一昨日11月10日に花組宝塚大劇場公演の千秋楽でした。
この公演は永久輝せあ・星空美咲新トップコンビの大劇場お披露目公演であると同時に、凪七瑠海、綺城ひか理、泉まいらの退団公演でもあります。
なので、かちゃ(凪七瑠海)が宝塚大劇場を卒業した日でした。
まだ新人公演内だった頃から見てきたかちゃが大劇場を卒業だなんて、やっぱり寂しい気持ちが湧いてきます。
当日は外出先でSNSでの皆さんのレポートや、各社のネット記事を漁っておりましたが、タカラヅカニュースでようやく映像を見ることができました。
花組 宝塚大劇場公演『エンジェリックライ』『Jubilee』千秋楽
本編のダイジェスト映像では、皆さんのポストで見ていたアザゼル(永久輝せあ)とラファエル(綺城ひか理)のアドリブが見られました。
アザゼルに「もっと低くなれって」と言われて「それじゃ、全国の皆さんに見えないだろ!」というラファエル(笑)
あかちゃん(綺城ひか理)の素晴らしいアドリブでした!
凪七瑠海サヨナラショー
本編の後にはかちゃ(凪七瑠海)のサヨナラショーもありました。
セットリストは、タカラヅカニュースで流れなかったところは、観劇された方たちのレポートを参考にさせていただきました。
凪七瑠海サヨナラショーのセットリスト
1.「パッション・ダムール」(『パッション・ダムール-愛の夢-』より)凪七瑠海
2.「瞳の中の宝石」(『バレンシアの熱い花』より)凪七瑠海
3.「TAKARAZUKA 花詩集100!!」(『TAKARAZUKA 花詩集100!!』より)凪七瑠海・紫門ゆりや・泉まいら・糸月雪羽・聖乃あすか・一之瀬航季・和礼彩
4.「銀色の翼」(『カサブランカ』より)凪七瑠海・美風舞良
5.「世界を我らに」(『1789』より)凪七瑠海with花組生
6.「自由と抑制」(『激情』より)凪七瑠海・永久輝せあ
7.「誰が大切か」(『蘭陵王』より)凪七瑠海
8.「どうやって伝えよう」(『ロミオとジュリエット』より)綺城ひか理
9.「熱愛のボレロ」(『パッション・ダムール・アゲイン!』より)凪七瑠海
10.「ゴールデン・デイズ」(『パッション・ダムール-愛の夢-』より)全員
なんかとっても胸熱なセットリストですね。
初めの2曲はかちゃが専科生になってからの主演公演からです。
3曲目の「月組公演『TAKARAZUKA 花詩集100!!』は退団する泉まいらくんの期、100期生の初舞台公演で、当時月組生だったかちゃとゆりちゃん(紫門ゆりや)と一緒に歌うというのがいいです。
『カサブランカ』はかちゃが宙組時代に新人公演で主演した作品で、同じく宙組生だったあおいさん(美風舞良)と一緒にというのにグッときちゃいます。
残念ながら『1789』はタカラヅカニュースでは流れませんでした。
『激情』は昨年ひとちゃん(永久輝せあ)主演の全国ツアーでやったばかり。
ニュースでは流れませんでしたが、かちゃのメリメがひとこちゃんホセの背中を押して
「君の人生を歩いていくんだ。君の思い通りに、自由に、情熱的に。それが私の願いだ」
という台詞を言うところまであったそうで、なんて感動的な演出なんでしょう。
その後の『蘭陵王』も花組生と一緒にかちゃが主演を務めた作品ですし、選曲が素敵だな〜と思います。
そして、一緒に退団するあかちゃん(綺城ひか理)にはあかちゃんの星組時代の大切な役ベンヴォーリオの「どうやって伝えよう」を歌わせてるのもいいですよね。
最後の曲ではかちゃが舞台の真ん中で花組生一人一人を笑顔で見ながら手を差し伸べていって歌うのが感動的でした。
凪七瑠海のお花渡しと退団ご挨拶
かちゃのお花渡しには、組からはせおっち(瀬央ゆりあ)で、同期からは明日海りおさんでした。
せおっちはお花を渡しながらかちゃの耳元で何やら笑いながら囁いていて、客席からも笑いが起きていました(笑)
なんて言っていたのか教えてほしい〜
その後に明日海りおさんがかちゃにお花を渡したんですが、すごく丁寧に持つのを手伝っている様子にもほっこりし、その様子をせおっちがにこにこと見つめるのにもなんかほっこりしました。
それにしても、明日海りおさんとせおっちだなんて、なんてエモいお花渡しなんでしょう!
かちゃの退団ご挨拶での言葉にも胸が熱くなりました。
「宝塚と共に歩んだ人生、人生のすべてだった宝塚で、勇気を持っていろいろなことに飛び込み挑戦し乗り越えてきました」
と言った後に
「そして最後に私が勇気を持って行動したことは“退団”という決断でした」
って言うなんて、涙なしには聞けません。
そして、その決断をするには相当な勇気が必要だったけれど、いろいろなことがあった宝塚人生で最高に幸せだと言い切れる今、その決断をすることができたのはいただいたたくさんの愛のおかげだって。
最後は
「凪七瑠海に出会ってくださいました全ての方々」
と言いながら花組生を見渡し、
「長年応援し、支えてくださいました全ての方々に」
と言いながら客席を見渡し
「最大の愛と感謝の気持ちを込めまして、22年間本当にありがとうございました」
とご挨拶を終えました。
カーテンコール
永久輝せあの千秋楽ご挨拶
ひとこちゃん(永久輝せあ)の千秋楽のご挨拶の中で、
「たくさんの素晴らしい出会いと同時に大切な方々との別れが迫っていることも実感しております」
「出会いと別れ、そのどちらの中にも温かく大きな思いが溢れていることを、そしてそれがなんと惜しみなく注がれるものかをひしひしと感じた公演期間でした」
という言葉がすごく印象に残りました。
3人の退団者はひとこちゃんにとって縁の深い人ばかりなので、千秋楽における思いも強いんだろうなと思います。
退団者からの一言コーナー
恒例の退団者からの一言コーナー。
大階段を下りる前に組長さんから名前を呼ばれた時の「はい」という返事の声が裏返ってしまった泉まいらくんがそのことを反省していたり、ひとこちゃんとあかちゃんは黒燕尾の時のハグでお互い離してくれないかと思ったと言うのを聞いて温かい気持ちになりました。
それからかちゃの番になると
「まずはひとこちゃん宝塚大劇場公演でのトップお披露目おめでとうございます」
と最初にひとこちゃんへのお祝いの言葉を言ったかちゃにさすがだな〜と感心しました。
その後も
「皆様からの愛で何度もグッときてしまって情緒を保つのが必死だったけれども、今はとても清々しい気持ちです」
と言うかちゃに、ひとこちゃんも
「かちゃさんの最後のお姿を花組生が見届けられるというご縁に感謝しております」
と話し、2人でお辞儀し合う姿に心が温かくなりました。
最後は花組生全員を呼んでの花組ポーズ。
嬉しそうに一緒に花組ポーズをするかちゃの姿を見られたのも嬉しかったです。
さて、東京公演は12月7日に始まります。
私もやっと観劇することができます。
年をまたいで1月19日までの公演期間となり寒い時期での公演となりますが、出演者全員が健康で元気に過ごせますように、退団するかちゃやあかちゃん、泉まいらくんが幸せに退団公演をやり通せますように祈っています。
読んで頂き、ありがとうございました。
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