゃんとサビの部分を交代で歌うのがいいんです。

お披露目の『ロックオペラ モーツァルト』から最新作の『記憶にございません!』まですべての作品があったんですが、びっくりしたのが最後が『BIG FISH』の曲で終わったこと。
これは版権や著作権大丈夫なんだ〜と驚きました。
円盤になった時にカットにならないかちょっと心配になりましたが、もう一度あの曲が聴けたのはすごく嬉しかったです。

その後はいろんな作品の場面を再現していくのですが、「ダークサイド」というくくりで、これまでこっちゃんが演じた悪役やダークヒーローが選ばれているのに感心しました。
こういうコンサートではなかなか主演がこういう曲を歌うことは少ないですよね。

自分のわがままを竹田悠一郎先生が聞いてくださったと最後のMCの時にこっちゃんが話していましたが、これはこっちゃんの希望だったんでしょうか。
どれも迫力がすごかったですが、とくに『THE SCARLET PIMPERNEL』の「マダム・ギロチン」が素晴らしくて、こっちゃんの更に進化したショーヴランを観ることができました。

『エリザベート』の「最後のダンス」はこっちゃんのトートが見たかったという夢が叶いましたし、このコーナー最後の『THE SCARLET PIMPERNEL』の「栄光の日々」はキャストのコーラス共々本当に素晴らしかったです。
ダークサイド的な役の曲の最後に希望に満ちた「栄光の日々」で終わったというのもいい構成だなと思いました。

そういえば、途中で都優奈ちゃんが歌う『BIG FISH』の「お前のほしいもの」があったんですが、これも著作権大丈夫かなと心配になりました。

回替わりコーナー

稽古場レポートでこっちゃんが話していた回替わりでMISIAさんとMrs.GREEN APPLEの曲を歌うコーナー。

この回はMISIAさんの「君の願いが世界を動かす」でしたが、これがまたすごいです。
こっちゃんって男役の低い声も難なく出るのに、ものすごい高音のファルセットも自在に出せるのがほんとすごくて感動します。

最後のこっちゃんプロデュース曲「souls」も音域がかなり広い曲なのに、それもステージ上に寝そべってたり、踊りまくったりしながらも自在に歌いこなしていました。
宝塚を卒業後もこんな風にポップスの曲を歌っている姿が見られるのかもな〜と思うと、卒業は寂しいけど楽しみだな〜と思ったりしました。

アンコール曲

「souls」の後エンドロールの様に画像に出演者の名前と写真が一人ずつ映し出された後、宝塚の男役らしいブルーグレーの衣装に着替えたこっちゃんが登場しました。
ここで「souls」についての説明の後に、この後に歌う「星を継ぐ者」について語り出しました。
セットリストには載っていないので、ここからはアンコール曲という形なんでしょうか。

この「星を継ぐ者」は元星組トップスターの安蘭けいさんの主演作品『龍星』の中の曲ですが、こっちゃんがこの『龍星』を観劇して宝塚を目指したのはけっこう有名な話です。

こっちゃんはその話をしつつ、今まで歌いたいけど今じゃないなと思っていた曲で、いつか自分が一人前になった時に歌いたいと思っていて、卒業を決めた今だからこそ歌えると思ったと話しました。
ここでこっちゃんがこの曲を歌ってくれたことは本当に胸熱です。
この曲のことを知っている人ならなおさらだと思います。
ここの演出もまた素晴らしくて大感動でした。

そして、なんと最後は『グレーテスト・ショーマン』の「This is Me」でした!
イントロが鳴って英語で歌い出したこっちゃんに鳥肌が立ち、その後の出演者全員のコーラスの素晴らしさにまた鳥肌が…

最後は全員で手を繋いで客席にお辞儀しながら終わるのも最高に盛り上がって、終わった後もしばらく放心状態で動けなかったほど。
なのに、カーテンコールで袖から出てきたこっちゃんとメンバーのみんながゆる〜くて笑っちゃいました。

最後のこっちゃんのご挨拶も本当に温かくて、最後の最後まで感動しっぱなしで、本当に素晴らしいコンサートでした。
生で武道館で観られなかったのは残念だったんですが、配信でもこれが観られたのは本当によかったです。
こっちゃんがご挨拶で言ったように、一生の思い出になりました。

  

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