礼真琴の本当の最後の初日ご挨拶と囲み会見(涙)(星組 東京宝塚劇場公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』初日)

6月28日に初日を迎えた星組東京宝塚劇場公演。
私も一回だけですがなんとか行けることになったので、やっと東京公演が始まったのが嬉しい反面、こっちゃん(礼真琴)の卒業がいよいよとなってしまったのは、とても寂しいです。

今日のタカラヅカニュースでその初日の様子を見ることができました。

星組 東京宝塚劇場公演『阿修羅城の瞳』『エスペラント!』初日

初日を観た人の何人か方が宝塚での公演から『阿修羅城の瞳』でセリフが追加されたとポストされていました。

初日のダイジェスト映像でその追加されたセリフの場面も見ることができ、それが嬉しかったです。
どうやら原作にはあるセリフで、宝塚での公演ではカットされていたんだとか。
よりわかりやすくなったようです。

礼真琴の初日ご挨拶

最初は真面目に

カーテンコールでは、組長のちぐさん(美稀千種)がお芝居とレビューの説明をした後で、
「この公演はとても寂しい気持ちでいっぱいですが、長年星組を導き、輝き続けてきた一番地星組トップスター礼真琴の退団公演となっております」
という説明もあり、ここで早くもウルッときてしまいました。

そして
「私たちの想像をはるかに超えるパフォーマンスで見るものを圧倒させ、そして、なお進化が止まらない星男、星組トップスター礼真琴が皆様にご挨拶申し上げます」
との紹介を受けて、少し笑いながらこっちゃんが初日のご挨拶を始めました。

「宝塚大劇場公演の期間を過ごす中で、この二作品から得たもの、学んだこと、そしてお客様からのたくさんの愛情を改めてかみしめつつ、気持ちも新たにいざ東京へやって参りました」

と力強く言ったこっちゃん。

「ここからは、東京の皆様と、この東京の暑さに負けない熱さで、星組パワーをまき散らしていきたいと思っておりますし、まだまだ8月10日までここにいる出演者全員で、もっともっとより良い舞台をお届けできるように、そしてお客様が来てよかったと心から思っていただけるような舞台をお届けできますよう全員で、心を込めて務めてまいります」

と穏やかな笑顔で真面目にご挨拶しました。

その次のカーテンコールでも、宝塚大劇場公演から観に来ていた方、東京公演を心待ちにしていた方、劇場に来られなくても応援してくださっている方へも星組のパワーを届けられるよう全力で務めると話すこっちゃん。

めちゃくちゃチケット難となったこの公演、観たくてもチケットが取れなかったファンの人もたくさんいるということへの配慮も込めた素晴らしいご挨拶でした。

笑いでいっぱいのカーテンコール

次に幕が開いた時に、
「お楽しみいただけましたか〜?」
といつもの様に耳に手を当てて客席に問いかけたこっちゃん。

たくさんの拍手に嬉しそうに「はい、ありがとうございます」って。

お芝居、レビュー共に星組の魅力がたくさん詰まった作品。
「このシャンシャンの地球がこのぐらい小さく思えるほど、我々の愛情を大きく大きく育て、皆様に届けていきたいと思ってます」
と言ってる途中でなんかうまく言えてないな〜と思ったみたいで、笑いながら言ってて
「本気なのに」
って言うので客席大笑い。

気持ちが入りすぎて言葉がついてこなかったかな?(笑)
でも言わんとすることはわかりますよ、ちゃんと。

最後のカーテンコールでは、
「もう言うことわかってるでしょ?」
って突然言い出したこっちゃん。

朝起きて、カーテンを開けて皆さんも思いましたよねと言った後、

「東京はここ数日猛暑が始まりました!なぜなら…、せーの!星組が来たからです!!」

お客さんも「せーの」の後言ってくれたと見えて、

「その通り、その通りです。はい、そうなんです!」

とこっちゃん。

「なので、本当にええ、お互い体調に気をつけてですね、皆さんもどうか千秋楽まで元気に駆け抜けられるように。私たちも頑張りますし、皆さんも頑張ってください」

なんてお客さんの心配もしてくれるので、客席がわいてました。
こういうこっちゃんの楽しいカーテンコールが大好きです。

それなのに、もう最後の初日のご挨拶が終わっちゃいました(涙)
あと、タカラヅカニュースで見られるのは千秋楽のご挨拶だけかな〜

最後の舞台稽古後の囲み会見

そして、舞台稽古後の劇場ロビーでの囲み会見もこれが最後です。
今回はトップ娘役がいないので、こっちゃん一人での会見となりました。

まずは、宝塚大劇場での千秋楽の時の気持ちを訊かれて、まだ卒業したという実感はなく、すごいイベントの一日を終えたみたいな感覚で終えてしまったって。

『阿修羅城の瞳』は劇団☆新感線の作品の中でも数少ない男女の愛を描いた作品で、宝塚はそれがほとんどなのでプライドを見せつけつつ、宝塚だからこそできる作品にしたい。

そして『エスペラント!』は以前お芝居(『ディミトリ』)でお世話になった生田大和先生に書き下ろしていただいた作品で、どこか新しくて懐かしい作品。

その中の「青い星」という曲は千住明さんにこの公演のために書き下ろしていただいた新曲、そして黒燕尾の一人で踊るシーンは初めて振付に入った大石裕香先生と自分の思いや表現したいものを相談しながら作った。
というように二作品について愛情を込めて話すこっちゃんの姿がなんとも素敵です。

また宝塚大劇場で初舞台生と踊ったラインダンスのタップダンスは今回新しく加わった110期生と111期生と踊るので、自分が残すものを星組生が引き継いでくれていってくれるということをテーマに新たに作り直していると話していました。

今回の公演への思い、そして自分が去った後の星組生達についての思いがうかがえるとても温かい囲み会見でした。

こっちゃんの人柄やユーモアのセンスも垣間見えて、記者達から時折笑いも漏れていて、記者の皆さんにもこっちゃんが親しみを持たれているのがよくわかります。
きっとそのこっちゃんが卒業してしまうのは、記者の皆さんも寂しいだろうなと思いながらこの囲み会見を見ていました。

  

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